ブログ管理人のあきです。
アオリイカをヤエン釣りで狙うなら、竿選びは釣果を左右する最も重要な要素の一つです。「今使っている竿では釣果が伸びない」「もっとアオリイカとのやり取りを楽しみたい」そう感じているアングラーは多いのではないでしょうか。
この記事では、ヤエン釣りに精通した釣り好きの私が、ヤエン竿の選び方から、後悔しないためのおすすめランキングまで、徹底的に解説します。
ヤエン釣り歴3年以上の中級者の方はもちろん、「これからステップアップしたい!」と考えている初心者の方にも役立つ情報を満載しました。この記事を最後まで読めば、あなたにぴったりの1本が見つかり、次の釣行が待ち遠しくなること間違いなしです。
- ヤエン竿とは?磯竿やエギングロッドとの違いを徹底解説
- ヤエン竿選びで失敗しないためのポイント【長さ・硬さ・調子】
- インターラインとアウトガイド、どちらのヤエン竿を選ぶべき?
- 【編集部厳選】ヤエン竿人気おすすめランキングTOP11!
- 1位:【シマノ】ボーダレス4.6MH(外ガイド)
- 2位:【シマノ】ボーダレスBB4.6MH(外ガイド)
- 3位:【ダイワ】アオリワン ドライ(インターラインロッド)
- 4位:【シマノ】アオリスタ(インターラインロッド)
- 5位:【ダイワ】フリーギアMX460TMH(外ガイド)
- 6位:【ダイワ】インターライン ILリーガル(インターラインロッド)
- 7位:【シマノ】ラディックス(外ガイド)
- 8位:【ダイワ】インターライン ILインプレッサ(インターラインロッド)
- 9位:【ダイワ】 LBT C(リバティクラブ) (外ガイド)
- 10位:【シマノ】ホリデー 磯 アオリイカ(外ガイド)
- 11位:【シマノ】IG ハイスピード アペルト(インターラインロッド)
- ヤエン竿と合わせて揃えたい!釣果アップに繋がる道具選び
- ヤエンの滑りを良くするには?ヤエン投入のコツ
- ヤエン釣りのロッドに関するよくある質問
- 最高のヤエン竿を見つけて、アオリイカ釣りをもっと楽しもう!
ヤエン竿とは?磯竿やエギングロッドとの違いを徹底解説
ヤエン釣りは、アジを泳がせてアオリイカを誘い出し、ヒットしたら「ヤエン」と呼ばれる掛け針をラインに乗せて滑らせ、イカを掛ける独特な釣法です。
この繊細なアタリを取り、ヤエンをスムーズに滑らせるために特化したのがヤエン竿です。
しかし、「ヤエン竿って本当に必要なの?磯竿やエギングロッドじゃダメ?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここでは、ヤエン竿と他の竿との違いを解説し、なぜ専用竿が推奨されるのかを紐解いていきます。
ヤエン釣りに専用竿が必要な理由
ヤエン専用竿が選ばれる最大の理由は、その操作性と感度にあります。ヤエン釣りでは、アジを遠投して泳がせ、アオリイカがアジを抱き込むまでの微妙なアタリを正確に感じ取る必要があります。また、イカがアジを抱いた後、ヤエンを投入してスムーズにイカのいる場所まで滑らせなければなりません。
専用竿は、こうした一連の動作を快適に行えるように設計されています。
特に、穂先は視認性が高く、アオリイカのアタリを逃さず捉えることができます。また、竿全体が胴調子(竿の中央部分から大きく曲がる設計)に作られていることが多く、これがアオリイカに違和感を与えずに寄せ、バラしを軽減することに繋がります。
ヤエン竿・シーバスロッド・エギングロッドの違いを比較
ヤエン竿の必要性を理解するために、代用されがちな磯竿やエギングロッドとの違いを具体的に見ていきましょう。
- 特徴: 胴調子設計で、アオリイカに違和感を与えず寄せることに特化。視認性の高い穂先が特徴。
- メリット: ヤエンの滑りが良く、バラしにくい。アオリイカの繊細なアタリも明確に伝わる。
- デメリット: ヤエン釣りに特化はしているが、基本設計は磯竿と同じなので、他の釣りへの流用がきくところもメリット。
- 特徴: ルアーを投げることに特化した設計で、全体的に硬めの先調子が多い。
- メリット: すでに持っていればヤエン釣りの代用として使えるが、ヤエン竿に比べて短くて硬くいのでおすすめではない。
- デメリット: 穂先が硬すぎるため、アオリイカがアジを離してしまうことがある。胴調子ではないため、アジを抱かせた後のやり取りが難しく、バラしやすくなる傾向がある。
- 特徴: エギをシャクる(アクションさせる)ことに特化した設計。軽量で感度が高い。
- メリット: 軽いので操作性が良い。
- デメリット: 短いものが多く、遠投が難しい。硬すぎるため、アオリイカがアジを抱き込む際に違和感を与えやすく、ヤエンの滑りも悪い。ヤエン釣りに流用するのは非常に難易度が高い。
結論として、シーバスロッドやエギングロッドでもヤエン釣りは不可能ではありませんが、釣果アップやバラし軽減を目指すなら、ヤエン専用竿が最も快適かつ効率的です。
特に、これからヤエン釣りに本格的に挑戦したいと考えている方には、専用竿の購入を強くおすすめします。
ヤエン竿選びで失敗しないためのポイント【長さ・硬さ・調子】
ヤエン竿と一口に言っても、長さや硬さ、そして竿の曲がり方(調子)など、選ぶ際に考慮すべき点がいくつかあります。「どれを選べばいいか分からない」「安物を買って後悔したくない」という方もいるでしょう。
ここでは、ヤエン竿選びで失敗しないために押さえておくべき3つのポイントを、初心者の方でも分かりやすく解説していきます。
長さの選び方(3.6m〜5.3m)
ヤエン竿の長さは、釣りのスタイルや場所によって適切なものが変わります。一般的にヤエン竿は3.6mから5.3mの範囲で展開されています。
🎣 短い竿(3.6m〜4.5m): 磯や足場の高い堤防で、手返し良く釣りたい人におすすめです。風の影響を受けにくく、軽量で操作性に優れているのが特徴。取り回しが楽なので、初心者にも扱いやすいでしょう。
🎣 長い竿(4.8m〜5.3m): 遠投して広範囲を探りたい場合や、手前が浅い場所で沖にいるアオリイカを狙う場合に適しています。また、足元まで寄せたイカを抜き上げる際にも、長さに余裕があるためバラしにくいというメリットがあります。
どちらの長さが良いかは一概には言えませんが、まず1本目を選ぶなら、汎用性が高い4.5mから4.8mのモデルを検討してみるのがおすすめです。
硬さ(号数)の目安は?
ヤエン竿の硬さは、磯竿と同様に「号数」で表示されることが多いです。この号数は、ヤエン竿のパワーを示す重要な指標となります。
✅ 1.5号前後: 比較的柔らかいモデル。アオリイカに違和感を与えにくく、繊細なアタリも取りやすいのが特徴です。小型〜中型のアオリイカをメインに狙う場合や、アタリの感度を重視したい人におすすめです。
✅ 2号前後: ヤエン竿の中で最も汎用性が高いモデル。パワーと操作性のバランスが取れており、大型のアオリイカにも十分対応できます。迷ったらまずこの号数を選べば間違いありません。
✅ 3号以上: 大型のアオリイカや青物にも対応できるパワーモデル。主に磯などで大物を狙うエキスパート向けです。初心者の方がいきなりこの硬さの竿を使うと、アタリが取りづらく、イカをバラしてしまうこともあるので注意が必要です。
ヤエン投入を左右する「調子」とは?(胴調子 vs 先調子)

ロッドのテーパーバランス
竿の「調子」とは、魚が掛かったときにどの部分から曲がるかを示すもので、ヤエン釣りにおいては非常に重要なポイントです。
- 胴調子: 竿の中央部分から大きく曲がるタイプ。アオリイカがアジを抱き込んだ際に、竿全体がしなやかに曲がり、イカに余計な負荷をかけません。これにより、イカがアジを離す「イカの身切れ」や「バラし」を大幅に減らすことができます。寄せることに重点を置くなら胴調子がおすすめです。アオリイカが掛かってからもじんわり寄せることが可能です。
- 先調子: 竿の穂先(竿先)から曲がり始めるタイプ。ルアーロッドやグレの磯竿に多く見られます。操作性が高く、ルアーをキビキビ動かす釣りには向いていますが、ヤエン釣りではアオリイカに違和感を与えやすく、バラしの原因になることがあります。一方、パワーがあるので、大型アオリイカを掛けてからでも余裕でやり取りできるでしょう!また、ヤエンに合わせを入れるタイプの人は先調子がおすすめです。

胴調子m先調子も一長一短ありますが、ヤエン釣りを快適に楽しみたいなら、迷わず胴調子のヤエン専用竿を選ぶのがベストです。
インターラインとアウトガイド、どちらのヤエン竿を選ぶべき?
ヤエン竿には、大きく分けて「インターライン」と「アウトガイド」の2種類があります。
どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この違いは、釣りの快適性や釣果にも影響するため、特徴をしっかりと理解して自分に合ったものを選ぶことが重要です。
それぞれのメリットとデメリットを、私の経験を交えて解説していきます。
風に強く糸絡みしにくい「インターライン」のメリット・デメリット
インターラインは、竿の内部にラインを通す構造になっています。ラインが竿の中を通るため、風の強い日でもラインが煽られることがなく、糸絡みという最大のトラブルをほぼ解消してくれます。
- 糸絡み皆無: ヤエン釣りのストレスの一つである「糸絡み」がなくなります。特に夜釣りや強風時、初心者の方には非常に大きなメリットです。
- 風の影響を受けにくい: 風が強い日でもラインが風に流されにくいため、思い通りのポイントへアジを泳がせることができます。
- スムーズなヤエン投入: ラインに付着した水滴が竿の内部を通る際に拭き取られ、ヤエンがスムーズに滑りやすくなります。
- 重くなりがち: 竿の内部にラインを通すための構造があるため、同じモデルのアウトガイドに比べて重くなります。長時間の釣行では少し疲れを感じるかもしれません。
- 感度がやや劣る: ラインが竿の内部に触れるため、アタリが竿に伝わるまでに若干のタイムラグが生じることがあります。
- 穂先が曲がりにくい: 竿の内部を通るラインの抵抗があるため、穂先が太く、柔軟な曲がりが少しスポイルされることがあります。
穂先の感度と軽さ重視なら「アウトガイド」
アウトガイドは、一般的な竿と同じく、竿の外側にガイド(糸を通す輪)が付いている構造です。竿の軽さや感度を重視するアングラーに人気があります。
- 軽量で操作性が高い: インターラインに比べて軽いため、長時間の釣行でも疲れにくく、ロッドを細かく操作しやすいです。
- アタリが明確: ラインから穂先を通してダイレクトにアタリが伝わるため、インターラインよりも感度が高い傾向にあります。
- 穂先の柔軟性を活かせる: 穂先の柔軟な曲がりを最大限に活かせるため、アオリイカに違和感を与えずにアジを抱かせやすいです。
- 糸絡みが起こる: 強風時やキャスト時に糸絡みが起こりやすく、これが釣りのストレスになることがあります。特に、夜釣りではライトを当てて糸絡みを直す手間がかかります。
- 風の影響を受けやすい: 風が強い日にはラインが風に流されやすいため、アジを狙ったポイントに送り込みにくいことがあります。
どちらを選ぶかは、個人の好みや釣りのスタイルによりますが、糸絡みのトラブルを避けたい初心者の方には「インターライン」、感度と軽さを重視する中級者以上のアングラーには「アウトガイド」がおすすめです。
【編集部厳選】ヤエン竿人気おすすめランキングTOP11!
お待たせしました!ここからは、ヤエン釣り歴10年以上の私が厳選した、本当におすすめできるヤエン竿をランキング形式でご紹介します。
初心者の方からベテランまで、きっと満足できる一本が見つかるはずです。それぞれの竿の特徴や、どんなアングラーに向いているかを具体的に解説しますので、ぜひ竿選びの参考にしてください。
1位:【シマノ】ボーダレス4.6MH(外ガイド)
シマノが送り出す「ボーダレス」は、その名の通り、釣りのジャンルという“ボーダー”を越えて使える万能竿です。ヤエン専用竿ではありませんが、そのしなやかなブランクスはヤエン釣りとの相性が抜群。
私がこの竿を一番におすすめする理由は、取り回し驚くほどスムーズだからです。幹径が細く、風の影響を受けにくいので、糸フケが出にくくアタリも取りやすいのが特徴。
シマノらしいレギュラーテーパーでありながら、大型のアオリイカを掛けても胴に乗ってしっかりと曲がり、バラしを軽減してくれます。何より、その軽さと操作性は一度使うと病みつきになるほどです。
ヤエン釣り以外にも、ウキ釣りやサビキ釣りなどにも流用できるので、一本持っていて損はありません。価格は高めですが、その性能は価格に見合った満足感を与えてくれるでしょう。
2位:【シマノ】ボーダレスBB4.6MH(外ガイド)
ボーダレスのコンセプトを引き継ぎつつ、コストパフォーマンスを追求した廉価モデルが「ボーダレスBB」です。上位モデルのボーダレスと比べると価格は抑えめですが、そのパワーは折り紙つき。磯竿の号数で言うと1.7号相当ですが、4kgクラスの大型アオリイカと十分対峙できる力強さを秘めています。
穂先からバットまでスムーズに曲がるレギュラーテーパー設計で、アオリイカを寄せる際にも余計な違和感を与えません。また、上位モデル同様に風の影響を受けにくく、遠投性能も高いので、広範囲を探りたいアングラーに最適です。予算を抑えつつも、高い性能を求める中級者の方に強くおすすめしたい一本です。
3位:【ダイワ】アオリワン ドライ(インターラインロッド)
ダイワがヤエン釣りの第一人者である岡啓太郎氏と共同開発した、まさにヤエン釣りのために生まれた専用竿です。
最大の特徴は、竿の継ぎ目をスムーズに曲げるV-ジョイント構造。これにより、アオリイカを寄せる際に竿が違和感なく曲がり、バラしを防ぎます。
胴調子に仕上げられているため、アジを抱かせたアオリイカをスムーズに寄せることができ、ヤエン投入後のやり取りも安心して行えます。インターライン構造なので、強風時や夜釣りでの糸絡みトラブルに悩まされることもありません。
「ヤエン釣りを極めたい!」という本格派のアングラーに、ぜひ使っていただきたい名竿です。
4位:【シマノ】アオリスタ(インターラインロッド)
シマノから発売されているヤエン専用のインターラインロッド「アオリスタ」。
アオリワン ドライと同様に、アオリイカがアジを抱き込んだ際に自然に曲がる胴調子設計です。大型のアオリイカにも対応できる十分なパワーを備えながら、初心者でも扱いやすいインターライン構造を採用しています。
特別な技術がなくても、上級者と同じようなやり取りが可能になるのがこの竿の魅力。糸絡みの心配がないため、アジを泳がせることに集中でき、釣りの楽しさを存分に味わえます。初めてのインターラインロッドとして、自信を持っておすすめできる一本です。
5位:【ダイワ】フリーギアMX460TMH(外ガイド)
「フリーに楽しむ」をコンセプトに開発されたダイワの多目的ロッドです。
ヤエン釣りでは代用竿としての位置づけになりますが、シマノのボーダレスと比較しても遜色ない性能を発揮するオールラウンダー。
特に、その軽さとシャープな操作性は、手返し良く釣りをしたいアングラーにぴったりです。ヤエン釣りに限らず、さまざまな釣りを楽しみたい方にとって、この一本で複数の釣りをこなせるのは大きな魅力。ヤエン釣り入門者で、他の釣りにも興味がある方に最適な選択肢と言えるでしょう。
6位:【ダイワ】インターライン ILリーガル(インターラインロッド)
「インターラインを使ってみたいけれど、上位モデルは高くて手が出ない…」そんな風に考えている方にぴったりの入門モデルです。上位モデルに比べると重さや太さは少しありますが、インターライン構造でありながら1万円台という驚きの価格を実現しています。
糸絡みのストレスから解放され、ヤエン釣りの楽しさを気軽に体験できるのが最大の魅力。まずはヤエン釣りを始めてみたい、という方に向けた、コストパフォーマンスに優れた一本です。
7位:【シマノ】ラディックス(外ガイド)
シマノ独自の強化構造「スパイラルX」による、強くて軽いブランクスを採用した本格派の竿です。
シマノらしい先調子でありながら、アオリイカを掛けた後は胴に乗ってしっかりと曲がり、大型でも十分仕留められるパワーを持っています。
ホリデー磯に物足りなさを感じ始めたアングラーが、ステップアップとして最初に手にしてみてほしい一品です。軽快な操作感と、大型アオリイカに負けないパワーを両立したバランスの取れたモデルと言えます。
8位:【ダイワ】インターライン ILインプレッサ(インターラインロッド)
インターライン構造を採用したヤエン竿で、夜釣りや強風といった過酷な状況でも糸絡みのトラブルを防ぎ、常に安定した操作性を発揮します。高密度HVFカーボンを用いることで、驚くほどの軽さと強靭な粘りを両立し、アオリイカの引きに対しても、しっかり対応できるブランクス設計を実現しています。
竿内部には撥水ドライ加工が施されており、ラインとともに水滴もスムーズに排出されるため、ベタつきのない快適な釣りが可能。初心者でも安心して使える高い基本性能を備えた一本です。
9位:【ダイワ】 LBT C(リバティクラブ) (外ガイド)
「ヤエン釣りは外ガイド竿で始めたいけれど、上位モデルは手が出ない…」という方に最適なのが「リバティクラブアオリイカ」です。200gを切る軽さで、価格も1万円以下という圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
軽量で操作性が高いため、初心者の方でも扱いやすく、ヤエン釣りの面白さを存分に感じられるでしょう。この価格帯でこの性能は、納得できるのではないでしょうか。
10位:【シマノ】ホリデー 磯 アオリイカ(外ガイド)
新たなカーボン素材の採用により、これまで以上に軽やかな操作感を実現し、初心者からベテランまで扱いやすさが向上しました。本格的で洗練されたデザインは、所有する喜びを高めてくれます。
ラインナップは、手軽に楽しめる3mクラスから、本格的な磯釣りにも対応できる5.3mモデルまで幅広く展開。ヤエン釣りの代用として使える汎用性の高さも魅力です。磯竿としての性能も高いため、ヤエン釣り以外にも使いたいと考えている方におすすめです。
11位:【シマノ】IG ハイスピード アペルト(インターラインロッド)
ヤエン釣りロッドの中では、入門に位置づけられるインターラインロッドです。ダイワのインターラインロッドに飽きた人には、シマノのインターラインロッドが意外と人気だったりします。インターライン全般に言えることですが、外ガイドに比べると重めではあるものの、糸絡みの心配がない安心感は大きな魅力です。
この竿は、これからインターラインロッドを試してみたいという方にとって、手が出しやすい価格帯で入門には最適なモデルと言えるでしょう。
ヤエン竿と合わせて揃えたい!釣果アップに繋がる道具選び
ヤエン釣りの楽しさは、ロッドだけでなく、リールやラインといった道具全体で決まると言っても過言ではありません。ここでは、ヤエン竿と合わせて揃えることで、さらに釣果アップが期待できる道具選びのポイントを解説します。
リールはハイギアがおすすめ?番手の選び方
ヤエン釣りでは、道糸となるラインを常に張り気味にしておく必要があります。また、アオリイカを警戒させずにヤエンを送り込むためには、素早いラインの巻き取りが求められる場面もあります。そのため、巻き取りスピードが速いハイギア仕様のリールが特におすすめです。
番手については、2500番から3000番のスピニングリールが一般的です。このサイズであれば、ヤエン釣りに必要な糸巻き量を確保でき、軽量で扱いやすいため、長時間の釣行でも疲れにくいです。ドラグ性能も重要なので、微調整がしやすいモデルを選ぶと良いでしょう。
ヤエンの滑りを左右するライン選び
ヤエン釣りで使うラインは、ヤエンをスムーズに滑らせるために非常に重要な要素です。大きく分けて、ナイロンラインとフロロカーボンラインの2種類が使われます。
- ナイロンライン: 比較的安価で、しなやかさがあります。また、水に浮きやすいため、ヤエン投入時にヤエンが沈まずに滑りやすいというメリットがあります。初心者の方には扱いやすくおすすめです。
- フロロカーボンライン: 根ズレに強く、耐久性に優れています。比重が重いため水に沈みやすく、風の影響を受けにくいという利点もありますが、ヤエンの滑りがナイロンに比べて若干劣る場合があります。
- PEライン: 非常に強度が高く、感度に優れているため、アオリイカの繊細なアタリも明確に伝わります。また、ほとんど伸びないため、ヤエンを遠くまで確実に送ることができます。ただし、ヤエンの滑りが他のラインに比べて悪くなる傾向があります。シマノのG5ラインのように、滑りを良くする加工が施されたセミシンキングモデル(ナイロンラインと同じくらいの浮力)も登場しており、ヤエン釣りでのPEラインの選択肢が広がっています。

ラインに色が付いているものを選ぶと、ラインの動きでアタリを視覚的に捉えやすくなるため、初心者の方には特におすすめです。
ヤエンの滑りを良くするには?ヤエン投入のコツ
ヤエン釣りにおいて、アオリイカを掛けるための「ヤエン」をいかにスムーズに送り込むかは、釣果を大きく左右する重要なポイントです。どんなに良い竿やリールを使っても、ヤエンが途中で止まってしまったり、ラインに絡まったりしては元も子もありません。
ここでは、ヤエンの種類と、滑りを良くするためのコツについて、私の経験を踏まえて解説します。
ヤエンの種類と特徴
ヤエンには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。代表的なものを知っておくことで、状況に合わせた使い分けが可能になります。
🎯 スタンダードタイプ: 最も一般的なヤエンで、シンプルな構造をしています。比較的安価で手に入りやすく、初心者の方にもおすすめです。
🎯 ローラータイプ: ヤエンにローラーが付いており、ラインの上を転がることで抵抗を減らし、スムーズに滑りやすく設計されています。ラインを伝って素早くアオリイカのもとへ届けることができますが、使用後にメンテナンスを怠るとローラーの回転が悪くなると滑りが悪くなることもあります。
🎯 Wタイプ(ダブルタイプ): ヤエンが二股になっており、片方がアオリイカを掛け損ねた場合でも、もう片方で掛けるチャンスを増やすことができます。アオリイカが大型の場合でも、フッキング率を高める効果が期待できます。
ヤエンの滑りを良くする方法
ヤエンをスムーズに滑らせるためには、事前の準備や投入時の工夫が大切です。
- ラインの状態をチェックする: ヤエン投入前に、ラインに付着したゴミや塩分をきれいに拭き取りましょう。ラインが汚れていると、ヤエンが途中で止まる原因になります。特にPEラインを使う場合は、専用のコーティング剤を塗布することで滑りを良くする効果が期待できます。
- 思いヤエンを使う: 軽いヤエン全盛の今、あえて重めのヤエンを使うとスムーズに進んでくれるでしょう。特にノーマルタイプのヤエンを使用する場合には15グラム~20グラム程度の重さがおすすめです。
- ラインに角度をつける: ヤエン投入時は、ロッドを高く掲げ、ラインが水面に触れないように意識しましょう。ラインが水面を切る角度を大きくすることで、水の抵抗を減らし、ヤエンがスムーズに滑りやすくなります。
- ラインの張り具合を調整する: アオリイカがアジを抱き込んでいるラインを、緩すぎず張りすぎず、適度なテンションで保つことが重要です。ヤエンを投入する直前に少しだけラインを緩めると、ヤエンがスムーズに乗りやすくなります。
これらのコツを実践することで、ヤエンの滑りが格段に良くなり、釣果アップに繋がるはずです。ヤエンの滑りが悪いと感じたら、ぜひ試してみてください。
ヤエン釣りのロッドに関するよくある質問
ヤエン釣りのロッド選びや釣り方について、アングラーの皆さんからよく寄せられる質問にお答えします。ロッド選びや釣行の際に迷ったときの参考にしてください。
バスロッドを代用できる?
バスロッドの場合は長さが短いのでヤエン投入時に角度が付きにくくなります。また、竿の調子も硬めが多いので、やってやれない事は無いかもしれませんが、わざわざヤエン釣りにバスロッドを選ぶ理由が見つかりません。
ヤエンストッパーは必ず必要ですか?
ヤエン釣りをおこなう場合に必ずヤエンストッパーは必要ではありませんが、オカサンヤエンを使用する場合はヤエンを跳ね上げる目的で使用するのがセオリーとなります。
Q.ヤエン釣りのベストな時間は?
ヤエン釣りのベストな時間は、基本的には朝まずめと夕まずめ、そして夜間です。
アオリイカは夜行性の捕食者であるため、この時間帯に活発に餌を追い求めます。特に、夜間はアオリイカが警戒心を解きやすいため、初心者の方でも比較的釣果を出しやすい時間帯と言えるでしょう。
朝まずめや夕まずめは、日中と夜間の切り替わりでベイト(アジなどの小魚)が活発になり、それに伴いアオリイカの活性も上がります。
Q.ヤエン釣りにおすすめのリールは?
初心者には、リアドラグタイプのスピニングリールがおすすめです。リアドラグタイプは価格も手頃で取り扱いも簡単なのでこれからヤエン釣りを始めようと考えてるアングラーにはおすすめです。また、アオリイカの引きに合わせてドラグ調整ができる機能も重要です。

Q.ヤエン釣りにはレバーブレーキリールがよいですか?
レバーブレーキスピニングリールは、人差し指1本でレバーを操作してラインの送り出しができる大変便利な機能です。リアドラグ式のスピニングリールに比べてラインにクセも付きにくいのでお勧めですが、価格が少し高めなので余裕がある人は検討してみてもよいでしょう。
最高のヤエン竿を見つけて、アオリイカ釣りをもっと楽しもう!
この記事では、ヤエン竿選びで後悔しないためのポイントから、おすすめのランキング、さらには釣果アップに繋がるコツまで、幅広く解説しました。ヤエン釣りは、アタリを取る繊細さ、ヤエンを投入する駆け引き、そしてアオリイカを寄せる力強さ、そのすべてが魅力的な釣りです。
今回ご紹介したランキングの中から、あなたの釣りのスタイルや予算、そして何より「この竿で釣ってみたい!」という直感を信じて、最高の1本を見つけてください。
ヤエン釣りの道具選びは、釣行の快適さや釣果に直結します。ぜひこの記事を参考に、あなたにとって最高のヤエン竿を手に入れ、アオリイカ釣りをもっともっと楽しんでください。
コメント
こんにちは
いつも勉強になる記事を、ありがとうございます。
僕に、ヤエン釣りを教えてくれた渡船屋の副船頭さんの勧めでD社のマークドライを使っていましたが、ボーダーレス4.6MHを使ってからゾッコンです(笑)
先週、入浴しながらボーダーレスを浴槽で洗っていると不覚にも穂先を折ってしまい、釣行までに治らないので予備竿にボーダーレスBB4.6MHを買いました。
「釣りは、漁ではない」僕も同感です。
釣果や大きさは二の次で、安全に楽しく
釣るまでのプロセスや、拘った道具を大事にして楽しんでいます。
もちろん、釣れた魚やイカにも感謝しています。
マイマイ君さんコメントありがとうございます。
ボーダレス折っちゃいましたか(涙)私も今回の記事の為に撮影していた際
Bゲームを折ってしまいました(>_<) 今後も執筆頑張りますので宜しくお願いします!