こんにちは、あきです。
これからの季節は人間は寒いですがアオリイカ釣りにとっては好時期となり、釣り場さえ合えば超大型アオリイカと出会えたりキロクラスが連荘する一番楽しい時期となります。
逆にこの時期特有である釣り場選定ミスや釣り場に入るタイミングを間違うとボーズも十分有り得ますw
なので今回はアオリイカ釣り初心者の方やヤエン釣りを始めて間もない人向けに1月~4月頃までの時期でボーズ回避する自分なりの釣り場選定方法をお伝え出来ればと思います。
一応、今回は私がよく行く和歌山県の釣り場に的を絞って書いていきますので東の読者さんは和歌山遠征を目論んで頂く為に参考程度に聞いて頂ければなぁ~なんて思います。
アオリイカの時期と水温
アオリイカ釣りは時期よりも水温を釣る
私もアオリイカ釣りを始めたばかりの初心者の頃は、和歌山県のアオリイカ釣り場ならどこでも同じと考えていましたw
なので年明けの真冬に紀北の堤防に良く行ったりしてましたねw
もちろん朝からの昼釣りです。
ま~無知と言うか何というか、今のようにスマートフォンも無いし、ネットでググれば情報が手に入る便利な世の中でも無かったので雑誌を見ながら自分なりに手探りでやってましたw
当然、毎回ボーズw
おまけにヤエンは何十本無くした事かw
これからアオリイカ釣りを始めようと考えてる皆さんにこれだけは覚えておいて欲しい言葉が有ります。
アタリの数だけ獲る努力とちゃいますよ!
今や皆さん、アタリが有れば獲れるでしょうからね
これからのヤエン釣りは釣りに行く前の段階が重要になって来てますw
テキトーでも釣れるときゃ釣れるけど、釣りの楽しみはソコだけではないからね~
アタリの数欲しけりゃ走りましょうですw
アタリの無い1時間より余計に1時間走ってアタリが有る釣り場をw です。
意味は読んで字の如くですw
少し近くてもアタリ無い時間が長い可能性があるなら可能性を高めて南下(北上)しましょうって事です。
後でも説明しますがアオリイカが釣れる目安は海水温が15,6度以上ある場所を一応、目安にして下さいね
中には冬時期で水温13度でも喰ってくる釣り場も有りますが、基本的に釣り場の水温は高いに越した事は無くアオリイカが沿岸部の釣り場に差してくる水温は16度前後と初心者の人は覚えておけば間違い無いでしょう!
特に1月~4月の冬から早春の時期は水温動向を確認し安定した釣り場に出向くようにすればキロクラスが連荘する事も珍しい事では有りませんので水温16度以上あって安定している釣り場へ出向いて下さいね
この時期は欲言えば18度以上の釣り場を選んで頂くと尚良いと思います。
前回の釣行でもそうでしたが水温が1度位ポンと下がった時なんかは殆どの釣り場は喰い渋ったりアオリイカ自体も小型が中心になったりアタリが遠くなる傾向がありますので釣行日まで良く確認する様にして下さい。
冬の時期は黒潮の影響を受ける和歌山県の場合は水温の差が出やすいので釣行日までチェックは欠かせませんw
水温と海流を見る際はこちらのサイトで見てみて下さいね
狙うエリアや釣り場を選ぶ指標となります。
アオリイカ釣りの時期最盛期!釣り場は岬ごとで考える
水温変化で時期毎に釣り場が変化する
アオリイカ釣りのメッカであり、時期を選ばずたくさんのアオリイカ釣り場が存在している紀伊半島ですが冬時期は何をおいても先ずは水温を考えた釣り場選定をする事が大切なのは分かって頂けたと思います。
水温や海流をやみくもに見ても分かり難いので岬(エリア)で見ていく様にすればエリアを絞りやすくなるかと思います
大きく見れば岬と岬の間は潮が溜まりやすくなってますので、先ずは水温や海流を見てアオリイカ釣りするエリアを決める事が重要かもですw
特に水温の低い時期はこの区間のどの位置まで海流(暖水)が影響しているのか?
上り潮(串本方面からの暖かい潮)なのか?
下り潮(大阪湾からの冷たい潮)なのか?
この時期は海流がキーポイントですw
例を挙げて見ていきましょう!
こちらの画像は2019年12月27日発表の紀伊半島に於ける黒潮流路です。
アオリイカ釣りに行ってしまえば釣る事に集中したいのが情ってもんですよねw
なので釣果出す為には先ずは釣りに行く前の段階である海況解析からですね~
ここで大体の釣果が決まります.
黒潮は潮岬沿岸のはるか沖で離岸中ですが遠州灘からの強い暖水流入で紀伊半島西岸(印南)辺りまで暖水舌が達してます。
串本側からの上り潮が強いので中紀から紀北まで強い流れが形成されてます。
この様な上り潮の場合は全体的に底潮も暖かくアオリイカ釣りにとっては有利に働く傾向ですが特に水温が高く黒潮北縁に向かって潮目が出来ている周参見エリアから南が良さそうです。
特にここ数日はこの海流が流れていますので水温も安定して周参見から南のアオリイカ釣り場を狙うのがセオリーかもですw
下の画像(1/2更新)はクロロフイル濃度を衛星から写した画像です
クロロフイル濃度とは植物の光合成に於いて基本的役割を果たしている葉緑素と言われていて海中では植物プランクトンに含まれているそうです。
なのでクロロフイル濃度を見れば植物プランクトンの濃度を知る事ができ、それらをエサにしている小魚の動向を推測する事が可能となります
雲や電波状況で正確に探知できない場合も有りますが、この画像を見る限りでは串本地区の釣り場は水温自体は高くアオリイカ釣りに適している様に見えますがクロロフィル濃度を見ると同じ位の水温でもクロロフイル濃度が高い周参見地区の方がアオリイカ釣りに適していると考えます。
実際の釣りはコレだけ見ていても釣れないので後はその日の風状況や時期、釣り場を見ながら決める事になりますが、ここまでやれば後は釣り場に行く時間やアオリイカ釣りする実釣時間が重要になりますね
時期と釣り場が決まれば時間を決めよう!
夜釣りか昼釣りか狙う時期で決める
私個人は基本的に冬の時期は夜釣りで春は昼釣りにしています。
アオリイカ釣りをされてるアングラーはお分かりでしょうが夜釣りの場合は月夜周りに狙う方がアオリイカの活性も高く釣り人側も足元が見えやすいので釣りしやすいかと思いますのでアオリイカを夜釣りで狙う場合は出来れば月夜を狙って出かけてみて下さいw
大体の目安として見て頂ければ和歌山県の場合、時期的に4月中旬以降から干潮時の潮位が昼と夜で逆転し始めます(冬は夜、春は昼の方が潮が良く引く)ので、この辺りの時期から明暗と共に潮(潮位変化)を狙う事も頭に入れながら昼釣りか夜釣りか決めていけばより楽しいアオリイカ釣りができそうですw
とは言いつつも釣り場によっても変わってきますので一つの事象に執着せず、柔軟に変化させていけば良いかと思いますw
見切りも難しいですが春の時期は昼釣りでずぅ~とアタリが無くても潮の変化でいきなり連荘する時も多いので粘ってみるのもアリかもしれません(外す時もあるけどw)
これからの時期の狙い目はズバリこのエリア
これからの時期にアオリイカ釣りをするなら
これからの時期はアオリイカも大型化してヤエン釣りの醍醐味が味わえるようなサイズになってきます。
エリアや釣り場の選び方は水温や海流、クロロフイル濃度を見ながら決めて行けば絶対とは言えませんが釣れる確率は高まると共にアオリイカ釣り自体に違った楽しみ方が出てくると思います。
私のおすすめの釣り場としては白浜半島から南、周参見エリアを中心に前後するのが良いと思います。
この際、中紀は捨てて少し余計に走ってみて下さいw
特に周参見エリアから串本エリアで北及び北西風が強くても風を背中に受ける釣り場がおすすめですね
具体的にアオリイカ釣り初心者のアングラーでも行きやすくてそこそこ実績があるのが画像の周参見漁港です。
こちらの漁港は余り先端には行かず波止が高くなってる所の手前辺りが良いと思いますがダイバーもおられるので譲り合いの精神で釣りして下さい。
余談ですが、どの釣り場でアオリイカ釣りするにしても夜釣りで狙う事になりますから温かい飲み物なり食べ物を頂いて体の中から暖める様にすると尚アオリイカ釣りが楽しくなると思いますよ!
その際、気温が5度前後になるとホームセンターなど量販店で販売しているブタンガスでは火力が得られない場合が多いですのでイソブタンガスが充填されてるガスボンベを使うようにしましょう。
ボンベが用意できてもゴトクが無いと湯は沸かせませんのでお持ちでないならゴトクも購入してガスボンベにセッティングして下さい(ネジ式です)
コチラのゴトクはキャプテンスタッグM-7900の後継版で小型ながらも3000kcalの高出力設計になっており前作のM-7900よりも幾分ですが風にも強くなっています。
下段で紹介している風除板と併用すれば炎が風であおられ湯沸するのに時間を取られる事も有りません。
色々購入するのもなぁ~なんて思う方はコチラが便利ですよ!
風にも強く0.5Lの水なら1分40秒で沸騰するジェットボイルの中でも最速の早さ!(ガスは別売)専用クッカーを使わない時は付属のゴトクでパパクッキングも出来ますw
一つあればどこでも調理や湯沸しもOKなのでファミリーや彼女と行くプチアウトドアにも超便利です
いろんな道具を一つにまとめたい! 場所を選ばず安定した火力を得たい人にはジェットボイルは一押しアイテムです(私も欲しいです)
周参見漁港
この辺りはこちらの漁港に限らず、これからの時期にはアオリイカ釣り場として一級ポイントになり休日ともなれば多くのアオリイカ釣り師で賑わいますのでポイントに先行者が居れば一言掛けてから釣り場に入るかようにしましょう
釣り座を構える余地が無い場合は無理に入らず他のポイントへ移るようにするのもマナーですw
又、同じ周参見漁港でも反対側の稲積島にかかるテトラ帯も一級ポイントで案外空いている事も多いです
南紀全体に言える事ですがテトラは少し大きめですので注意して下さい(ライフジャケットやフローティングベスト必須)
その分北西風が少し位強く吹いても釣りは成立しますので候補に入れておけば重宝すると思います。
最後に串本大島へ渡る連絡橋の根本にある浅海地磯
狭いので竿出しは一人(仲間内ならギリ二人)しか難しいですがそこそこ数は出るかもですw
二人でするならテトラ帯の方が良いと思いますが地磯にヤエン釣り師が入ってる場合はテトラでするとラインが
クロスする可能性が高くなるので、その際は無理して入らず他ポイントへ移るようにしましょう!
テトラ帯に乗るならテトラの種類が変わってる辺りがブレイクラインになっているんで上手くやればブレイクラインを線で狙えます。
テトラは小さいですが足場が悪いので取り込み時は注意して下さいw
最近は行ってませんが北、北西、西の風が爆風でも釣りは出来ます
数年前、吹雪いてて爆風の夜釣りでそこそこ釣れた記憶が有ります(500~キロ位を12,3杯)
ココは湾奥なので水温が低いと厳しいので行かれる場合はコチラのサイトで串本東の水温を確認してから行く様にして下さいね♪
お付き合い頂きありがとうございます。
この記事が参考になりましたらアオリイカ釣り初心者の方へシェア頂ければ幸いです。
コメント
いつもありがとうございます。今回は僕に教えて頂いたみたいに思えます。非常に嬉しいです!
あきさんは南紀に行く時は何時頃着ぐらいですか?「ポイントに」それ釣行時間は何時間ぐらいですか?
ぼくは連休があまりないので南紀に夜釣りは厳しいですね。何かよい方法はないですかね?
シンさんコメントありがとうございます。
お役に立てれば私も嬉しいですw
今の時期、釣り場には15時頃には着くようにしていますね
釣行時間は日暮れから明け方までが多いです。
シンさんは夜釣りは厳しい様なら仕事終わって直ぐに行かれるしかないかもです。
夜中から朝までとか…
出来るなら明るい内に行くのが良いんですけどね。