こんにちは
あきブログ管理人のあきです。
今回はシューグー(SHOE GOO)の使い方や使用に際しての注意点、剥がし方を解説していきます。
もともとシューグーは靴の修理に使われていたようですが、最近では使いやすさも相まって釣りに使うウェーダーやゴムボート、アジバケツの補修なんかにもこちらのボンドが使用されるようになりました。
他にもアイデア次第ではシューグーの使い方は無限大に広がると思うので、是非最後までお付き合い頂ければ幸いです。
シューグー(SHOE GOO)の基本情報
商品名 | SHOE GOO(シューグー) |
外観 | |
内容量 | 100g |
使用可能素材 |
|
使用不可素材 |
|
価格 | 販売店による |
HP | SHOE GOO公式サイト |
シューグー(SHOE GOO)ってなに?
シューグーはチューブ容器に入ったゴム系の補修材です。
溶剤が入っているので使用後、12時間~24時間で硬化する特徴をもった合成ゴム。
使途に関しては基本情報に記載しているとおり、ゴム製品は当然として、布や金属まで幅広く対応できる能力を持っているため、釣りに関していえば、ウェーダーやゴムボートの補修やEVA素材の水くみバケツやアジバケツなど多種多様に使用されています。
シューグーが日本で販売されだしたのは1978年国際技術貿易株式会社がシューグーのメーカーとして30年以上輸入や販売を行っております。
シューグー(SHOE GOO)の種類
一口にシューグーと言ってもさまざまな種類があり用途によって使い分けるようにしましょう。
もし、どのシューグーを選べば良いのか迷った場合には、一番オーソドックスな「シューグー」を選べばほぼ間違いないと思います。
特に釣りに使うナイロン系の補修なら、硬化後に合成ゴムになる事や、かかとの補修やすべり止め、防水効果もあるので一番汎用性が高いシューグーで良いと思います。
種類一覧表
商品名 | シューグー 自然・白・黒 |
シューグーDF | スポーツグー (透明) |
シューグーS (黒) |
シューグー アロン (ジェル) |
靴のかかとの 補修 滑り止め効果 |
◎ | ー | ー | ◎ | ー |
ソールの接着 | ◎ | ー | ◎ | ー | ◎ |
アッパーと ソールの剝がれ 防止 |
ー | ◎ | ー | ー | ー |
防水性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ー |
UV(紫外線) への耐久 |
ー | ◎ | ◎ | ー | ー |
硬化後に合成 ゴムになる |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ー |
乾燥時間 | 12時間~24時間 | 12時間 | 12時間~24時間 | 5分 | 30秒 |
シューグー(SHOE GOO)の使い方と注意点
シューグーの使い方に関して解説していきますが、使い方自体は至って簡単に使用できますが、ちょっとしたコツと言うか注意点があるのでそこだけは手抜きしないようにして下さい。
用意しておくもの
用意しておくものと言ってもそんなにたいそうな道具は必要ありません。
以下4点を参考に用意しておきましょう。
- シューグー
- 脱脂(アルコール・うすめ液)
- 付属品のヤスリ(接着面に使う)
- 付属されてる木べら(塗る時に使う)
- マスキングテープ(どちらでもOK)
木べらとヤスリが付属していますが、木べらはアイスの棒のようなものなので割り箸でもアイスの棒でも塗れればなんでもOKです。
ヤスリに関しても付属品だけでは足りなくなってしまうので、ホームセンターや100均で販売しているヤスリでもよいです。表面に細かなキズをつけてシューグーの接着を強固にする為なので、400番~のヤスリで大丈夫と思います。
極端な事言うと、ホームセンターの木工コーナーに捨ててある使い古しの紙ペーパーでもOKですw
使い方手順
- step1接着面の汚れを除去する
- step2マスキング(どちらでもよい)
- step3接着面をヤスリで擦る
- step4木べらでシューグーを塗る
- step512時間~24時間乾燥
接着面の汚れを除去
シューグーは接着面が汚れていると接着力が甘くなる場合があるので、私の場合は色落ちが懸念されるような場合には、水分を固く絞ったウエスで汚れを除去するか、うすめ液やアルコールで脱脂してから使用するようにしています。
マスキング
ほとんどマスキングはおこないませんが、どうしてもシューグーを付けたくない場合は、仕上りにこだわる場合にはマスキングを施した方が綺麗に仕上がるでしょう。
接着面をヤスリで擦る
先にも解説していますが、接着力を上げるためにヤスリで擦るようにして下さい。
木へらでシューグーを塗る
ペーパー掛けができたら軽く汚れを取り、シューグーを塗っていきます。
塗る箇所にもよりますが、パンク修理などが目的の場合は少し盛るような感じで塗り広げるのがコツです。
乾燥
シューグーは使用後に合成ゴムに変化するまで12時間~24時間の乾燥が不可欠です。
しっかり乾燥さす事が大切です。
注意点
シューグーを使用する際の注意点は下地をしっかりと作る事です。
下地とはヤスリでのペーパー掛けです。ペーパー掛けが甘いと乾燥してもすぐに剝がれてきてしまう可能性が高くなります。
シューグーがしっかりと付くためには、修復箇所の表面に細かなキズを入念に付ける事が大切です。
補修動画
シューグー(SHOE GOO)の剥がし方
シューグーの剥がし方は端の方から引っ張りながら剥がしていくしか方法は無いと思います。
合成ゴムなのでゆっくり剥がせば剥がれると思いますが、どうしても剥がしにくい場合には以下の方法を試してみて下さい。
ドライヤーで温める
シューグーは、熱を加えると柔らかくなる性質があります。そこでドライヤーを使ってシューグーが塗られている部分を温めましょう。熱によってシューグーが少し柔らかくなり剥がしやすくなります。ただし、靴自体が熱に弱い素材の場合は温度調整を忘れずに行ってください。
夏季の車中に置いておく
夏場の車内は相当な高温になります。ウェーダーなど車内に数日間置いておくと、接着剤が軟化してネチャネチャになりフエルトソールが本体と剥がれてしまう場合があります。この作用を逆手に取りシューグーを軟化させ剥がしやすくする事が可能です。ただし夏季限定の方法ですw
慎重に削り取る
柔らかくなったシューグーは、カッターやヘラを使って削り取るのが効果的です。このとき、靴の表面を傷つけないように、力加減を調整しながらゆっくり進めてください。特に硬くなっている部分は無理に剥がそうとせず、少しずつ取り除くようにしましょう。
除光液などの溶剤を利用
アセトン※やステッカー剥がし・除光液・うすめ液などの溶剤を使うと、シューグーをさらに効果的に除去できます。少量の溶剤を布や綿棒に含ませて、シューグーが残っている部分に塗布するとシューグーが柔らかくなり、簡単に取り除けるようになります。
ただし溶剤が靴の素材に与える影響を考慮し、まず目立たない箇所でテストすることをおすすめします。
※ホームセンターやDIYショップでは、アセトンが含まれるペイントリムーバーや接着剤リムーバーとして販売されていることが多いです。これらの製品は、ペンキや接着剤を落とすために使われることが多いため、塗料や接着剤のコーナーで探してみてください。
シューグー(SHOE GOO)を使用したみんなの口コミ
シューグーはAmazonや楽天で見ても口コミが良いですね
シューグーをどのように感じているのかみなさんの口コミを紹介しておきます。
寺島浪子
今回2回目の購入です。冬道の長靴使用時 靴先端のすべり止めに塗ってみました。
意外と効果ありました。かかとの修復も簡単にできて使い勝手が良いです。
柊
今までは靴の踵がある程度すり減ると仕方なく捨てていましたが、シューグーは想像以上にちゃんと補修できました。踵を補修してからひと月以上経過しているが捲れたり剥がれたりしていません。もっと早く買っていればよかった。今まで捨てた靴が勿体ない。
お寝坊サンタ
長年にわたり使用してきています。まあ、こんなものか、と思っています。一度に厚く塗らないで、2,3日に分けて薄く塗り重ねが、わりと剥げずにいけるかな。
pur…
耐久性わりとあります。
今まで安全靴やスニーカーは片べりしていたのを捨ててました。これを使って補修して長く履けるようになりました。耐久性もわりとあります。
シューグー(SHOE GOO)のメリット・デメリット
シューグーは素材そのもので手軽で簡単に補修ができる修理キットです。
また、乾燥後は柔軟性のある合成ゴムに変化するので使用箇所を選ばず重宝していますが、全て良い事ずくめでもありません。
ここではシューグーを使用する際に感じたメリットとデメリットを紹介したいと思います。
メリット
- 補修箇所の形状が変化しても柔らかいので追従してくれる
- 防水力(防水性)が高い
補修箇所の形状が変化しても追従してくれる
シューグーは乾燥後、合成ゴム(柔らかいゴム)に変化するので、ゴムボートの曲面や波打つウェーダーの表面などでも補修箇所が追従してくれます。
防水性が高い
乾いた合成ゴムは水を通さないので止水効果が高いです。
靴の補修に留まらず、防水リュックなど防水性を求める部分には効果的です。
デメリット
- 強い匂いがある
- 乾燥までに時間が掛かる
強い匂いがある
シューグーは口コミみもありましたが、匂いが強いと感じる人が多い印象です。
使用時は屋外で施工するか換気の良い室内で作業する事がおすすめです。
乾燥まで時間が掛かる
シューグーが完全に硬化するまでの時間は、通常24時間から最大で72時間程度かかります。特に厚めに塗布した場合や湿度が高い環境では、完全硬化に3日ほどかかることもあります。
硬化のステップ
-
24時間後:表面がかなり固くなり、軽い使用が可能になる場合があります。ただし、内部はまだ完全に硬化していないことが多いため、慎重に扱うことが重要です。
-
48〜72時間後:この時間が経過するとシューグーが全体的に硬化し、強度が最大限に発揮されます。この段階であれば 靴を通常通り使用しても問題ありません。
シューグーの硬化を待つ間は、できるだけ曲げなどの圧力負荷をかけないようにし、完全に硬化した後に使用することをお勧めします。また、完全乾燥するまでには時間が掛かるため、急ぎで使用する場合には不向きかもしれません。
シューグー(SHOE GOO)最安値な販売店
シューグーは実店舗であるABCマートやコーナンなどでも販売されていますが、ネット通販とどちらが安いのでしょうか?
結論から言うとネット通販の方が安く手に入ります。
実店舗販売店
- ABCマート
- ロフト
- コーナン
- ドン・キホーテ
- 東急ハンズ
他にもたくさんありますが全てを載せきる事は出来なかったので詳しくはシューグー(SHOE GOO)販売店一覧で確認ください。
通販サイト価格
ではネット通販の最安値はどこなのか?Amazon・楽天・Yahooで検索してみました。
販売店 | 価格 | 送料 |
Amazon | 1,130円 | 無料 |
楽天 | 1,320円 | 無料 |
Yahoo | 1,435円 | 無料 |
ヨドバシ.COM | 1,230円 | 無料 |
販売店まとめ
各大手通販サイトの最安値をみてみるとAmazonが1,130円でダントツの最安値でした。
実店舗にこだわりが無くて少しでもお安く購入したい人にはAmazonで購入がおすすめとなります。
シューグー(SHOE GOO)のよくある質問
最後にシューグー(SHOE GOO)の良くある質問を抜粋したので参考にしてみてください。
Q:シューグーと他の補修材の違い
A:シューグーの特徴はゴム系の接着剤なので、他メーカーの補修材と比べて溶剤が入っているため接着力が強いです。
Q:シューグーはラジコンにも使える?
A:シューグーには前述しているように溶剤入りなので、ポリエステルなどの化学繊維(部品)をもろくしてしまう可能性があります。ラジコンのボディやバンパーなどの補強に使用する場合は、一度同じ素材でテストしてから使用する事をおすすめします。
Q:開封後はいつまで使用可能ですか?
A:メーカーからの回答がありませんが、使用後にネジ部分を綺麗に拭き取って蓋を閉めれば長期間使用できるとAmazonカスタマーが回答されています。
ふたさえキチンとしておけば大丈夫ですよ。使い終わった後、チューブの口元ねじ部分を新聞紙などで丁寧に拭き取ってからふたをしないとペンチでしか開けられなくなる。
投稿者: ミニブタぶんた、投稿日: 2019/12/15可能です。もともと速乾性ではありませんから、固形化するまで数日かかります。お陰でキャップが密閉出来ていればかなり長い間使用可能です。どれだけ長いか意識したことはありませんが、踵を何度も直せるくらいは十分可能です。と言っても2~3回なら1~2年でしょうか。多分ですが、使い切るまで使用できると思います。
投稿者: nobinobinouen、投稿日: 2019/12/15
Q:耐久性はありますか?
A:使う頻度や場所、環境で変わってくるので一概には言えません。
【補修ボンド】シューグーの使い方と剥がし方まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は意外と知らないシューグーの使い方と口コミを解説してきました。
私も少し前に知ったんですが、ウェーダーを補修する際にも何も当てなくても素早く補修でき、かかとのフエルトが減っても簡単に修復・交換できるので重宝しています。
釣りをしているなら1本持っているといろいろ活用できること間違いなしだと思うので、皆さんももしもに備えて一つ忍ばせておいてはいかがでしょうか?
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