ヤエン到達が分からないのはヤエン師の永遠の悩み?
ヤエン到達って明確に分かりますか??
ヤエンがアオリイカの近くに行けば嫌がるので分かる・・・
あながちウソでも無いですがこれではヤエンが到達しているかを判断する要素にはなりませんね、だってまだヤエンが到達してないんですからw
こんなセリフよく聞きませんか?ヤエンを入れて少し時間経過してるからナンボ何でも届いてるやろ・・・ほんまかいな~これも基準が有りません
最近、お問合せやコメントでヤエンが到達したのはどうしたら分かるの?って良く聞かれるので今回記事にしてみました。
ヤエン到達が分かる為にはヤエンストッパーは必需品
ヤエンストッパーは到達を明確にする名脇役
ヤエンストッパーを装着する事によるメリットは二つあります。
- ヤエンストッパーに引っ掛かる事によりヤエンがバックし難い
- 支柱が引っ掛かる事によって支点が出来きラインを緩める事によりオモリが下がって跳ね上がる
大きく分けて上記二点でしょうか? 写真を見て頂ければ分かりますがヤエンストッパーは三角形の形をしておりヤエンが進行してくる方は段差がなくスムーズにヤエンストッパーを越えられるように作られていますが一度ヤエンストッパーを越えると段差が有る為に容易にヤエンがバックしない様な形に作られています。
又、重心が後ろに設定されているヤエンの場合は支点がヤエンストッパーに引っ掛かる事によりヤエンが跳ね上げられます(支点になっている支柱から後方の支柱迄の長さ分ラインを緩めればオモリ側が下がり逆に針側である前側が上がる)
公園にあるシーソーを思い出して頂ければ分かりやすいかと思います。
ヤエンストッパーを使用する事によりテコの原理が使えるとゆう訳です。
ヤエンストッパーは安価な商品ですので切らさないように常にフィッシングベストと道具入れに入れておいて下さいw
テコの原理とはを論理的に説明してくれてますのでウィキペディアを引用します。
てこの原理[編集]
てこには支点・力点・作用点があり、支点を中心に回転しうる天秤や輪軸がある時、力点は力を加える点、作用点は力が働く点であり、普通は作用点にはおもりなどの負荷がある。支点は動かないよう固定しているため、力点を動かすと作用点が動く仕組みである。
てこを使う上で重要なのは、支点・力点・作用点の位置関係、特にその間隔である。てこで大きな力を得ようと思えば、なるべく支点から離れたところに力点を置く、あるいは支点のなるべく近くに作用点を置けばよい。小さい力を得ようと思えばその逆を行えばよい。実験をすると支点から力点までの距離が支点から作用点までの距離の2倍であれば、得られる力は加えた力の2倍になることがわかる。この関係を式で表すと、下記のようになる。
てこの種類[編集]
てこは支点、力点、作用点の位置関係により、以下の三種類に分類される。三点を一直線上に並べたとき、真ん中が支点になるものを第1種てこと呼ぶ。同様に真ん中が作用点であれば第2種、力点であれば第3種と呼ぶ。英語では、てこの三種類で真ん中に来る点をそれぞれfulcrum(支点), load(作用点), effort(力点)として、flex と呼ぶ覚え方がある[5]。
ここでは、説明のため支点、力点、作用点が一直線上にあるが、実際はその必要はない。くぎ抜きはそのよい例。
第1種てこ[編集]
てこで大きな力を得る場合は、力点と作用点の間に支点を置く。力点を右側とした場合は、左から「作用点、支点、力点」の順になる(右図参照)。力点で加えた小さい下向き力は、三角形で支えられる支点を媒介して、作用点で大きな上向きの力となる。 力点と作用点を入れ替えると要する力は大きくなるが、動きを大きく、あるいは速くすることができる。
代表的なてこの一種で、古くから巨石などを動かすのにも使われてきた。この種類のてこを用いて大きなものを小さい力で動かす仕組みを使っている道具として、くぎ抜き、洋はさみ、缶切り、ラジオペンチ等がある。 小さなものを速く大きく動かす仕組みとしてはトレビュシェットがある。おもりが落下することによって石弾を高速で投擲(とうてき)することができるが、おもりは石弾の数倍〜数十倍の重量が必要となる。
第2種てこ[編集]
大きい力を使う場合はもうひとつの構図もある。作用点を中心に置き、力点と支点が外側になる場合である。力点を左側に置いた場合は、左から「力点、作用点、支点」の順になる(右図参照)。力点に加えた小さい上向きの力は、作用点で大きな上向きの力となる。
これも、小さい力を大きな力に変えて加えることができる。この方法を使って大きな力を加えて用いる道具には、栓抜き、くるみ割り器、蟹割り器、穴あけパンチ、空き缶つぶし器、等がある。スプーン曲げもこの方法を利用している。
第3種てこ[編集]
逆に、てこで大きな運動を得る場合は、支点を力点と作用点の外側で、かつ力点に近い場所に置く。左側を作用点とした場合は、左から「作用点、力点、支点」の順になる(右図参照)。力点に加えた小さな運動は、作用点において大きな運動となる。その代償として、この種類のてこでは、加えた力よりも小さい力が伝えられる。この種類のてこを用いた道具には、ピンセット、トング、手持ち式のホッチキス、箸、和鋏などがある。
その他[編集]
実際の道具や機械には、てこの仕組みを複数使っているものがある。例えば爪切りは、力点、支点、作用点、各2つずつあると考えることができる[6]。
テコの原理をヤエンに置き換えるにはヤエンストッパーは欠かせません。
ヤエンストッパーが無ければヤエン自体が止まる(引っ掛かる)事は無いので当然ですが支点も力点も作用点も生まれる事は有りませんのでヤエンが支点を中心に跳ね上がる事もありません。
もう少し詳しく説明しましょう!
ヤエン到達はどうしたら分かるのか? ヤエンの進め方が肝!
【水中イメージ画像】
ヤエン到達の分かるヤエンの進め方
ヤエンストッパーが必要なのは理解頂けたでしょか?(殆どのヤエンは必要)
アオリイカにヤエンを到達さす為には通常はラインを張ったり緩めたりしながらアオリイカの下側からヤエンを入れ込みますがこの時注意して欲しいのがラインを緩めた時のヤエンのバランスです。
ラインを緩めた時のバランスは指で支柱を掴んでバランスを取ってる状態と同じ状態となりますので平行バランスか気持ち針側が上がるバランスが良いバランスと思います。
針側が下がるバランスの場合はヤエン進行中やラインを緩めた際に海藻等に引っ掛かるリスクが平行バランスよりも増えますので出来れば平行バランスか気持ち針側が上がるバランス設定が望ましいと思います。
イラスト見ながらイメージして頂きたいのですが張ったり緩めたりテンションを操作しながらヤエンを進行さしていくのですが一点だけ注意点が有ります、緩める際はオーバーアクションにならないように注意して下さいね! たかだか30~40㎝のヤエンを進行さすだけなんでラインがフケフケになる位緩めなくても大丈夫です。
ラインは緩める際は張らず緩めず位でOKです。
その様な状態でヤエンを進めていくとラインを緩めた際はヤエンは進行を止めて沈んでいこうとします。当然ですが張らず緩めずにしているラインはヤエンに引っ張られるので穂先は再度おじぎ(曲がる)をします。
この時、あまりにも軽量なヤエンだと感度ビンビンのアウトガイドロッドですら分かりずらいのである程度の重さが有るヤエンの方が操作性は高まります。逆にゆうと軽量ヤエンは張ったり緩めたりしながら進めても分かりずらいので直線的に進めるしかなくなりますし軽量ゆえ、水中での進行速度も落ちます。
バランス部分にローラーが付いてるイコール進みやすいですが逆にもどりやすくもなります。
私のオリジナルヤエンのテストでは2号前後までなら問題有りませんでした(以前は2号オモリは弊害が出ると書きましたがテストした結果問題ないのが分かりましたので訂正します)
基本、海中に入ればローラーあろうが無かろうが進行速度は少しウェイトが有る方が早く到達します。軽量ヤエンは進行は遅いですので間違わないようにして下さい。
補足としては同じローラー装着でもウエイトが0.5gより1.5g装着してる方が断然早いですよ!
ちょっと脱線しちゃいましたね。
ヤエン到達さすまでのロッド操作
張る緩める感じをイラスト2でイメージして下さい。
【陸上イメージ画像2】
上の水中イメージ画像と合わせてみて頂ければイメージし易いかもしれません。
グ~っと穂先が少し曲がる位に張って張ってスッと戻す感じです・・・言葉が適正かどうかは微妙かもしれませんがw
戻す場合は穂先が真直ぐになってラインを張らず緩めずの感じです。最初は緩め過ぎてしまうかもしれませんが脇を締めてやってみて下さい。
この時にヤエンがアオリイカに到達してないなら穂先が直ぐに曲がり込んでいきます。先程も説明したようにヤエンが沈んでいくからですね
張ったり緩めたりしながら進めますとヤエンはアオリイカの下側でブラブラした状態となり次の張る行為により支柱が持ち上げられ下側からヤエンが進行しヤエンストッパーを越えます
ここからがクライマックスです。
ヤエンストッパーを越えた状態でラインを緩めますとヤエストッパーに支柱が引っ掛かり支点が生まれてウエイト側が下がって針側が跳ね上がります(支点から後ろの支柱迄の長さ分)
跳ね上がったヤエンの針がアオリイカに当りますので後ろのウエイトもそれ以上には下りません。要はそれ以上、道糸を引っ張る事は無くなるとゆう事です。
なのでヤエンはアオリイカと一体になり沈んでいかないのでこの時ラインは緩まったままの状態(厳密には緩まる時間はヤエンが沈んでいく時より長い)となりますので穂先とラインに集中していればヤエンがアオリイカに到達したと判断できる訳です。
ここまで読んでも分からなければヤエンストッパーを装着して実際にヤエンをラインに通して跳ね上げて下さいw
あと、別の話になりますが可動部が付与されたヤエン(跳ね上げヤエン)が進行力でアジにぶつかって跳ね上がるとお思いの方が少なからずいらっしゃる様ですがその様な力で跳ね上がる事など有りませんよw
大気中と水圧の有る海中とは全く違います、勢いで跳ね上がる事など100%有りません。
万が一、跳ね上がるヤエンが有れば衝撃でアオリイカが逃げていきますよw w
風呂の中で跳ね上げヤエンの可動部を指で押してみれば分かります、水深10㎝でも水圧はスゴイデスヨ!
水圧はそんなに甘くないですから・・・w
ヤエン到達が楽に分かる為には感度の良いロッドがおすすめ
ヤエンを進行させ到達を感じ取れる感度を持ったヤエン竿
せいぜい10g~20g程のヤエンを投入からアオリイカまで行き着かすには感度の良いロッドが不可欠となります。
先日、記事にも書いたようにヤエン釣りは浮きでアタリを取る釣りとは趣向も違いますしロッドに求められる物も変わってきます。
一律に何号の磯竿がおすすめとか胴調子のロッドがいいとか情報が錯綜しているのが現状です。ある程度の範囲ならどの様なロッドを使用してもアオリイカは釣れますが少しでも楽しみたいとか
少しでもヤエン釣りを理解したいのであれば相当の道具を選ばれる事をおすすめします。
その様な道具を使うとより深い考えでヤエン釣りも出来る事でしょうし楽しみも人の10倍は楽しめると思います。
案外、ヤエンに向いたロッドは少なく柔らかく良く曲がるけれど張りがある穂先を持ったヤエン竿はあるようでなかなか無いのが現状です(ヘニャヘニャのロッドは沢山販売されてます)
ヤエン釣りにはヤエン進行だけではなく掛け方や使うラインによってトータルバランスを考えて選ぶ事により他人が味わう事の出来ないヤエン釣りが可能となります。
今回はヤエン到達についてのお話となりましたが目で見えない水中像を可視化し長年の経験と勘の世界から少しでも脱却できたヤエン釣りが出来ればと思い記事にしてみました。
先ずはお持ちの道具で確かめてみて見るのも良いのではないでしょうか?その上で足らずを感じたのなら上達してる証拠ですので欲求を充足してくれる道具を使ってみて下さい。
今回はこの辺りで失礼します。
お付き合い頂きありがとうございます。
ご参考になれば幸いです。
便利な小物!ヤエンストッパーはヤエン釣り初心者の必需品 | あきブログ ヤエン釣り情報サイト
こんにちは あきです。 私がヤエンストッパーなる小物を知ったのは今から約20年前位か、もう少しさかのぼりますw 当時はインターネットもスマホも普及しておらず調べる事も出来ずにヤエンストッパーって何の為にあるのか、どうやって使うのか?そもそもヤエンストッパーって必要なの?って頭の中でグルグル考えていましたw …
コメント
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嶺上開花さんコメントありがとうございます。
今のところFacebookやTwitter、Instagramはやってないのですよ…m(__)m
やろうかなと思ってますがどれが良いのか…