こんにちは あきです。
今回はヤエンストッパーはいる?いらない?位置から付け方まで徹底解説です。
私がヤエンストッパーなる小物を知ったのは今から約20年前位か、もう少しさかのぼりますが、そもそもヤエンストッパーを使用するポイントは…?
先に結論からお伝えするとヤエンストッパーの使用目的は…
②ヤエンに支点を作り重心移動で跳ね上げする為
当時はスマホも普及しておらずヤエンストッパーがそもそもいるのか?いらないのかも分からず苦労したのを覚えています。あと、付け方自体は分かるんですが、どの位置につけると一番良いのかも分かっていなくて頭の中でグルグル考えていましたw
前置きはこれ位にして早速、見ていきましょうかね
ヤエンストッパーっている?いらない?そもそもなに?
最近でこそヤエンストッパーを使っている人も増えてはきましたが、昔は使ってる人もあまり見掛けませんでしたし、釣具店で置いてるのも見掛けなかったので、恥ずかしながら最初の頃は実物も見た事なかったですw
色んな本を読みあさり理解出来た頃には釣具店で並び始めてた感じだったかもしれません。
現在は普通に釣具店で見掛けますし、消耗品とゆう事も有りまとめ買いする事も多くなりましたが、ヤエン釣り初心者には何の為にいるのかも分からないと思いますが、これが小さいながらも良く働くヤエン釣りの小物なんです。
ヤエンストッパーは必要かも
ヤエンストッパーはヤエン釣りして無い人から見れば何に使うものなのかも分かりませんから単なるゴムの塊に見えると思いますw
恐らく魚釣りの人でも分からないと思います。
釣りは色んな種類が有りますが、その釣り方の中で専用に使われる小物も多くヤエンストッパーもそんな小物の一つだと思います。
現に私もそうでした
なんじゃこれって
必要性や使い方なんかは後の章でお話しするとして、ヤエンストッパーの実物ってどんな形をしているのか知っておきましょう!
最初にもお伝えしていますように素材はゴムで出来ています
形は通常、釣具店で見かける浮き止めゴムのような楕円形では無く三角形の様な感じです。
半径1.5ミリなので1.4ミリのステンレス線で支柱を作成しても引っ掛かる様に出来ていますw
この仕組みからヤエンストッパーって名前が付いたんだと思います。
ヤエンストッパーはサイズ変更された?【2022年6月追記】
もう何年もヤエンストッパーは必要不可欠なヤエン釣り道具となっていますが、ここ最近妙にヤエンストッパーの段差がゆるくなってきているように感じたので実際に物差しで計ってみました。
※物差しでの計測なので実測値と違うと思うので参考値として捉えて頂ければ幸いです。
ヤエンストッパーの直径が小さくなってる?
ヤエンストッパーの長さは?
ヤエンストッパーの長さはチビられているのか確認した所、長さは以前と同じく1㎝のままで同じでした。
画像で比較してみますが画像サイズにもよるので一概に最近のヤエンストッパーの方が段差が小さいとはこちらの画像では言い切れませんが、円錐形の直径サイズは2019年10月以前のヤエンストッパーと比べて小さいのは明らかです。
ずんぐりしていたのが細長くなってきてるように感じます。
栄耀失調のヤエンストッパー
私の測り方がマイクロゲージなどを使用した測定では無い為、絶対かと言われれば100%絶対とは言い切れない部分がありますが、手測定でも0.5㎜の誤差はいくら何でも分かるとも思っています。
カツイチさんが回答して頂ければ謎も解けますが…。
ヤエンストッパーの付け方は?画像で解説!
ヤエンストッパーの付け方
ヤエンストッパーの付け方はいたって簡単ですw
ヤエンストッパーには細い針金が通してあるのでその針金の先の輪っか部分に釣糸(ライン)を通して下さい。
テキストにも有りますように、釣糸(ライン)を通した状態で両端をしっかりと持って針金部分を引きながらヤエンストッパーの中に釣糸(ライン)を通していきますが
この時の注意点としてはワイヤーに頼り過ぎると針金が土台から抜ける事も有るので、どちらかと言うと針金を張りつつヤエンストッパーを指で送り込んでいくようなイメージです。
そんなに難しい事は有りませんので初心者の方でも大丈夫かと思います。
上手く釣糸(ライン)がヤエンストッパーに通りますと下の画像の状態になりますw
後は先にオトリフックに針を結べばOKですw
こちらのスナップスイベルは私の使用しているモノよりもより強度があるタイプで約5.9キロの荷重まで耐えられる強度です(私の使用しているセフティースナップNTパワーの強度は4.8キロ)
オトリフックのヨリ戻し部分は重要です。
やわな物では壊れますよ!
今年のトーナメントで優勝を飾ったアオリイカでもヤエン針が伸びかけてましたからデカイカの引きの強さが想像できると思いますw
市販されてる針とタル型サルカンが連結されたオトリフックよりもローリングサルカンは回転性能と強度、どれをとっても勝っており、50本パックで購入すればさらにお買い得かとも思いますので、未だ試した事が無いならタル型サルカンとローリングサルカンの違いを一度試してみてはいかがでしょうか?
【リサイクル】ヤエンストッパーは再利用する
釣り終了後には釣糸(ライン)から外さないといけなくなりますが、ヤエンストッパーの付いたラインを長めにカットしておけば次回再使用も可能です。
再利用手順
- step1ヤエンストッパーがついた状態でラインを長めにカット
- step2ヤエンストッパーが細くなっている側の上を軽く丸結び
- step3丸結びした結び穴へラインを通して結ぶ
- step4結び目からラインが抜けないように保持しヤエンストッパーを動かしていく
- step5道糸は側へヤエンストッパーが移動
- step6完了
基本、インターラインロッドの場合はヤエンストッパーは再利用しない人が多いと思いますが、上記方法なら再使用も出来ますよ w
アウトガイドロッドロッド使用の場合はヤエンストッパーを外さずにそのまま巻き取って次回再使用しましょう。
ヤエンストッパーって必要な小物なの?
ヤエンストッパーは無くてもヤエン釣りは出来ますが、殆どのヤエンにはあった方が間違いなく良い小物です。
何が良いのかと申しますとヤエンストッパーが有るのと無いのとでは針掛かりが全く違ってきます。
ある時~♪
ない時~♪
551・・・や無くてヤエンストッパーです。
ヤエンストッパーの役割
役割としては主に2通り有りますので初心者アングラーの方は頭の片隅にでも留めてといて下さい。
② 支柱がヤエンストッパーに引っ掛かる事により、支点が生まれ意図的にヤエンを跳ね上げる事が可能(釣糸(ライン)を緩める)
主に上記2点の作用が期待でき釣果にも釣趣にも影響を与えるので初心者アングラーは使用した方が良いと思います。
但し、ヤエンの種類によってはヤエンストッパーが引っ掛かる部分(糸掛けリング)が無いタイプのヤエンも有りますのでヤエンのタイプを見ながら決めれば良いと思いますが判断に困ったら付けておく方が無難です。
ローラーヤエンタイプの殆どは糸掛け部(支柱)はローラーから釣糸(ライン)が外れない為のガイド的な役割で付いているだけなのでヤエンストッパーを使ってもあまり効果を感じないかもしれません。
ヤエンストッパーはヤエンの糸掛け部分が引っ掛かるか、引っ掛からないかが一番の重要ポイントで引っ掛からないヤエンに使ってもヤエンストッパーの本領は発揮できなくなります(単なるゴムの塊になります)
ヤエンストッパーの位置はどこに付けるの?
ヤエンストッパーの取り付け位置
ヤエンストッパーの位置に関しては画像参照頂ければ分かり易いと思いますが赤線の間が2センチから4センチ位で問題は無いんですが、実際にヤエンを滑らすと角度によっては、赤線部分のオトリフックの結び目で止まる場合と水色ラインまで進む場合があります。
一応、岡三支点ヤエンを例に取って説明しますとヤエンストッパーが第一支柱でも第二支柱で引っ掛かっても跳ね上がるのでヤエンストッパーの位置はそれほど神経質にならなくても問題ありませんが第一支柱と第二支柱の間が4センチで作製されている為、ヤエンストッパーはヨリ戻し尾針結び目から4センチに付けるのが良いでしょう。
ヤエンストッパーの使い方を知っておこう!
ヤエンストッパーの利点
ヤエンストッパーの使い方は先に説明した2点です。
一つ目はアオリイカに行きついたヤエンが後退するのを防ぐ事とヤエンストッパーで支点を作りヤエンを跳ね上げる事、ここに尽きます。(テコの原理で跳ね上げる)
先ず、一点目のアオリイカに行き着いたヤエンがバックし難くなるに関してはアオリイカがキロ以上になってくるとジェット噴射一発でヤエンは見事に後退しますw
ヤエンがアオリイカに行きついたであろう時にジェット噴射をされれば、アオリイカから一瞬ヤエンが離れてる場合が殆どなので竿(ロッド)でいなして無理に引かない様にしましょう!
無理に引けばアジを離して逃げられてしまいますので注意して下さいねw
二点目のテコの原理で跳ね上げるには釣糸(ライン)を張ったり緩めたり操作しながらヤエンを進めていきます。
イメージ的にはイラストの様な感じです
この竿(ロッド)を操作を繰り返しおこなうと水中では次のイラストの様な感じにアオリイカの下側からヤエンが忍び寄り、最後に緩めた時に少しバックしながらヤエンストッパーに引っ掛かりテコの原理でヤエンが跳ね上がりアオリイカに掛かると思います。
ただ、本当に掛かっているかどうかは分かりませんので強引なやり取りはせず寄せてきましょう!
ヤエンが到達しているかどうかの判断は経験を積まないと難しいかもしれませんがメカニズムは覚えておいて下さいねw
こちらで記事にしていますのでまだなら読んでみて下さい。
ヤエンストッパーがズレないオトリフック結び方(アジフック)
ヤエンストッパーのズレ解消
ヤエンストッパーを使用していて知らない間にヤエンストッパーがズレてる事ってないですか?
特にラインが細い時に頻繁に起きる。
せっかく4センチの位置にセッティングしても針側にズレたりしてて知らずにヤエンを操作しても役割が果たせませんよね?
なので私はヤエンストッパーのズレ防止とチモト(オトリフックの結び目)補強の意味も兼ねてダブルラインで結束する様にしています。
バスプロなんかの殆どはパロマーノットで結束されてると聞きます
理由は全てがダブルになるからです。
針の管の部分の内側と外側の全てがダブルで結ばれる事によりパロマーノットの場合はダブルクリンチノットよりも遥かに強度は強くなります。
私がおこなっているノット(結び方)はチチワ結びのダブルヨリラインです。
こちらのノットはサルカンリングに結び目が無い為、安定した結束強度が保たれダブルヨリにする事によるスレに対しての強度も上がっています。
エンドノットも八の字ダブルですので強度はパロマーノットにも迫る形になり、しかもダブルラインにするのでヤエンストッパーがズレたりしません(細いラインの場合は逆方向にズレる可能性は有る)
又、全てがダブルで結束されますのでクリンチノット、ダブルクリンチノットよりも遥かに安定した強度も得られます。
結び目以外の何もない所から切れたと言う事はラインにキズが入っていたか、ラインの強度の100%以上の負荷が掛かった以外は切れないので覚えておくようにしましょう。
それを踏まえ釣糸(ライン)の本来持ってる強度に対して出来る限り強いノット(結び方)で結ぶ事が大切です。
チチワダブルヨリ結びを動画にしましたので興味ある方はご覧下さい。
コメント