PR

頭皮の皮脂を抑えるサプリはある?ビタミンB群・パントテン酸・亜鉛を毛髪診断士が検証

頭皮の皮脂を抑えるサプリはある?ビタミンB群・パントテン酸・亜鉛を毛髪診断士が検証 薄毛悩み

毛髪診断士のあきです。

「毎日シャンプーしているのに、夕方には頭皮がベタつく…」
「頭皮の皮脂を抑えるサプリを飲めば、少しは改善できる?」

そんな疑問から、ビタミンB群やパントテン酸、亜鉛などのサプリを探している方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、頭皮の皮脂を医薬品のように直接抑える目的でサプリメントを使うのは適切ではありません。

サプリは、普段の食事だけでは不足する栄養素を補うための「補助」として考えるのが基本です。

ビタミンB2・B6、パントテン酸、亜鉛などは体内の代謝や皮膚の健康維持に関わる栄養素です。しかし、「体に必要な栄養素であること」と「サプリで多く摂れば頭皮の皮脂が減ること」は同じではありません。

そこで本記事では、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」などの公的資料をもとに、頭皮の皮脂が気になる人が確認したい栄養素と、サプリを選ぶ際の1日摂取量・過剰摂取の注意点を毛髪診断士の立場から検証します。

さらに、パントテン酸198mg・亜鉛10mgなどを1日4粒に配合するLAMINAS CYP(旧ヘアバース)も実例として取り上げ、「配合量が多ければ皮脂対策として優れているのか」まで具体的に確認していきます。

参考:消費者庁「健康食品(一般の方向け)」

スポンサーリンク
監修者
あき

京都府長岡京市の「セントラル」代表のあきです。 理容師・管理理容師・毛髪診断士®の資格を持ち、長年現場で男女問わず髪や頭皮の悩みに向き合ってきました。 私自身も自らの頭皮で長期間の育毛や発毛検証を行っており、そのリアルな経験と専門知識をもとに、嘘のない発毛・ヘアケア情報を執筆・監修しています。 また、趣味ではアオリイカのヤエン釣りもおこなっており、釣行記や道具に関する執筆も本気で行っています。

詳しいプロフィールはこちら >

あきをフォローする
  1. 頭皮の皮脂を抑えるサプリはある?まず結論
    1. サプリは皮脂を直接止める薬ではない
    2. サプリを検討するのは不足する栄養素を補うとき
  2. 頭皮の皮脂と栄養はどう関係する?
    1. 皮脂は悪者ではなく頭皮を守るためにも必要
    2. 食生活と皮脂を考えるなら「不足している栄養素」に注目する
  3. 頭皮の皮脂が気になる人が確認したい栄養素
    1. ビタミンB2|脂質などのエネルギー代謝に関わる
    2. ビタミンB6|皮膚の健康維持や脂質代謝にも関わる
  4. パントテン酸を配合したサプリを飲めば頭皮の皮脂は減る?
    1. 「脂質代謝に関わる」=「皮脂を減らす」ではない
    2. パントテン酸は通常の食事でも摂取できる
    3. 高含有のパントテン酸サプリは「量が多い=皮脂に効く」とは判断しない
  5. 亜鉛は頭皮の皮脂対策でどう考える?
    1. 亜鉛は「皮脂を抑える成分」ではなく不足を避けることが基本
    2. 亜鉛サプリは他のサプリとの合計量まで確認する
  6. 頭皮の皮脂対策でサプリを選ぶ・使う5つのポイント
    1. ① 成分名だけでなく1日あたりの含有量と摂取方法を見る
    2. ② 推奨量・目安量と耐容上限量を分けて確認する
    3. ③ 複数のサプリは同じ成分の合計量を確認する
    4. ④ 「高配合=皮脂への効果が高い」と判断しない
    5. ⑤ 薬を服用している場合は自己判断で併用しない
  7. サプリより食事を優先した方がよい人は?
    1. 普段の食事で必要量を摂れている人はサプリを急いで追加しない
    2. 偏食や食事制限がある人は不足しやすい栄養素を確認する
    3. サプリは「皮脂を抑えるため」ではなく不足分を補うために使う
  8. 【成分表で検証】LAMINAS CYPは頭皮の皮脂対策目的でどう見る?
    1. LAMINAS CYPの1日4粒あたりの成分含有量
    2. パントテン酸198mgは「高配合=皮脂に効く」とは評価しない
    3. 亜鉛10mgは食事や他のサプリとの合計量で考える
  9. サプリだけで対処しない方がよい頭皮症状
    1. 赤み・フケ・かゆみを伴う場合は皮膚科を検討する
    2. 脂漏性皮膚炎はサプリで治療する病気ではない
  10. 頭皮の皮脂を抑えるサプリについてのよくある質問
    1. Q1:頭皮の皮脂を抑えるのに一番よいビタミンは何ですか?
    2. Q2:パントテン酸を多く飲めば頭皮の皮脂は減りますか?
    3. Q3:ビタミンB群のサプリは毎日飲んでも大丈夫ですか?
    4. Q4:LAMINAS CYPと亜鉛サプリを一緒に飲んでも大丈夫ですか?
    5. Q5:頭皮の皮脂対策は食事とサプリのどちらを優先すべきですか?
    6. Q6:頭皮がギトギトするだけでも皮膚科を受診した方がいいですか?
  11. まとめ|頭皮の皮脂対策は「何を飲むか」より不足を見極める

頭皮の皮脂を抑えるサプリはある?まず結論

「頭皮の皮脂を抑える成分が入ったサプリを飲めば、ベタつきも減るのでは?」と考える方もいるでしょう。

しかし、サプリメントは頭皮の皮脂分泌を直接止めるための医薬品ではありません。ビタミンやミネラルなどの栄養素を補給する食品であり、頭皮が脂っぽいという理由だけで特定の成分を大量に摂るのはおすすめできません。

サプリは皮脂を直接止める薬ではない

ビタミンB群や亜鉛などには、エネルギー代謝や皮膚の健康維持に関わる役割があります。そのため、食生活の偏りなどによって必要な栄養素が不足している場合は、食事を整えたうえでサプリメントを補助的に利用する選択肢があります。

一方で、「脂質の代謝に関わる栄養素だから、サプリで多く摂れば頭皮の皮脂も減る」とは限りません。栄養素の生理的な役割と、サプリメントを追加摂取したときの皮脂への効果は分けて考える必要があります。

サプリを検討するのは不足する栄養素を補うとき

サプリメントを選ぶ前に確認したいのは、「皮脂に良さそうな成分が入っているか」ではなく、普段の食事でその栄養素が不足していないかです。

  • ✓偏食や食事制限が続いている
  • ✓食事量が少なく、栄養バランスに不安がある
  • ✓複数のサプリを飲んでおり、同じ成分が重複していないか確認したい
  • ✓配合量が多いほど良いと思ってサプリを選んでいる

こうした場合は、まず食品からの摂取量とサプリに含まれる1日あたりの含有量を確認しましょう。この記事では、ビタミンB2・B6、パントテン酸、亜鉛について「体内での役割」「食事摂取基準」「サプリで追加する際の注意点」を分けて検証します。

スポンサーリンク

頭皮の皮脂と栄養はどう関係する?

皮脂腺と汗腺の役割を解説

頭皮がベタつくと「皮脂は少ないほど良い」と思いがちですが、皮脂そのものは頭皮から完全になくすべきものではありません。

一方で、皮脂の量や頭皮の状態にはさまざまな要因が関わるため、「脂っぽい食事をしたから頭皮の皮脂が増えた」「特定の栄養素を飲めば皮脂が減る」と単純には判断できません。

皮脂は悪者ではなく頭皮を守るためにも必要

頭皮には皮脂腺があり、分泌された皮脂は皮膚表面の状態を保つ役割を担っています。そのため、頭皮ケアで目指すべきなのは皮脂をゼロにすることではなく、ベタつきなどが気になる場合に、その背景を確認しながら適切に対処することです。

特に、頭皮が脂っぽいというだけで「栄養不足が原因」と決めつけることはできません。年齢や体質、皮膚の状態なども関係するため、サプリだけで原因を解決しようとしないことが大切です。

食生活と皮脂を考えるなら「不足している栄養素」に注目する

サプリを検討するときは、皮脂を直接抑える食品や成分を探すより、皮膚の健康維持や体内の代謝に必要な栄養素が不足していないかという視点で考える方が適切です。

たとえば、ビタミンB2・B6、パントテン酸、亜鉛は、それぞれ体内で異なる役割を持つ栄養素です。しかし、これらが必要な栄養素だからといって、通常の必要量を超えて摂れば頭皮の皮脂が比例して減るわけではありません。

📌 ここからのポイント

  • その栄養素は体内で何をしているのか
  • 日本人の食事摂取基準では1日にどの程度が必要なのか
  • 普段の食事で不足しやすいのか
  • サプリで追加する場合に過剰摂取の心配はないか

この4点を確認したうえで、次にビタミンB群・パントテン酸・亜鉛を個別に見ていきます。

スポンサーリンク

頭皮の皮脂が気になる人が確認したい栄養素

頭皮の皮脂が気になる人がサプリの栄養成分を確認するポイント

「皮脂対策にはビタミンB群がよい」と紹介されることがありますが、ここで注意したいのは、栄養素として体内で必要なことと、サプリで追加摂取すれば頭皮の皮脂が減ることは別だという点です。

ここでは、頭皮の皮脂との関連で名前が挙がりやすいビタミンB2・B6について、公的・準公的資料で確認できる働きと、サプリを選ぶ際の考え方を分けて見ていきます。

ビタミンB2|脂質などのエネルギー代謝に関わる

ビタミンB2(リボフラビン)は水溶性ビタミンの一つで、体内ではFMNやFADという補酵素となり、エネルギー代謝に関わります。また、皮膚や粘膜を健やかに保つためにも必要な栄養素です。

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所の資料では、ビタミンB2が不足すると、脂漏性皮膚炎や口内炎などが起こることがあるとされています。

ただし、これは「ビタミンB2サプリを多く飲めば、栄養状態に問題のない人の頭皮皮脂まで減少する」ことを意味するものではありません。不足を防ぐことと、皮脂を抑える目的で高用量を追加することは分けて考えましょう。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18~64歳の推奨量は男性で1日1.6~1.7mg、女性で1日1.2mgと設定されています。

参考:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「ビタミンB2」

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

ビタミンB6|皮膚の健康維持や脂質代謝にも関わる

ビタミンB6は、補酵素として多くのアミノ酸の代謝を助けるほか、免疫機能の維持や皮膚の抵抗力、神経伝達物質の合成などに関与し、脂質の代謝にも関わる栄養素です。

ビタミンB6について「テストステロンの働きを抑え、頭皮の皮脂分泌を抑制する」と説明されることがありますが、そのような作用を頭皮の皮脂対策として裏付ける根拠は、本記事で参照する公的資料では確認できません。

そのため、ビタミンB6は「皮脂を直接抑える成分」と考えるのではなく、皮膚の健康維持や代謝に必要な栄養素として、不足を避けることを基本に考えましょう。

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、ビタミンB6の推奨量は18~64歳男性で1日1.5mg、18歳以上の女性で1日1.2mgです。また、水溶性ビタミンであっても大量摂取による感覚ニューロパシーが報告されているため、耐容上限量が設定されています。

⚠️ 「水溶性ビタミンだから、多く飲んでもすべて排出される」と考えないこと

ビタミンB6には耐容上限量があります。複数のサプリを併用している場合は、1日あたりの合計量を確認してください。

参考:公益財団法人 長寿科学振興財団「ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量」

スポンサーリンク

パントテン酸を配合したサプリを飲めば頭皮の皮脂は減る?

「頭皮の皮脂を抑えるサプリ」で調べると、よく名前が挙がるのがパントテン酸(ビタミンB5)です。

パントテン酸は、体内で補酵素A(CoA)の構成成分となり、脂質・糖質などのエネルギー代謝に関わる重要な栄養素です。

ただし、ここで注意したいのが、「脂質代謝に関わる」ことと「パントテン酸サプリを追加すれば頭皮の皮脂が減る」ことは同じではないという点です。

「脂質代謝に関わる」=「皮脂を減らす」ではない

パントテン酸が補酵素Aの構成成分として脂質代謝に関与することは確認されています。

しかし、そこから「パントテン酸を多く摂れば脂質代謝がさらに進み、余った脂質が皮脂にならなくなる」と結論づけることはできません。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも、パントテン酸について頭皮の皮脂を減らす目的の摂取量は設定されていません。

💡 毛髪診断士としてのポイント

「代謝に必要な栄養素だから、多く飲めば皮脂が減る」という説明には注意が必要です。まず必要量を満たしているかを確認し、そのうえでサプリが必要かを考えましょう。

パントテン酸は通常の食事でも摂取できる

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上のパントテン酸の目安量は男性6mg/日、女性5mg/日です。

対象 1日の目安量
18歳以上の男性 6mg
18歳以上の女性 5mg

さらに2025年版では、パントテン酸は欠乏症を実験的に再現することが難しいため、成人の目安量を日本人の実際の摂取量の中央値をもとに設定しています。

つまり、「頭皮が脂っぽい=パントテン酸不足」と判断することはできません。まずは普段の食生活を確認することが基本です。

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

高含有のパントテン酸サプリは「量が多い=皮脂に効く」とは判断しない

ここで実際のサプリを例に見てみましょう。LAMINAS CYP(旧ヘアバース)は1日4粒あたりパントテン酸198mgを配合しています。

これは成人の目安量である5~6mgを大きく上回る配合量ですが、目安量を超えていること自体が「皮脂をより強く抑えられる」という意味ではありません。

また、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、パントテン酸の耐容上限量は設定されていません。ただし、これは「どれだけ摂っても安全」という意味ではなく、耐容上限量を設定できるだけの十分な科学的根拠がないためです。

⚠️ 高配合と有効性は別に考える

サプリを選ぶときは「何mg入っているか」だけで優劣を決めず、その栄養素を追加する必要性や、他のサプリとの重複も確認してください。

LAMINAS CYPについては、後ほどパントテン酸だけでなく亜鉛なども含めた1日あたりの成分量から、頭皮の皮脂対策目的でどのように評価すべきかを具体的に検証します。

スポンサーリンク

亜鉛は頭皮の皮脂対策でどう考える?

亜鉛も「頭皮の皮脂を抑えるサプリ」で名前が挙がりやすい成分ですが、亜鉛サプリを飲めば皮脂の分泌量が直接減る、と単純に考えるのは適切ではありません。

亜鉛は体内の多くの酵素に関わる必須ミネラルで、たんぱく質や核酸の代謝、皮膚を含む身体の正常な機能を維持するために必要です。まずは不足しないことが重要です。

亜鉛は「皮脂を抑える成分」ではなく不足を避けることが基本

インターネット上では「亜鉛が5αリダクターゼを抑えるから、皮脂対策にも有効」と説明されることがあります。

しかし今回の記事では、亜鉛サプリによって頭皮の皮脂を直接抑えられるとは位置付けません。栄養素として必要であることと、追加摂取による皮脂への効果は分けて考えます。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の亜鉛推奨量は年齢・性別によって次のように設定されています。

年代 男性 女性
18~29歳 9.0mg 7.5mg
30~64歳 9.5mg 8.0mg
65歳以上 9.0mg 7.0~7.5mg

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

ここで大切なのは、推奨量は「皮脂を減らすために摂る量」ではなく、健康な人の栄養摂取の基準だという点です。

亜鉛サプリは他のサプリとの合計量まで確認する

亜鉛は不足だけでなく、サプリによる過剰摂取にも注意が必要です。長期間にわたって過剰に摂取すると、銅の吸収を妨げるなどの問題につながる可能性があります。

そのため、亜鉛単体のサプリだけを見るのではなく、マルチビタミン・ミネラルや毛髪向けサプリなどに含まれる量も含めて、1日に摂取する亜鉛の合計量を確認してください。

💡 LAMINAS CYPにも亜鉛が含まれています

LAMINAS CYP(旧ヘアバース)は1日4粒あたり亜鉛10mgを含みます。30~64歳の推奨量は男性9.5mg、女性8.0mgなので、別の亜鉛サプリを追加する場合は重複に注意が必要です。ただし、この10mgという配合量だけを理由に「頭皮の皮脂に効く」と評価することはできません。

このようにサプリは、成分名だけではなく「1日あたり何mg摂ることになるのか」まで確認することが重要です。次に、実際にサプリを選ぶときのチェックポイントを整理します。

スポンサーリンク

頭皮の皮脂対策でサプリを選ぶ・使う5つのポイント

頭皮の皮脂対策でサプリを選ぶ・使うときの注意点

サプリを選ぶときは、「ビタミンB群が入っている」「パントテン酸が高配合」といった成分名や数字だけで判断しないことが大切です。

確認したいのは、1日あたりの摂取量・食事摂取基準・他のサプリとの重複・過剰摂取・医薬品との併用です。

① 成分名だけでなく1日あたりの含有量と摂取方法を見る

同じ「ビタミンB群配合」「亜鉛配合」と書かれた商品でも、1粒あたりの量や1日の摂取粒数によって実際の摂取量は異なります。

パッケージや公式サイトを確認し、「1日分で何mg・何μg摂ることになるのか」を確認しましょう。

また、サプリメントは食品であり、すべての商品に共通する「朝がよい」「食後なら効果が高い」といった摂取時間のルールがあるわけではありません。基本は各商品の摂取目安量・摂取方法に従います。

② 推奨量・目安量と耐容上限量を分けて確認する

含有量を確認したら、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」と照らし合わせます。

ここで重要なのは、推奨量・目安量は「頭皮の皮脂を抑える有効量」ではないという点です。健康な人が必要な栄養素を摂取するための基準として確認します。

一方、栄養素によっては過剰摂取による健康影響を防ぐための耐容上限量が設定されています。

たとえば、ビタミンB6には大量摂取による感覚性ニューロパシーが報告されており、耐容上限量があります。亜鉛についても、30~64歳では男性45mg/日、女性35mg/日が耐容上限量です。

③ 複数のサプリは同じ成分の合計量を確認する

マルチビタミン、亜鉛サプリ、毛髪向けサプリなどを併用すると、別の商品でもビタミンB6や亜鉛など同じ栄養素が重複することがあります。

⚠️ サプリは商品数ではなく成分量を合算する

それぞれの商品で摂取目安量を守っていても、同じ栄養素を含む商品を併用すれば摂取量は合算されます。1日あたりの総量で確認してください。

④ 「高配合=皮脂への効果が高い」と判断しない

サプリでは「高配合」「○mg配合」といった数字が目立ちますが、配合量が多いほど頭皮の皮脂への効果が高くなるとは限りません。

特にパントテン酸のように、体内で重要な働きをする栄養素であることと、必要量を超えて追加摂取した場合の皮脂への効果は別の問題です。

💡 サプリを見る順番

①1日量 → ②食事摂取基準 → ③他のサプリとの重複 → ④追加摂取する必要性の順で確認すると、「高配合」という表示だけで選びにくくなります。

⑤ 薬を服用している場合は自己判断で併用しない

サプリメントは食品ですが、成分によっては医薬品との併用に注意が必要な場合があります。

持病がある方や継続して薬を服用している方は、「食品だから問題ない」と判断せず、商品名や成分表示を医師・薬剤師に示して確認してください。

参考:消費者庁「健康食品(一般の方向け)」

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

スポンサーリンク

サプリより食事を優先した方がよい人は?

頭皮の皮脂が気になるからといって、すぐにビタミンB群やパントテン酸、亜鉛のサプリを追加する必要があるとは限りません。

サプリメントは食事で不足する栄養素を補うためのものなので、まず確認したいのは「何を飲めば皮脂が減るか」ではなく、「普段の食事で必要な栄養素を摂れているか」です。

普段の食事で必要量を摂れている人はサプリを急いで追加しない

肉・魚・卵・大豆製品・野菜などを含む食事を日常的に摂れている場合は、頭皮が脂っぽいという理由だけで「ビタミン不足」「亜鉛不足」と判断することはできません。

特にパントテン酸は多くの食品に含まれる栄養素で、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも、成人の目安量は日本人の通常の摂取状況をもとに設定されています。

そのため、皮脂が多いという症状だけを根拠に、高含有のパントテン酸サプリなどを追加する必要性は判断できません。

偏食や食事制限がある人は不足しやすい栄養素を確認する

一方、食事内容が大きく偏っている場合は、特定の栄養素を十分に摂れていない可能性があります。

  • 食事量そのものが少ない
  • 肉・魚・卵などをほとんど食べない
  • 極端なダイエットや食事制限を続けている
  • 特定の食品群を長期間避けている
  • 忙しく、同じような食品だけで食事を済ませることが多い

こうした場合でも、最初から複数のサプリを追加するのではなく、食事内容を見直したうえで不足が考えられる栄養素を補うという順番が基本です。

サプリは「皮脂を抑えるため」ではなく不足分を補うために使う

ビタミンB2・B6、パントテン酸、亜鉛などは身体に必要な栄養素ですが、必要量を満たしている人がさらに多く摂れば、それに比例して頭皮の皮脂が減るというものではありません。

💡 食事とサプリの優先順位

①普段の食事を確認する → ②不足しやすい栄養素を確認する → ③必要な場合にサプリで補う、という順番で考えると、必要以上にサプリを増やしにくくなります。

なお、サプリを利用する場合でも、食事から摂る分を「ゼロ」と考えるのではなく、サプリに含まれる量と合わせて考えることが大切です。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

スポンサーリンク

【成分表で検証】LAMINAS CYPは頭皮の皮脂対策目的でどう見る?

ここまで解説した「成分名だけでなく1日量を見る」という考え方を、実際のサプリメントで確認してみましょう。

LAMINAS CYP(旧ヘアバース)は、L-シスチンやビタミンB群など複数の成分を組み合わせたサプリメントです。

ただし、ここでは「LAMINAS CYPを飲めば頭皮の皮脂が減るのか」を体験談で判断するのではなく、1日あたりの成分量と食事摂取基準を照らし合わせて評価します。

LAMINAS CYPの1日4粒あたりの成分含有量

成分 1日4粒 この記事での見方
ビタミンB1 180mg 皮脂への直接効果とは分けて考える
パントテン酸 198mg 目安量との違いを確認
ケラチン 60mg 今回の皮脂評価の中心にはしない
L-シスチン 60mg 今回の皮脂評価の中心にはしない
乾燥酵母 150mg 今回の皮脂評価の中心にはしない
葉酸 300μg 皮脂への直接効果とは分けて考える
イソフラボン 30mg 今回の皮脂評価の中心にはしない
亜鉛 10mg 食事・他サプリとの合計量を確認

今回の検索意図で特に確認したいのは、パントテン酸198mgと亜鉛10mgです。

パントテン酸198mgは「高配合=皮脂に効く」とは評価しない

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上のパントテン酸の目安量は男性6mg/日、女性5mg/日です。

LAMINAS CYPの198mgはこの目安量を大きく上回りますが、目安量との差が大きいほど頭皮の皮脂を抑える効果も高くなる、という意味ではありません。

パントテン酸は身体の代謝に必要な栄養素ですが、「必要な栄養素」と「高用量サプリによって頭皮の皮脂が減る」は別の話です。

亜鉛10mgは食事や他のサプリとの合計量で考える

LAMINAS CYPには1日4粒あたり亜鉛10mgが含まれています。

厚生労働省の2025年版では、30~64歳の亜鉛推奨量は男性9.5mg/日、女性8.0mg/日です。ただし、この推奨量は食事とサプリを合わせた栄養摂取を考えるための基準であり、サプリだけで毎日この量を追加することを意味するものではありません。

そのため、LAMINAS CYPを利用しながら亜鉛単体のサプリやマルチミネラルを併用する場合は、各商品の亜鉛量を足して確認しましょう。

💡 LAMINAS CYPを皮脂対策目的で評価すると

パントテン酸や亜鉛を含むことは確認できますが、配合していること自体を「頭皮の皮脂を抑える効果」の根拠にはできません。複数の栄養素をまとめて補いたい場合の選択肢として、含有量を確認したうえで判断するのが適切です。

LAMINAS CYPを実際に使用した感想や経過については、皮脂への効果を証明する情報とは分けて、以下のレビュー記事で詳しく紹介しています。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

スポンサーリンク

サプリだけで対処しない方がよい頭皮症状

頭皮が脂っぽいからといって、すべてを栄養不足やサプリの問題として考えるのは適切ではありません。

特に、ベタつき以外の皮膚症状を伴っている場合は、サプリを追加しながら様子を見るより、皮膚科で原因を確認することを優先してください。

赤み・フケ・かゆみを伴う場合は皮膚科を検討する

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、脂漏性皮膚炎は頭皮など皮脂の分泌が多い部位に紅斑(赤み)や鱗屑(皮膚表面のはがれ)がみられる疾患とされています。

そのため、「頭皮がギトギトする」という症状に加えて、次のような状態が続く場合は、単なる皮脂の多さだけではない可能性があります。

  • 頭皮に赤みがある
  • フケや鱗のような皮むけが繰り返す
  • かゆみや炎症が続いている
  • セルフケアを続けても症状が改善しない

こうした症状がある場合、「亜鉛が足りないのかも」「パントテン酸をもっと増やそう」と自己判断するのは避けましょう。

脂漏性皮膚炎はサプリで治療する病気ではない

脂漏性皮膚炎には、皮膚に常在するMalassezia(マラセチア)などの好脂性真菌が病態に関与すると考えられています。

そのため、ビタミンB群や亜鉛が身体に必要な栄養素だからといって、これらのサプリを飲めば脂漏性皮膚炎を治療できるということではありません。

⚠️ サプリで様子を見続けない

頭皮のベタつきに赤み・フケ・皮むけなどが伴う場合は、サプリの成分や量を変更する前に皮膚科へ相談する方が原因を切り分けやすくなります。

なお、ベタつきに対する日常的な洗浄ケアと、皮膚疾患の診断・治療は別の問題です。この記事ではサプリと栄養の判断に絞り、シャンプーの詳しい選び方や洗髪方法については深掘りしません。

参考:公益社団法人 日本皮膚科学会「一般公開ガイドライン」

スポンサーリンク

頭皮の皮脂を抑えるサプリについてのよくある質問

最後に、頭皮の皮脂が気になってサプリを検討している方が迷いやすいポイントをまとめます。

Q1:頭皮の皮脂を抑えるのに一番よいビタミンは何ですか?

「このビタミンを飲めば頭皮の皮脂が直接減る」と一つに決めることはできません。

ビタミンB2・B6、パントテン酸などは、エネルギー代謝や皮膚の健康維持に関わる栄養素です。ただし、身体に必要な栄養素であることと、サプリで追加摂取すれば頭皮の皮脂が減ることは別に考える必要があります。

まずは普段の食事で不足している栄養素がないかを確認しましょう。

Q2:パントテン酸を多く飲めば頭皮の皮脂は減りますか?

配合量が多いほど頭皮の皮脂への効果が高くなるとはいえません。

パントテン酸は補酵素A(CoA)の構成成分として脂質などの代謝に関わりますが、「脂質代謝に必要」だからといって、高用量を追加すれば頭皮の皮脂が減るとは限りません。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上の目安量は男性6mg/日、女性5mg/日です。まずは食事からの摂取状況と、サプリの1日量を確認してください。

Q3:ビタミンB群のサプリは毎日飲んでも大丈夫ですか?

サプリメントは、商品の摂取目安量を守ることが基本です。

「ビタミンB群は水溶性だから多く飲んでも問題ない」とは考えない方がよいでしょう。たとえばビタミンB6には、大量摂取による健康影響を考慮して耐容上限量が設定されています。

特に複数のビタミンサプリを併用している場合は、商品ごとではなく1日あたりの合計摂取量を確認してください。

Q4:LAMINAS CYPと亜鉛サプリを一緒に飲んでも大丈夫ですか?

LAMINAS CYP(旧ヘアバース)には、1日4粒あたり亜鉛10mgが含まれています。

そのため、さらに亜鉛単体のサプリを併用する場合は、それぞれの含有量を足して確認する必要があります。

30~64歳の亜鉛推奨量は男性9.5mg/日、女性8.0mg/日ですが、これはサプリだけで摂る量ではなく、食事を含めた栄養摂取を考えるための基準です。

他のマルチミネラルなども使っている場合は、亜鉛の重複摂取にも注意してください。

Q5:頭皮の皮脂対策は食事とサプリのどちらを優先すべきですか?

基本は食事を優先し、サプリは不足する栄養素を補う目的で使います。

頭皮がギトギトするという症状だけで「栄養不足だからサプリが必要」とは判断できません。

まず食事内容を確認し、偏食・食事制限・食事量の不足などがある場合に、不足しやすい栄養素を補う方法の一つとしてサプリを検討するのが適切です。

Q6:頭皮がギトギトするだけでも皮膚科を受診した方がいいですか?

ベタつきだけで直ちに皮膚疾患とは限りません。

ただし、赤み・強いかゆみ・フケや鱗のような皮むけ・炎症が続く場合や、セルフケアを続けても症状が改善しない場合は、サプリだけで様子を見続けず皮膚科への相談を検討してください。

スポンサーリンク

まとめ|頭皮の皮脂対策は「何を飲むか」より不足を見極める

頭皮の皮脂が気になると、ビタミンB群やパントテン酸、亜鉛などのサプリを試したくなるかもしれません。

しかし、今回確認してきたように、一般的なサプリメントは頭皮の皮脂を直接抑える医薬品ではありません。

ビタミンB2・B6、パントテン酸、亜鉛はいずれも身体に必要な栄養素ですが、「必要な栄養素であること」と「サプリで追加すれば頭皮の皮脂が減ること」は分けて考える必要があります。

この記事の結論

  • まず普段の食事で必要な栄養素を摂れているか確認する
  • サプリを使うなら成分名だけでなく1日あたりの含有量を見る
  • 推奨量・目安量は「皮脂を抑える有効量」ではない
  • 高配合だから皮脂への効果も高いとは判断しない
  • 複数のサプリを使う場合は同じ栄養素の重複に注意する

LAMINAS CYP(旧ヘアバース)のようにパントテン酸や亜鉛を含むサプリを検討する場合も、配合成分だけで判断せず、食事からの摂取量や他のサプリとの合計量まで確認することが大切です。

そして、頭皮のギトギトしたベタつきに加えて、赤み・強いかゆみ・フケ・皮むけなどが続く場合は、栄養不足と自己判断してサプリを増やさず、皮膚科への相談を検討してください。

「皮脂を抑えるサプリを探す」よりも、「自分に不足している栄養素があるのかを見極める」。これが、頭皮の皮脂対策でサプリを考えるときの基本です。

コメント