こんにちは
あきブログ 管理人のあきです。
今回は春イカ時期も終盤に差し掛かってきた所で、夏イカへ移行する前に和歌山紀北地磯~南紀地磯まで2日間掛けて悪あがきしにヤエン釣りに行って来ました!
結論から言うと労力の割には釣果は厳しかった感じです(涙)
今回の春イカ狙いのポイントとしては、春イカが好むであろう藻場に狙いを定めてヤエン釣りしました。
しかしアタリも少なく暇な時間が多かった印象です。
ま~ともあれ、今年も少しシーズンがズレている感じなのか、時期の割にはサイズやプロポーションは良かったかもしれません。
では、前置きはこれ位にしておいて、夏イカに入る前の最後の春イカ狙いとくとご覧あれ!
春イカは釣れた?和歌山紀北地磯は夏真っ盛り!
本日は大潮w
嫌な潮周りですが選べないので仕方ありません。
大潮特有の早朝に満潮、昼頃にド干潮。
この潮を釣る為に夜中に自宅を出発し、早朝からの下げ潮を狙いました。
と言うのも、春は夜釣り(明暗)よりも1日の内で一番大きく潮が動く昼間(朝)の満潮からの下げ潮を狙う方が釣れる可能性が高いと思っているからです。
春イカをヤエン釣りで狙う時間帯
今回の春イカ狙いのポイントは
- 一番干満差のあるタイミングで満潮からの下げ潮を狙う
- 夜釣りは無し
- 日没後、1時間をリミットに春イカ狙い
春イカが釣れない
春イカのポイントである和歌山の紀北地磯に到着したのは早朝5時を回ったくらい。
この時期の5時ともなると既に明るく、ヘッドライトも要らないくらいなので助かるっちゃ~助かるw
満潮いっぱいまではあと少しなので背負子に最小限の荷物を積んでテクテク歩くとこと5分位で地磯に到着。
上から見るとだ~れも居ないパラダイス状態ですがある意味不安w
早々にちょっとしたガレ場を下りてポイントにINしました。
時合までにはまだまだ時間はたっぷりあるので、アジバッカンの海水の入替えを手早くおこなった後、泡ジュースで喉を潤すのと海の神様に豊漁を願って乾杯!
さっきまでフィクセルプレミアムでキンキンに冷されてたので喉に染み渡る~w
さすが真空断熱のクーラーボックスです。
少し高価では有りますが、購入して正解でした!
ゆっくり休憩して用意が整った所で、大きめのアジを選んでキャスト!
1時間…
2時間経過…
ここからが少し長かったw
なかなかアタリがでない…。
春イカからのシグナル
アジを何匹か交換したところで本日1回目のアタリです。
重さからしてキロ位かな?
少しイヤイヤしましたが、すぐに大人しく寄って来たのでヤエン投入!
今回は気分転換に昔頂いたオカサンヤエン陸っぱりを使ってみるw
張って緩めてしていると春イカにヤエンが到達した合図がボーダレスの穂先に表れました。
そのままゆっくり寄せてくるとヤエンは跳ね上がってアオリイカを捕らえているのが目視で確認できたので更に寄せるとガッツリとフッキング!
フッキングしたと同時に春イカちゃんは大暴れw
水温が高いので良く引く、良く引く
そうこうしていると、いきなりキリモミ5回
その瞬間に針が外れてバラシ(涙)
アタリ少ないのに~
ん~~
足元まで来ていただけに残念ですが仕方ありませんね
次を狙いに行くがそんなにうまい事アタリません
良型の春イカを捕獲
そろそろ下げ潮7分に差し掛かったところで2回目のアタリです。
ボーダレスを持つと「グィーン、グィーン」と明らかに先程とは違った引きがボーダレス460mhを介して伝わってきます。
確実に2キロ以上は有りそうな感じw
この時期の2キロオーバーは貴重なので慎重にやり取りするが、なかなかの嫌がりよう…。
キャッチ優先にする為にもう少しアジを食わしてやる事にしたのが良かったのか、少しづつ寄せれる様になってきた。
ボーダレス460mhは弧を描いてバット部分からブン曲がってる状態
ん~いつ見てもいい曲がりだ~
慎重に寄せてくるとヤエンがアオリイカの横上に乗っているではないか…。
普通のヤエンでは掛からない所ですが、カツイチのオカサンヤエン陸っぱりは逆さ針が付いてるんで慌てる必要は一切なしw
見える所まで来ているのでラインを思いっ切り緩めると春イカの顔の横上で跳ね上がっていますが、ラインをすかさず張ると反対に戻る力が働いて逆さ針が春イカの顔面目玉横を見事に捕らえました!
後はアジを放せば更にハリが食い込んでくれるので釣り人側は何もする必要はなく釣り上げるだけです。
更に寄せると、その通りにアオリイカの目玉寄りにオカサンヤエン陸っぱりが見事にフッキング!
2キロ超えてる位のこの時期らしい春イカです。
ギャフを打つと「ブフォ~、ブフォ~」って墨吐きまくりますが、時すでに遅しで軍配は私に…。
サイズ的には2キロ中盤位かな?
オスのぽってりとした良い春イカです。
まだそれほど痩せてはいないので、アタリは少ないかもしれませんが、今回の大潮後でも春イカが釣れる可能性は高いように感じます。
早々に計ってみると2390グラム
まずまず良型の春イカ!
6月も後半なので夏イカの走りかもしれませんね
暑いので弱らないうちにドレススカリに入って頂き次の春イカを狙います。
アオリイカをスカリに入れてもウツボにやられてしまうならドレススカリがおすすめです。
このスカリならウツボにやられる可能性がほぼなくなって釣りに集中できますよ!
機能性はもとより安心も手に入れるなら、少し高価だけどドレススカリはおすすめです。
2,615グラムの春イカサイズがようやく登場!
ヤエンで釣るアオリイカは本当におもしろい!
少し前まではヤエンっておじさんの釣りみたいに言われてた節があるけど、最近はそんな事もないようで、ヤエンでヒットしてからのやり取りの楽しさに若い人も目覚めてきた様ですw
さて、2キロ中盤が釣れて気を良くして泡ジュースを食らっていると何やら変な感じが穂先に表れています。
アジがイカに捕まってピクン、ビクンしてる感じ
春イカからのシグナルかと思いますが、何か様子が変です。
ロッドを持つと一瞬持っていくような感じですがスグにテンションが無くなる感じ
少し引っ張ってテンションが無くなる様なやり取りを近くまでやってみて分かりました。
犯人はチヌ!!
アジがデカいので50㎤はあろうかと思われるチヌでも口には入らず、ついばんでアジがボロボロにされたようです。今回足場も高かったので一部終始見えてたので確信しました。
アジを襲う魚は色々いるけれど、ラインが切れない場合はチヌやサバフグの可能性も高いかもしれませんね
何匹かのアジがチヌに殺られて春イカを釣るどころでも無いので、少し場所を休める事にして遅めの昼食を取ることに…。
仮眠も含めて数時間経ったかな?
居付いてたチヌもどこぞに行ったようで、アジは良い感じに中層付近を泳いでいます。
ボ~っと竿先を眺めていると、急に穂先がバタバタと暴れたと思うと「グィ~」って押さえ込まれました(嬉)
今度は春イカのアタリと確信しボーダレスを手に取ると先程と同じ位の重量感のある「グィーン グィーン」が襲ってくる!
アタリ少ないからこの春イカも確実に獲りたい!
少しずつテンションを掛けると穂先から順番に曲がっていく…
ある一定の所までテンションを掛けるとジェット噴射するので、その手前まで曲げた分だけ巻き取るイモムシ作戦で試みるw
これが見事ハマり少しづつではあるが寄ってくる
暫くイモムシ作戦で行くが、スグに強引に寄せ始めると付いてくるようになったので、ロッド角度に気を付けながら春イカの荷重が穂先から順番に乗るようにあしらう
ヤエンを打てる距離まで来たので今回は自作のローラーヤエンを滑らす事にw
す~っと滑って海中に消えたのでロッドを立てて推進力を高める。
アオリイカの近くにヤエンが届いたのか、少し嫌がるのでラインを緩めてヤエンをアオリイカの視界から消してやり下側から入れるイメージでロッドを操作すると、スグに大人しく寄るようになってきた
ヤエンは完璧に届いているので、更に強めに寄せると一瞬、テンションが抜けた!
アジを放したかと思うと後ろに構えていたヤエン針に”ガツン”っとフッキング!!
ん~~
これも良く引く~
テンションだけ抜けない様に気を付けて足元まで寄せてランディング!!
ギャフを掛けてからスグに上げずに、ロート部分が水面を切る位で止めると春イカのお漏らしが…
「ジョボ ジョボ ジョボ…」
「ブゥ~~」
吐き切った所で畳んだギャフの根本を垂直に持ち上げて無事に捕獲w
計測すると夕方頃釣り上げた春イカよりも少しだけサイズアップして2,615グラム(画像は終了してから計測)
この時点で全てかたずけていたのでこのあと、この春イカと2.3キロの春イカ2ハイを捌いて紀北地磯での春イカ釣行を終了としました。
かなりストレスが残る釣りでしたが、最終日の明日に期待する事に…。
明日の春イカポイントは南紀地磯
明日の分のアジを沈めてある漁港で車中泊する前に和歌山市内の銭湯へ
去年も来た大正温泉
メチャクチャ昭和チックな銭湯でゆっくり汗を流す
確か料金は400円だったと思う。
スーパー銭湯のような感じではなく洗い場と水風呂?と湯舟が一つずつあり、近所のおじいさんやおばあさんがうちわ片手に夜風に当たっている、そんな昔ながらの銭湯です。
石けんやシャンプーは持っていかないとダメですが、値段が安いのと庶民的な感じなのがお気に入りですw
ゆっくり汗を流したところでアジを沈めてる漁港へ走る
途中、和歌山のお気に入りスーパーで半額シールが貼りまくられた食材を物色
今回はツバスの刺身とタコ焼きw
ゆっくり食事をしながら焼酎ロックを2杯ほど飲んだら疲れていたのか、知らない間に寝落ちしていました。
ハッ!っと目が覚めたら2時頃
明日は昼からゆっくりやろうと決め再度寝る事にzzz…zzz…。
春イカ狙い2日目は南紀地磯の藻場ポイント
2日目ですw
ゆっくりめに起きて買い出しやらなんやかんやして下道で南白浜まで来たw
今日のポイントは誰もがエントリーしやすい地磯です。
しかも海底にもホンダワラがワサワサに生えてるワンドの入口。
入って来ていたらデカいのが期待できるけれど、入ってきてないならイマイチかもしれません。
そんな春イカの産卵場です。
少しガレ場を下りてポイントを目指しますが、初めてなのでよく分かりません
そこで釣り友達のMさんに電話して聞いてみる事に
今いる場所で正解のようですので、ここにピトンを打ち始める事にしたんですが、実際に来てみると水深も深くてなかなか良い感じのポイント。
アオリイカの卵
現在、干潮からの上げ潮で目の前の藻場のポケットを見ると何やら怪しげな白い物体がゆ~らゆ~ら~しています。
よく見るとホンダワラに産み付けられたアオリイカの卵ですw
このあと、満潮時には完全に隠れてしまいましたが、大潮のもっとも潮位が下がる干潮時でも干上がらない所にアオリイカは卵を産むんだな~と感心。
なので春イカの産卵は1日の間でも潮位がもっとも下がる昼間に行われると確信しました。
南紀地磯は下げ潮が良い!?
さて、春イカからのアタリはと言うと全くありません。
やはり朝の満潮からの下げ潮を釣るべきだったのか?
経験上、春イカ狙いは満潮からの下げ潮を釣るのがもっとも良く釣れるイメージ
でも本日はゆっくりしたおかげで体力の回復はできましたが、明け方までにはポイントには入れていなかったのが悔やまれるところかも
仕方ないので上げ潮を狙いますが、春イカを狙い始めて3時間位は経過していますが未だアタリの”ア”の字も無し(涙)
ここからは我慢の釣りです。
更に時間が経過したところでようやくアタリです。
ロッドを持った所、キロクラスの感触が手に伝わってくる。
寄せようとするが、コイツが警戒心が強いのかビュンビュン走るは走る!
アジが少し小さいのであせる、あせる
でも何とか釣って3杯にしたい♡
かなり走られたところで少しずつ寄せられるようになって来た…。
でもアオリイカまで遠すぎてラインが弧を描いてる感じw
早く寄せないとと思っているとマイカ釣り漁船がイカの方に(汗)
エンジン音に少しビビって寄せた分だけは走られたけれど、そこそこアジを喰っていたのか放す事もなく、今度は私の主導権になりすんなり寄るようになってきた。
かなり高速で寄せたんですが、30メートル位沖にアオリイカがぽっかり浮いてきたので、すかさず自作ローラーヤエンを投入!
空中滑走させ一気にアオリイカの元に!
上手く到達したので、ここで合わせを入れる事に。。。。。。
スィープにストロークを稼ぐように合わせると掴んでたアジを放して逃げる方に専念する春イカ!
時すでに遅し
ヤエンはガッツリお股に直撃w
逃げようとジェット噴射するほどヒネリ針の餌食にw
キロくらいなのでゴリ巻きしギャフでランディング
ふぅ~
手間のかかった一杯やったな…。
即、スカリに入れて2匹目のドジョウを狙うが、日没後1時間ほど粘ってみるもラインを引き出す事はありませんでした。
春イカも夏イカも夜は釣れない?
今回、あらためて確信した事が有ります。
この時期、春イカも夏イカも干満差が一番大きいデイ(昼間)の満潮いっぱいから干潮が一番効率よく釣れる気がしました。
真冬はナイト(夜釣り)に分があります。
特に赤系狙うなら赤系が回ってくるポイントで夜釣りしかないでしょう!
当然、黒潮接岸が絶対条件ですが…。
もし皆さんも残り春イカか夏イカか分かりませんけど、狙いにいくなら以下を意識して春イカ捕獲計画を立ててみて下さい。
これからお盆までは早生まれの個体と遅れて産卵する個体が狙えますよ~。
春イカ狙いポイント
春イカと夏イカは潮を釣る!?ヤエンで狙う地磯のBIGアオリ!和歌山紀北~南紀地磯編|まとめ
今回もアタリにも恵まれず苦しい春イカ釣行が続いていますが、先程もお伝えしたように、お盆位までは早生まれの個体と残りの個体が混在する時期となります。
また、これからの時期はアングラー自体が少なく、最盛期に入れなかったポイントにも安易には入れると思うのアジさえ手に入れば、まだまだ2キロオーバーは現実的に狙えると思います。
私はもう少し悪あがきして追い掛けてみますので、皆さんも暑いですが水分補給をしながら春イカ&夏イカ狙いに勤しんでみてはいかがでしょうか?
暑いですがその際は、夜釣りは捨てて昼釣りで狙ってみて下さいね!
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