こんにちは、ブログ管理人のあきです。
アオリイカ釣りを楽しむ皆さん、釣ったイカをどうやって活かしていますか？
せっかくの釣果も、弱ってしまったり、墨を吐いて鮮度が落ちてしまったりすると、少し残念ですよね。また、「スカリが破れてイカが逃げた」「ウツボに食べられてしまった」といった悔しい経験をした方も少なくないでしょう。
そんな悩みを解決し、新鮮な状態でアオリイカを持ち帰るために欠かせないのが「スカリ」です。
この記事では、「アオリイカ スカリ おすすめ」というキーワードで検索するあなたのために、釣り歴30年以上の私が厳選した失敗しないスカリの選び方から、フローティングタイプやウツボ対策に優れたモデルまで徹底解説します。
最適なスカリを見つけて、思い出に残る一枚を撮影し、最高の食卓を囲むための第一歩を踏み出しましょう。
アオリイカ スカリの選び方｜失敗しない3つのポイント
「スカリ」と一口に言っても、様々な種類があり、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。実は、釣行スタイルやターゲットによって最適なスカリは変わってきます。
ここでは、アオリイカ釣りをより快適にするために知っておきたい、スカリ選びの重要なポイントを3つご紹介します。この3つのポイントを押さえるだけで、スカリ選びの失敗はグッと減り、釣りの効率も格段にアップするはずです。
タイプで選ぶ｜ラバータイプ？ 組紐タイプ？
アオリイカ用のスカリは、主にネットの素材によって「ラバータイプ」と「組紐タイプ」の2種類に分けられます。それぞれの特徴を理解し、自分の釣行スタイルに合ったものを選びましょう。
✔️ ラバータイプ：強度が高く、ウツボなどの天敵からイカを守ってくれるのが大きな特徴です。網目が細かいため、イカの足や胴体がスカリの外へ出ないため、魚などに釣ったイカを傷つけられ難いというメリットもあります。また、墨を吐かれても洗い流しやすく、メンテナンスが簡単な点も魅力です。
✔️ 組紐タイプ：昔から使われている、網目が粗いタイプのスカリです。水を通しやすいため、イカが弱りにくいというメリットがありますが、網目にイカの足が絡みやすかったり、ウツボに狙われやすかったりというデメリットもあります。日本海（近畿や島根エリア）ではウツボがいないのでこの手のスカリは重宝しますが、太平洋側（和歌山・三重・高知・徳島エリア）ではウツボに破られる可能性が高いのでおすすめできません。
サイズで選ぶ｜釣行スタイルに合わせた最適なサイズ
スカリのサイズ選びは、釣果を左右する重要なポイントです。小型の秋イカを数釣りしたいのか、それとも春の大型アオリイカを狙うのかによって、最適なサイズは変わります。
- 小型（〜35cm程度）：秋イカの数釣りや、1キロ前後のアオリイカをターゲットにする際や、ランガン主体の釣行におすすめです。コンパクトで軽量なものが多く、持ち運びが楽なため、機動性を重視するスタイルに適しています。
- 中型（〜50cm程度）：秋イカから春の大型アオリイカまで、幅広く使える万能サイズです。迷ったらこのサイズを選んでおけば、多くの状況に対応できます。
- 大型（50cm〜）：春の大型アオリイカを本気で狙う方や、複数のイカをキープしたい場合におすすめです。大きなイカもゆったりと泳がせることができ、墨を吐きにくく鮮度を保ちやすいという利点があります。
スカリのサイズは大きいに越したことはないですが、自分のスタイルにあったスカリを購入するようにしましょう。
機能性で選ぶ｜ウツボ対策・持ち運びやすさ・耐久性
スカリの機能性も、快適な釣行には欠かせません。特に重要な3つのポイントを解説します。
ウツボ対策：アオリイカをキープしている際に、厄介な存在となるのがウツボです。スカリの網目が粗いと、ウツボに足をかじられてしまうことがあります。これを防ぐためには、網目が細かいメッシュ素材や、強度の高いラバーネットが使われているスカリを選ぶと安心です。
持ち運びやすさ：ランガンスタイルでは、折りたたみ式でコンパクトに収納できるスカリが便利です。また、ロープが付属しているか、カラビナなどを取り付けられるDリングがあるかなどもチェックしておくと良いでしょう。
耐久性：磯場や堤防で使う場合、スカリが擦れて破れてしまうことがあります。特に底面や角は負担がかかりやすいので、二重補強が施されているものや、劣化に強いEVA素材が使われているものがおすすめです。長く愛用するためにも、耐久性は重要なポイントです。
【釣り歴30年が厳選】アオリイカ用スカリおすすめ6選
ここからは、実際に私が使ったり、周りの釣り仲間から評判を聞いたりして、自信を持っておすすめできるスカリを厳選して6つご紹介します。機能性やデザイン、コストパフォーマンスなど、それぞれの個性が光るアイテムばかりなので、あなたの釣行スタイルにぴったりのスカリがきっと見つかるはずです。
DRESS（ドレス） スカリ
DRESS（ドレス）のスカリは、大口径の開口部と上部の切り込みファスナーで、イカをスピーディーに出し入れできる点が最大の魅力です。手返しを重視するエギングやヤエン釣りで、非常に重宝します。
また、個人的に特に評価したいのは、ウツボ対策に優れた丈夫なラバーネット。テトラポットの隙間に落ちにくい四角い形状も相まって、安心して使えます。
そして、他社スカリとの決定的な違いは、2重底と太番手ファスナーです。
特にファスナーに関しては、開閉のしやすさに加えて、錆びにくく頑丈に作られているので、さすが先駆けといえるスカリです。
＜体験談＞
以前、磯場で大型のアオリイカを釣った際に使用したのですが、想像以上に安定感があり、安心してイカをキープできました。
ロープに付いている滑り止めや、本体を傾けてくれるDリングなど、細かな部分まで使いやすさが考えられていて、さすが釣り人目線の製品だなと感じました。
ただ、サイズが大きいモデルは、持ち運び時に少しだけかさばるのが正直なところです。
MAGBITE（マグバイト） フローティングスカリ DX
現場での使いやすさを徹底的に追求して作られたのが、MAGBITE（マグバイト）の「フローティングスカリ DX」です。上蓋に浮力体を内蔵しているため、波に揺られても安定しやすく、キープしたイカが弱りにくいのが特徴。
エギングやアジングなど、様々な釣りで使える汎用性の高さも魅力です。折りたたみ式なので、使用後はコンパクトに収納でき、クーラーボックスなどにも入れやすいのは嬉しいポイント。
ロープは別売りですが、好みの長さや素材を選んでカスタマイズできると考えれば、これもメリットと言えるでしょう。
APIA（アピア） パカスカ フローティングスカリ
「え？まだチャック開けてるの？」というユニークな発想から生まれたのが、APIA（アピア）の「パカスカ フローティングスカリ」。
その名の通り、チャックを開けずに魚を投入できる窓を搭載しています。
フィッシュグリップで掴んだままスルッと入れられるので、魚へのダメージも少なく、手返しが格段に上がります。また、中からは開かない構造になっているため、一度入れたイカが逃げ出す心配もありません。
底のマチ構造で少量の水を溜めたまま移動できるのも便利で、大会中のキープや写真撮影の際にも活躍してくれるでしょう。
Tsulino（ツリノ） フロートスカリ
釣具店から生まれたブランド、Tsulino（ツリノ）の「フロートスカリ」は、コストパフォーマンスに優れたアイテムです。上蓋に高浮力のポリエチレンを採用しており、水面にしっかりと浮いて安定します。
また、ワンタッチで開閉できる大型の投入口は使いやすく、7mの滑り止め付きロープも付属しているので、買ったその日からすぐに使えるのが嬉しいですね。
セミハードバッカンと組み合わせれば、活かしバッカンとしても使えるので、収納や持ち運びをコンパクトにまとめたい方におすすめです。
タカ産業 プカプカスカリⅡ
「プカプカスカリⅡ」は、投入口に工夫が凝らされているスカリです。
釣ったイカや魚をサッと入れられるプッシュ式の投入口を採用しており、手返しがスムーズになります。蓋部分にウレタンが内蔵されているので、水面にぷかぷかと安定して浮く安心設計。
ナスカン付きのロープ取り付けカンも備わっており、堤防やボートなど、様々な場所で簡単に固定できます。短時間釣行から本格的な釣りまで、幅広く活躍する使い勝手の良さが魅力です。
Chonmage Fishing フローティングスカリ
釣り人の声を徹底的に反映して作られたのが、Chonmage Fishingの「フローティングスカリ」。特に目を引くのは、PVCで補強されたファスナーです。勝手に開いてしまうのを防ぐ工夫がされており、底面や角も徹底的に強化することで、全体強度は約40％も向上しています。
磯場でのタフな使用にも耐えうる耐久性の高さが最大の魅力と言えるでしょう。
また、大きく斜めに開くファスナーはイカの出し入れをスムーズにし、入り口にメジャーが付いているので、サイズを測る手間も省けます。実用性とデザイン性を両立した、頼れる一品です。
アオリイカを活かして持ち帰るためのスカリの使い方
せっかく良いスカリを手に入れても、使い方が間違っているとアオリイカを弱らせてしまう原因になりかねません。ここでは、釣ったイカを最高の状態で持ち帰るために、知っておきたいスカリの設置方法や注意点について解説します。
スカリの設置場所｜イカが弱りにくいポイントとは？
スカリを設置する際、最も重要なのは「イカが弱りにくい環境」を作ることです。以下のポイントを意識して設置場所を選びましょう。
✅ 水通しの良い場所を選ぶ：常に新鮮な海水が入れ替わる潮通しの良い場所を選びましょう。淀んだ場所にスカリを置くと、水中の酸素濃度が低下し、イカが弱ってしまいます。
✅ 水深に注意する：スカリを浅すぎる場所に設置すると、波の影響を受けやすくなり、イカが揺られて弱る原因になります。また、太陽の光が直接当たると水温が上がり、イカにストレスを与えてしまいます。適度な水深があり、日陰になるような場所が理想的です。
✅ 障害物から離す：テトラや岩場にスカリが擦れると、ネットが破れたり、キープしたイカが傷ついたりする原因になります。特に、ウツボが潜んでいそうな場所は避けるようにしましょう。
イカの投入方法と注意点
アオリイカをスカリに入れる際は、なるべくイカにストレスを与えないようにすることが大切です。
⭕ 丁寧に入れる：イカは非常にデリケートです。釣ったイカを無理やりスカリに押し込むと、足や胴体を傷つけてしまいます。なるべく優しく、静かに入れてあげましょう。
⭕ 素手で触らない：釣り上げたアオリイカを太陽光で熱せられた地面や岩場に直接置かないようにしましょう。また、むやみに素手で触らないようにし、できるだけイカバサミで掴むようにして下さい。
⭕ 墨を吐かせてから入れる：イカは驚くと大量の墨を吐きます。スカリの中で墨を吐かれると、水が濁り、他のイカも弱ってしまいます。可能であれば、スカリに入れる前に一度、別のバケツなどで墨を吐かせてから入れるのが理想的です。
⭕ 過密にしない：一度にたくさんのイカを入れすぎると、過密状態になり、イカ同士がぶつかり合って弱ってしまいます。スカリのサイズにもよりますが、無理のない範囲でキープするようにしましょう。
釣行後のメンテナンス方法
スカリを長く愛用するためには、使用後の手入れも重要です。
釣行後、できるだけ早くスカリ全体を真水で丁寧に洗い流すことが大切です。
特にファスナーやロープの付け根部分は塩分が残りやすいので、念入りに洗うよう心がけましょう。私の場合は5分間ほどドボ漬けし潮抜きし、さっと水を切って乾かすだけです。
濡れたまま放置するとカビや錆の原因になるため、乾燥を怠らないように注意しましょう。
上から水を掛けるより、隅々まで真水が入り込み、錆びを防いでくれます。
シーズンオフの時は、ファスナー部分へシリコンスプレーするのがポイントです。
釣りの常識？アオリイカはストリンガーではダメな理由
釣った魚を活かしておくアイテムとして「ストリンガー」を思い浮かべる方もいるかもしれません。アオリイカは比較的水深のある筏などでは一時的なキープも可能ですが、基本的にストリンガーの使用はおすすめできません。
なぜなら、アオリイカは非常にデリケートな生き物だからです。
ストリンガーは魚の口元にフックを掛けて繋ぎ留めるのが一般的な使い方ですが、イカの場合は胴体にフックを掛けることになり、ウツボやカワハギ・フグなど、イカを狙う天敵が生息している場所では、イカが襲われる危険性も高まります。
特に磯やテトラ帯では、ストリンガーを使用するとイカが岩などに擦れて傷ついたり、弱ったりする可能性が高いため、使用は避けるべきです。
デリケートなアオリイカは、広い空間で自由に泳がせておけるスカリにキープするのが、鮮度を保ち、イカへのダメージを最小限に抑えるための最適な方法と言えるでしょう。
独自調査！フローティングスカリのメリット・デメリット
近年、多くのアングラーに愛用されているフローティングスカリですが、なぜこんなに人気なのでしょうか？
そして、購入前に知っておくべき注意点はあるのでしょうか？
ここでは、私が独自に調査したフローティングスカリのメリットとデメリットを、包み隠さずお伝えします。
メリット｜なぜ人気なのか？
- イカが弱りにくい：上蓋の浮力体で水面に安定して浮くため、常に新鮮な海水がスカリの中に入り込みます。これにより、アオリイカを元気なままキープしやすく、鮮度を保った状態で持ち帰ることが可能です。
- 設置・回収がラク：浮力が確保されているため、水面に浮かせておけばOK。堤防の縁など、ロープを結べる場所さえあれば、簡単に設置できます。また、回収時も水面から引き上げるだけなので、重さを感じにくく、スムーズに作業できます。
- ランガンスタイルにも対応：折りたたみ式でコンパクトに収納できるモデルが多いため、機動性を重視するランガンスタイルにも最適です。釣りの邪魔にならず、必要な時にサッと取り出して使えます。
デメリット｜注意すべき点はある？
- 風や波の影響を受けやすい：風が強い日や波が高い日には、スカリが流されてしまったり、大きく揺られてイカが弱ってしまうことがあります。ロープをしっかり固定し、設置場所に注意が必要です。
- ウツボに狙われやすい：水面に浮かんでいるため、海底に潜むウツボからは比較的安全に見えますが、場所によってはやはり注意が必要です。特に、網目が粗いタイプだと、ウツボに噛み付かれてしまうリスクがあります。
- 価格が高い傾向にある：従来のスカリに比べると、浮力体や特殊な機構が搭載されているため、どうしても価格が高くなりがちです。
アオリイカ スカリに関するよくある質問
スカリを選ぶ際や使う際に、疑問に思う点はたくさんありますよね。ここでは、アオリイカのスカリに関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q. アオリイカがスカリの中で弱ってしまう原因は？
アオリイカがスカリの中で弱ってしまう主な原因は、水質悪化とストレスです。
淀んだ場所にスカリを設置したり、イカを入れすぎて過密状態になると、水中の酸素濃度が低下してしまいます。
また、イカは非常にデリケートなので、波に揺られたり、他のイカとぶつかり合ったり、重ね入れしたりする物理的なストレスも原因となります。
水通しの良い場所を選び、イカの数に合ったサイズのスカリを使うことが大切です。
Q. スカリの代用品になるものはありますか？
緊急時や荷物を減らしたい場合、一時的な代用品としてバケツや活かしバッカンを使うことができます。
ただし、これらの代用品は水量が限られているため、こまめに海水を入れ替える必要があります。また、水中でイカが墨を吐いてもスカリの場合は浄化されますが、活かしバッカンの場合は水を入れ替えないと墨がエラに詰まって酸欠になり死んでしまいます。そのため、長時間キープするのには向きません。
イカへのダメージを考えると、やはり専用のスカリを使うのが最も安全で確実な方法です。
Q. 船釣りでもスカリは使えますか？
船釣りでスカリを使う場合は、フローティングタイプがおすすめです。船べりにロープでしっかりと固定すれば、イカを活かしたままキープできます。
ただし、船が大きく揺れる時や、他の乗船者の邪魔にならないよう、設置場所には十分注意が必要です。
また、船釣り用のライブウェル（活かしクーラー）も便利なので、そちらも検討してみると良いでしょう。
アオリイカ スカリは自作できる？
市販のスカリもいいけれど、「自分だけのスカリを作ってみたい」と考えるアングラーもいるかもしれません。結論から言うと、アオリイカ用のスカリを自作することは可能です。
自作するメリットは、何といっても自分の釣行スタイルに合わせたカスタマイズができる点です。
例えば、特定のフィールドに合わせたサイズや形状にしたり、ウツボ対策として強力なメッシュ素材を使ったり、持ち運びやすさを追求した設計にしたりと、自由自在に工夫できます。
ただし、自作にはそれなりの手間と知識が必要です。
浮力体となる素材選びから、ネットの縫い合わせ、ロープの取り付けまで、耐久性や機能性を確保するための試行錯誤が欠かせません。もし自作にチャレンジする場合は、既製品のスカリを参考にしながら、安全性と機能性を第一に考えて作成するようにしましょう。
まとめ｜自分にぴったりのスカリでアオリイカ釣果を最大化しよう
今回は、アオリイカ釣りをより快適にするためのスカリについて、選び方からおすすめ商品、使い方まで徹底的に解説しました。釣ったイカを鮮度良く持ち帰ることは、釣りの楽しみを最大限に高めるための重要なポイントです。
もう一度、スカリ選びのポイントをおさらいしましょう。
タイプで選ぶ：耐久性やウツボ対策を重視するならラバータイプ、水通しの良さなら組紐タイプ。
サイズで選ぶ：ランガン主体の秋イカ狙いなら小型、春の大型狙いや万能に使うなら中型〜大型。
機能性で選ぶ：ウツボ対策や耐久性、持ち運びやすさもチェック。
今回ご紹介したおすすめスカリは、それぞれに個性があります。ご自身の釣行スタイルや、よく行くフィールドの状況に合わせて、最適なアオリイカ スカリを選んでみてください。
最適なスカリを手に入れて、失敗や後悔のないアオリイカ釣りを楽しみましょう。そして、最高の鮮度で持ち帰ったアオリイカを囲み、家族や仲間と笑顔で食卓を囲む生活を実現してくださいね。
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