こんにちは、あきブログ管理人のあきです。
最近になってちょくちょく聞かれる事が有るんです。
あきさんはヤエン投入のタイミングってどうしてますか?
ヤエン投入のタイミングは何を基準にきめてますか?
知り合いや釣り場でお会いした方に良く聞かれます。
ヤエン釣りに一緒に行く同行者にはヤエン投入タイミングが早く「もぅ入れたん!?」って言われる事もしばしばです。
今回はヤエンの投入タイミングはいつが良いのか?
そんな疑問にお答えするべくヤエン投入タイミングについての私なりの考えと方法論の話となります。
ヤエン投入するタイミングを計るよくある光景
釣り場に行って見てるとこんな感じでヤエンを投入するタイミングを計られてる方が多い様な気がします。
大体がこのような感じではないでしょうか?
まんざら間違いでは無いですしこれで釣果に繋がればこの方法でも全く構いません。
この方法でも全く問題ないのですが大型アオリイカと言われてる3キロを超える様なアオリイカの場合は釣り人側が主導権を握る事が非常に重要でキャッチ率に繋がってきます。
「主導権?」そんな事ができるの?と思われる方もおいでと思いますが、100%で無いにしろ可能なんですw
ちょっとしたテクニックを使うと今まで獲れなかった大型アオリイカがキャッチ出来るんです。
2キロを軽く超えるアオリイカを釣りまくりたくないですか?
いやいや2キロと言わず3キロ(これは運も多少ある)なんてビビる位デカいですよ!!
3キロ後半になってくると正に宇宙人みたいw w
そんなのが普通に釣れます。
今までアジに喰らいついては居たものの姿も見ないで寄せきれず逃がしてただけかもしれませんね。
そんなバラしが出来るだけ少なくなるようなテクニックです。精神的にも余裕が生まれますので是非マスターしておきましょう!!
ヤエン投入のタイミングは5分待てってホンマでっか?
良くバラした時に言われるヤエン投入タイミングが早いとかアジの頭を落とした頃にヤエンを入れれば掛かりが良いとか言われてますが何故にこんな事言うのでしょうか?
以前のブログでも説明してますがアオリイカがアジを食べる時、最初はアジに逃げられない様に首根っこに噛り付いて動けなくしようとしますが首根っこに噛り付くためには横向けにアジを抱かざるえません。
イメージ的にはこんな感じです。 釣り上げたアオリイカですが海の中に居ると思ってくださいねw
アタリがあってから5分待ては本当?
ヤエン投入タイミングが早いとゆうことはアオリイカがアジを横抱きした状態でヤエンを投入するからなんです。
このタイミングでヤエン投入してもラインの軌道上にはアオリイカは居ないので当然ですが掛かりませんよね。
この状態でアオリイカがグイグイ引くと掛かったと勘違いしてバラすんです。
そんなバラしたあとにアジの食われ方を見るとおそらくこんな感じかと思います。
まだ横に抱いていて頭の後ろを噛んでる状態です。
この状態でヤエン投入してもラインの軌道上にアオリイカはいないのでまず掛かりません。
縦抱き出来ればヤエン投入するタイミング
通常アオリイカはここからアジの頭を切り落として一番食べたい身と内臓を食べますが、その時は横に持ったままだと食べ難いのでアジを縦に持ち替えて食べていきます(人間がバナナを食べる感じ)
この頭を切り落として縦に抱く状態まで待つタイミング(時間)がアタリがあってか5分待てと言われるヤエン釣りの由縁です。(アオリイカ、アジ、釣り人が一直線になりヤエンに掛かりやすくなる)
アジの頭を切り落としてアジが縦抱きになる時がヤエン投入タイミングとなる訳ですが、5分待てば頭を切り落として縦抱きになるのでしょうか?
縦抱きになるタイミングはその日のアオリイカの大きさやコンディションによって3分か5分か7分掛かるのか分かりませんよね?
まさに長年の経験と勘の世界ですw
勘に頼っているとキャッチ率は極端に落ちてしまいますし、アオリイカ釣りが楽しくなくなっちゃいませんか?
なのでアオリイカが横抱きしているアジをこちらで強制的に持ち替えさせて、ヤエンが掛かりやすい状況を任意に作ってやるんですね
これがアジの縦抱きです。
これなら物差しの無い基準ではなく、強制的にアジを縦に抱かす事により、いつでもヤエン投入タイミングをむかえられます。
アオリイカが割と近くにいる時なんかは待つ事も無いので、勝負も早く時合を逃さないので他の釣り人よりも多くのアタリを出せるかもしれませんしね
具体的にはイラストの状態から何度か(3~5回)ラインにテンションを掛けて引っ張ります。
ヤエン投入するタイミングを任意に作る!アジ縦抱きの動画
ここからは実際にフィールドでおこなうアジを縦抱きさせるロッドワークを解説します。
とは言っても言葉ではなかなか伝えづらいので動画貼っておくので参考にして下さい。
イメージ的にはグ~~~っとひっ張って穂先を「スッ」と戻す感じかな?
この動画は少しオーバーアクションでしていますがおおむねこの様な感じでロッドアクションさせます。
離されれば少しサビいてフォールさせればたいがい乗ってきます(乗ってこない時も有るけどw)
考えて行動したバラシは恥ずかしい事でもなんでもなく上達の為の経験で失敗でもなんでもありませんからね!
気にせずやって下さいw(先日も読者の方が意識してアジを縦抱きさせて釣られたと嬉しい報告を頂きました!)
余りにも遠慮気味ですると縦抱きにならないので注意です。
アジの尻尾を自分の方に向けるつもりで・・・グ~~~っと張ってスっと戻す
ラインを緩めた時にアジを持ち替えしロッドを再度押さえ込んでいきます。
数回に分けてする事で徐々に横に抱いてたのが斜め抱きになり、しまいにはアジを真直ぐ持つ様になってきます。
持ち替えが完了すると緩めた時の押さえ込みが無くなったり、押さえ込みが弱くなります。
とは言え水中での動きはアジの尻尾が動く数センチの事なんで神経を集中してないと、なかなか分かり難いと思います。
しっかりと脇を締めて集中しておこなって下さいw
出来れば感度の良くて、思ってるしなりを実現してくれるアウトガイドロッドがいいです。
インターラインとは全く違いますよ!
釣り上げたアジの食われ方を見れば成功してるか否かの判断がつくと思います。成功するとこんな感じかな
上記の動作の中にアジの縦抱きを任意に入れる事により無理やりアジの口先から食わせる事が出来ます。
これを意識してするのか無意識に出来てたかのでは意味合いが違います。
皆さんは意識してやるようにして下さいね、ヤエン釣りが楽しくなりますからw
ヤエンの投入タイミングを早めるメリットとは?
アジの縦抱きのメリット
②アジ、ライン、釣り人側が一直線になりアジの頭を落とすまで待たなくてもヤエンを投入できるタイミングが作れる。
③次の1ハイを狙いに行ける(時短)
上記3点がアジを縦抱きさせるメリットです。
アタリがきたら何分も待つんではなく、走りが止まれば即縦抱きしてヤエンが投入できる距離まで寄せる様にして下さい。
アジの食べられ具合とヤエンの寸法を頭に入れる事により4キロがヒットしてもゲットできます!!
こちらが主導権を持つヤエン釣りが出来れば焦る事無くアオリイカと対峙出来るはずです。
また、アオリイカのサイズが大きくて購入するアジがソコまで大きくない場合も多々あると思いますが、そんな時でも縦抱きの技術があれば獲れるアオリイカも増えると思います。
赤系アオリイカを乗せた人なら分かると思いますが外洋性が強いアオリイカで白系アオリイカよりも泳ぎが得意なので違和感与えると半端なく走りますので赤系アオリイカには縦抱きをマスターして臨んで下さい。
ヤエン投入タイミングはアジを縦抱きさせヤエンが投入できる距離ならいつでもヤエン投入です!
ヤエン投入のタイミングを早める際の注意点
アジを縦抱きにさせ早めに寄せられた場合はヤエン投入してもOKと言いましたが、タイミングが良いのは釣り人側だけでアオリイカの方はまだまだ警戒心バリバリのシラフですw
こんな状態でダイレクトにヤエンを進行させれば間違いなくヤエンがアオリイカに衝突して離されるか鬼の様に走られてしまうでしょうw
走られる位なら未だしも離されればヤエンを投入してるんで一度巻き上げてヤエンを外して投げ直さないといけません。
この場合の再ノリ率はその場でアジを離されてアオリイカにアジを見せながらフォールさせるより再ノリ率はかなり下がりますので離されない様にヤエンを進行させる事が重要になってきます。
直線的に落とすローラーヤエンは特に注意!!
具体的には張ったり緩めたりしながら落とすようにして下さい。
イメージはアオリイカの下側から忍び込む様なイメージです。
このような進行方法をさせると少しばかりヤエンがアオリイカに到達するのが遅れますが、確実に獲るやり方を選択しましょう!
遅れると言っても数十秒ですのでここは我慢して焦らない事が大型アオリイカをゲチューできる肝かも。
張ったり緩めたりしながらヤエンを進行させる場合は、ラインを緩めた際にバランスが平行になるヤエンが良いと思います(糸掛け部全部にラインを通した状態と支点を指で摘まんだ状態)
このようなヤエンの場合は進行中に海藻などにも引っ掛かり難く事故が少ないので理想的です。 ローラーヤエンでもこの様なバランスのヤエンをチョイスしましょう!
最後にヤエンストッパーはヤエンの後戻り防止と跳ね上げる為に使用をお勧めしますが引っ掛かりが無いローラーヤエンなどでは付けても効果が薄いと感じます。
無ければローラーなしの普通のヤエンが良いと思います。
ただローラー無しの普通のヤエンは滑りがかなり悪く足元が低い場合は進まないので気を付けて下さい。
ヤエン投入のタイミングはいつがいい?|まとめ
ヤエンストッパー無しでやる場合はアオリイカがジェット噴射した時に無理にロッドを煽ったりしない様にしましょう! ジェット噴射した瞬間、30㎝~50㎝位ヤエンがアオリイカからバックして離れていますので、ここでグイッと合わせてもスカを食らいますw
まとめますとヤエン投入タイミングとはアジを縦抱きさせればいつでもOK! アジを縦抱きさえできればアタリがあって5分待たなくても全然大丈夫!です。
コメント
いつも勉強になる記事を書いて頂き大変ありがとうございます。
先日の釣行で記事にも書かれているアジの縦抱き動作を実践してみました!
イカの走りが止まってからテンションの掛け具合を試行錯誤しながらチャレンジし数回行った後にすんなり寄せてくる事ができ捕獲する事が出来ました。
捕食されたアジが残っていたので確認すると頭から食べ始めていたので縦抱きに出来ていたと実感する事が出来ました。
ホントに参考になりました。ありがとうございます!
まだまだ未熟者で一つ質問があるのですが、ヤエンの到達についてコツンと当たった感触がイマイチ掴めていないです。
ヤエンの進行速度を速くすると当たった感触が分かるのかもしれませんが、ラインを張る緩めるの動作で徐々に進めていった場合、ヤエン到達の感触はありますか?
今のところ時間とラインの角度で到達しているとは推測出来るものの確証が無いので目視出来る状態になってから合わせるようにしています。
ちなみに現在使用しているヤエンは跳ね上げ式ローラーヤエンでストッパー無しを使用しています。
かりんこうさんコメントありがとうございます。
アジの縦抱き実践され成功出来て何よりですね!BIGサイズには特に有効な手段ですので今後も深めて下さいね。
さてご質問のヤエンが到達した合図のコツんとした感触についてですが私も分かりません。
コツっと感じる様なヤエン操作をした(できた)ならば恐らく放されると思いますので、その様な感触を追い求めなくても良いと思いますw
ヤエン到達の確証についてですがヤエン到達時に支点(引っ掛かり)が作れる様にヤエンストッパー装着が不可欠です。ヤエンストッパーが無くても支点が作れる支柱構造なら問題有りませんが
市販でテコの原理で跳ね上げるコンセプトで作られたヤエンは殆ど有りません(一部存在します)
以前同じ様なご質問を頂いたので引用します。
ヤエンがアオリイカに到達した合図が穂先に現れましたと有りますがどのように現れるのでしょうか?
とのご質問ですが説明しますとヤエンがアオリイカに到達していない時にラインを緩めますと当然ですが進むのを止めてヤエンは沈んでいこうとします。
この時、穂先はラインを張らず緩めずの状態にしているのですがヤエンが沈んでいく為にヤエンがラインを引っ張り穂先は再度曲がり込みます。
ヤエンがアオリイカに到達している時にラインを緩めると針側が持ち上がりアオリイカにあたり(触れる)ますので支点から後ろの支柱の距離以上には道糸を引っ張る事は無くなります。
この時、穂先は緩めたラインがそのままの状態となりますのでラインはフケたままとなります。
これによって到達したか否かの判別は可能です。
サイズが小さいアオリイカはヤエンと共に沈んでいく事もあるので分かり難いですが後は経験かもしれませんねw
かりんこうさんのローラーヤエンがどの様なヤエンかは分かりませんので何とも言い難いのですが支点が作れて尚且つある程度の重さが有れば分かりやすいと思いますしロッドについても
穂先にそれなりの感度を持ったロッドを使用されるのをおススメします。
跳ね上げするにはストレートヤエンでもローラーヤエンでも支点、力点、作用点のテコの原理が不可欠です。
稀に仕掛けを採用して針側が上がるモノも有る様ですが私には到達理論を説明出来ません。
跳ね上げ式ローラーヤエンについては以前のブログ(https://ameblo.jp/404aki404/entry-12444983738.html)でも説明していますので良ければ見てみて下さい。
ヤエンを入れるタイミング…… 確かに悩みどころですよね。私の場合は基本早めのタイミングが多いですね。入れずにバラすと後悔する場合ってあるかと思うんですよね。完食がやたら早いとか、ダラダラと中々止まらないとか。意識して縦抱きさせる方法が成功したからタイミングは更に早くなるかも? です。あとはヤエン到達後のアワセに関してですかね。やはり後悔したくないって自分勝手な考えからアワセは必ず入れています。ただアワセ方が正しいかは自分でも分かりません。機会があればアワセ方に関してもご教授いただければ幸いです。
海の仙人さんコメントありがとうございます。
アジを縦抱きさせて早めのタイミングでヤエン投入……良いですね!
あわせに関しての記事も考えますね。