「ボーダレスBBって、ヤエン釣りに使えるのかな?」
この記事を読んでいるあなたは、シマノのフリースタイルロッド「ボーダレスBB」をヤエン釣りに使いたいけど、本当に使えるのか、専用ロッドと比べてどうなのか、購入をためらっていませんか?
「汎用性が高いって聞くけど、具体的にどんな番手がヤエン釣りに向いているんだろう?」
「手持ちのリールとの相性は?」
そんな疑問を抱えているあなたのために、ヤエンのアオリイカ釣りにボーダレスを最初に取り入れたアングラーの私が、ボーダレスBBがヤエン竿として通用するのか、実際に使ったインプレや、具体的な番手の選び方まで徹底的に解説します。
また、ボーダレスbbとボーダレスn違いも解説しますので、この記事を最後まで読めば、ボーダレスBBがあなたのヤエン釣りの強い味方になるかどうかの結論が出せるはずです。
ボーダレス(bb)は本当にヤエン釣りに使える?【結論:十分使えます】
「ボーダレスBBって、ヤエン釣りに本当に使えるの?」
この記事を読んでいるあなたは、シマノのフリースタイルロッド「ボーダレスBB」をヤエン釣りに使いたいけど、本当に使えるのか、専用ロッドと比べてどうなのか、購入をためらっていませんか?
結論から言えば、シマノのボーダレスBBはヤエンロッドとして十分に、いや、むしろ想像以上に高い性能を発揮します。 私自身、ボーダレスBBをヤエン釣りで長年愛用し、何度もアオリイカを仕留めてきました。その経験から、ボーダレスBBは単なる代用ロッドではなく、ヤエン釣りの楽しさを存分に味わえる優秀な相棒だと断言できます。
この見出しでは、なぜボーダレスBBがヤエン釣りに適しているのか、その理由を初心者にもわかりやすく解説します。
ボーダレスBBのヤエン適性を検証
ボーダレスBBは、フカセ釣りやルアー釣りなど、さまざまな釣法に対応できる「フリースタイルロッド」として開発されました。
一見すると、アオリイカ専用に設計されたヤエンロッドとは異なるように感じられるかもしれません。しかし、ヤエン釣りに求められる以下の要素をボーダレスBBは高いレベルで満たしています。
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ヤエンの滑りが分かりやすい、しなやかな穂先
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イカを暴れさせないスムーズな曲がり(ベントカーブ)
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ヤエンの到達がが分かりやすく、アタリを取る高い感度
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3キロのモンスターアオリイカにも負けないパワー
ボーダレスBBは、これらの要素を高次元で両立しているため、ヤエン釣りの代用ロッドとしてだけでなく、主力ロッドとしても十分なポテンシャルを持っているのです。
失敗したくないなら最初からボーダレスがおすすめ
ヤエン釣りを始めたい、もしくはステップアップしたいと考えている読者の多くは、「最初から高価な専用ロッドを買うべきか」「ボーダレスBBのような汎用ロッドで間に合うか」という悩みを抱えています。

そんなあなたにとって、ボーダレスBBはまさに理想的な選択肢になり得ます。
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初期費用を抑えたい: 専用ロッドよりも手頃な価格で購入できる。
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他の釣りにも使いたい: ヤエン釣りのオフシーズンでも、他の釣りに使える汎用性。
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失敗購入を避けたい: まずはボーダレスBBでヤエン釣りの面白さを体験し、必要に応じて上位機種のボーダレスや専用ロッドへのステップアップを検討できる。
このように、ボーダレスBBはあなたの「失敗したくない」という心理に寄り添いながら、ヤエン釣りの世界への扉を開いてくれます。
なぜボーダレス(bb)はヤエン釣りに向いているのか?その理由を徹底解説
「ボーダレスBBがヤエン釣りに使えることはわかったけど、具体的に何がどう優れているの?」
そう思っているあなたのために、ボーダレスBBが持つ性能の秘密を、ヤエン釣りに必要な要素と照らし合わせながら、深掘りして解説していきます。
フリースタイルという設計思想がヤエン釣りにマッチする
シマノが掲げる「フリースタイル」とは、ひとつのロッドで様々な釣り方を楽しむという設計思想です。
この考え方は、ヤエン釣りに非常にマッチしています。
ヤエン釣りは、アオリイカを掛けるまでの待ち時間も長く、その間に別の釣法で楽しむ方も少なくありません。ボーダレスBBは、そんなアングラーの「この竿1本で色々な釣りをしたい」という欲求に応えてくれます。
ヤエン釣りだけでなく、サビキやウキフカセ、さらにはルアーにも対応できるため、釣りの幅を大きく広げてくれるのです。
胴に乗る独特のベントカーブがヤエン釣りに最適
ヤエン釣りでは、イカにアジを抱かせた後、ヤエンがスムーズに滑走するようにラインコントロールする必要があります。また、イカを警戒させないように、アジを離されないようにじっくりと引き寄せることも重要です。
ボーダレスBBは、やや先調子気味にきれいに曲がり込む「胴調子」に近いベントカーブ(竿の曲がり方)を持っています。(レギュラーテーパー)
これにより、イカがアジを抱いた時の引きを竿全体で受け止め、イカを余計に暴れさせず、スムーズなやり取りを可能にします。この独特の粘り強さが、バラシを減らすことにも繋がります。
カーボンチューブラー穂先がもたらす高い感度と操作性
ボーダレスBBの穂先には、カーボンチューブラー穂先が採用されています。この穂先は、ヤエン釣りに必須とも言える高い感度と操作性を両立しています。
アジがイカに抱きつかれてテンションが抜ける瞬間や、イカがじっくりとアジを食べ始める際の細かなアタリ(イカが引いている状態)も、手元にしっかりと伝わってきます。
また、竿先がブレにくいため、ヤエンを正確に送り込むためのラインコントロールも容易に行えます。
振出モデルならではの持ち運びやすさと機動性
ヤエン釣りでは、釣り場へのアクセスや準備のしやすさも重要な要素です。ボーダレスBBは振出モデルなので、仕舞寸法も約124cm(ボーダレス4.6MH)と短く、持ち運びが非常に楽です。
ロッドケースに入れての車への積み込みはもちろん、電車やバイクでの移動も苦になりません。
釣り場に着いたらすぐに準備が完了し、移動もサッとできるため、機動性が高く、様々なポイントを効率的に探ることができます。これは、限られた時間で釣果を上げたいと考えるヤエンアングラーにとって、大きなメリットと言えるでしょう。
【ボーダレス(bb)460MHをインプレ】私が愛用するヤエンロッドとしての使用感
「ボーダレスBBの良さはわかったけど、実際に使ってみた感想が知りたい!」
ここからは、私が実際にヤエン釣りで使っているシマノのロッド、ボーダレス460mh tとボーダレスbb 460mhの率直な感想をお伝えします。
上位機種の「ボーダレス」と、コストパフォーマンスに優れた「ボーダレスBB」の両方を使っているからこそわかる、それぞれの特徴や使用感について包み隠さずお話しします。
番手別の使用感を徹底比較(460MH-Tとbb460MH-T)
上位機種であるボーダレス460mh tは、磯や足場の高い堤防で活躍してくれる一本です。 全長4.6mという長さを活かした遠投性能、そしてMHという硬さからは想像できないほどのスムーズな曲がりで、アオリイカを暴れさせずにスムーズなやり取りを可能にします。特に驚かされるのはその感度で、アジを抱いたイカの細かな動きまで手元にダイレクトに伝わってきます。
一方、この記事の主役であるボーダレスbb 460mhは、上位機種とブランクスや調子もほぼ同じ仕様で、細かな点を除けば十分ヤエン釣りに使用できます。
現に2017年に仕留めた4.4キロのレッドモンスターはこのbbで釣り上げています。
ボーダレスbbはボーダレスの廉価版の位置づけなので、アオリイカを違和感なく喰わせるための穂先のしなやかさや、大物を浮かせるためのパワーは申し分ありません。ヤエン釣りに必要な要素を高い次元で満たしており、コストパフォーマンスは抜群です。
ボーダレスのベントカーブ(曲がり)
私の使用しているボーダレスは460MHで号数で換算すると1.7号相当と書かれているので皆さん硬いと思われがちなんですが、実際はそうとも限りません。

良く周りにいる人から「よ~曲がるな~」って言われる事もしばしばです。
釣り人視線の曲がり
ここでは1キロのアオリイカが乗った事を想定し、どれくらいボーダレスが曲がるのか確認して下さいね!
1リットルのペットボトルをぶら下げてロッドを曲げてみます。
「ドリャ~」
横から見た全体的なロッドの曲がり
実際に寄せる際は、アオリイカは海中にいるのでここまで曲がる事は無いかもしれませんが、キロクラスのアオリイカを抜き上げる際にはこれ位のベントカーブをイメージして下さい。
今回の曲がりはロッド全体に荷重が掛かるようにしていますので、本番の際には手元の位置次第でベントカーブを調整し寄せをおこなうと更にgoodですw
これを意識すればミディアムヘビーのロッドもミディアム風に使えたり、ミディアムライト風に使う事も出来ます(近い感じで)
良かった点:価格以上の性能と汎用性
ボーダレスBBをヤエンロッドとして使ってきて、一番に感じるのはやはりその価格からは想像できないほどの性能の高さです。上位機種と比べると装飾では見劣りする点もありますが、この価格帯のロッドとして見れば、その完成度は驚くほど高いと言えます。
また、フリースタイルロッドというコンセプト通り、ヤエン釣り以外にも様々な釣りに使えるのは大きなメリットです。ヤエン釣りのシーズンオフには、フカセ釣りやちょい投げ、軽めのルアーゲームなど、幅広い釣りをこの一本で楽しめます。
もう少しこうだったら良かったのに…。
良かった点がある一方で、上位機種の「ボーダレス」と比較すると、やはりわずかながら差を感じる点も正直あります。
具体的には、細かな仕様が少し見劣りする点です。
もちろんこれは、あくまで上位機種と比較した場合の話。見た目を気にしない場合やコスパ優先の人は、上位モデルとよりBBの方が良いと思います。この価格帯のロッドとしては、非常に高いレベルにあることは間違いありません。
ボーダレス(bb)の選び方:長さと硬さ(号数)の判断軸
「ボーダレスBBが良いのはわかったけど、どの番手を選べばいいんだろう?」
ボーダレスBBには、さまざまな長さと硬さのモデルがあり、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。しかし、ご安心ください。あなたの釣行スタイルやメインとなるフィールドに合わせて適切な一本を選ぶことで、ボーダレスBBの真価を最大限に引き出すことができます。
ここでは、ヤエン釣りに最適なボーダレスBBの選び方を、長さと硬さの二つの視点から詳しく解説します。
ちなみに硬さの基準は、ML:1号相当、ML+:1.2号相当、M:1.5号相当、MH:1.7号相当、H:2号相当、XH:2.5号相当、XXH:3号相当です。
T(振出)仕様を指しています。
4.2m、4.6m、4.8m…フィールド(足場)別の長さの選び方
ロッドの長さは、釣り場のフィールド(特に足場の高さや磯形状など)によって選ぶのが基本です。
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4.2m:
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最適なフィールド: 足場の低い漁港や波止、テトラ帯
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特徴: 取り回しが良く、狭い場所でのキャストやヤエンの投入がスムーズに行えますが、同じ号数でも手元から竿先までの距離が短いのでベントカーブが極端になりやすい傾向があります。
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4.6m:
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最適なフィールド: 多くの堤防や磯、テトラ帯
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特徴: 最も汎用性が高い長さです。遠投性能と取り回しの良さのバランスが取れており、一本で様々な状況に対応したいアングラーにおすすめです。
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4.8m:
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最適なフィールド: 高い足場や、より遠くのポイントを攻めたい時
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特徴: 遠投性能に優れ、沖でアジを泳がせている際にも、アジの動きや潮の流れをコントロールしやすくなります。足場が高くても、最後の取り込みがスムーズに行えます。
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1.2号、1.5号、1.7号…アオリイカのサイズや潮の流れに応じた硬さの選び方
硬さ(号数)は、主に釣れるアオリイカのサイズや、潮の流れの速さによって選びます。
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ML+(1.2号相当):
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最適な状況: 小〜中型のアオリイカ狙い、流れが緩やかな時
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特徴: 穂先がしなやかで、アジがイカに抱きつかれても違和感を与えにくく、喰わせることに特化しています。繊細なアタリも取りやすく、テクニカルな釣りを楽しみたい方におすすめです。
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M(1.5号相当):
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最適な状況: 中〜大型アオリイカ狙い、合わせを入れるスタイルの人
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特徴: Mよりもパワーがあり、ヤエンの滑走性を高めつつ、大型の引きにも負けないバットパワーを備えています。一本で様々な状況に対応したいアングラーにとって、最も汎用性の高い選択肢と言えます。
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MH(1.7号相当):
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最適な状況: 中型~大型アオリイカの狙い、合わせを入れるスタイルでもイカに負けないパワーがポイント。
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特徴: シマノのボーダレスBBの中でも最もパワーがあり人気のあるモデルです。強引なやり取りが必要な状況や、強風下でもロッドが煽られにくい安定感があります。また、1キロオーバーから4キロをターゲットにする場合でも安心して任せられる1本です。
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あなたの釣行スタイルに合わせた最適な一本の選択方法
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一本で何でもこなしたい:
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4.6mのMHモデル(ボーダレスbb 460mh)がおすすめです。ヤエン釣りだけでなく、他の釣りにも幅広く使え、ほとんどの状況に対応できるオールラウンドな一本です。
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足場の低い釣り場がメイン:
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4.2mのMモデル(ボーダレスbb 420m-tなど)がおすすめです。特にMモデルは、中型アオリイカでも楽しめる柔らかさがあり。より繊細なアタリを取りたい方には最適な選択となります。
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足場の高い場所での大物狙いがメイン:
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4.8mのMLモデルがおすすめです。長さとパワーを活かし、足元で暴れるアオリイカも楽に取り込めます。
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シマノ ボーダレス(bb)とボーダレスの違いを徹底比較
「ボーダレスBBの性能はわかったけど、上位クラスのボーダレスと比べて何が違うの?」
私も実際に両方のロッドを使い比べてみて、この疑問を深く考える機会がありました。結論から言うと、両者は似て非なるものです。特にヤエン釣りにおいては、それぞれの違いが釣果に影響を与えることもあります。
ここでは、ボーダレスBBとボーダレスの違いを、価格差の正体から具体的な仕様まで徹底的に比較します。
ブランクスはほぼ同じ!価格差の正体とは?
実は、ボーダレスBBとボーダレスは、ロッドの心臓部である「ブランクス(竿の本体)」の設計思想が非常に似ています。どちらもシマノ独自の技術である「スパイラルX」や「ハイパワーX」といった強化構造を採用し、細身ながらも高い強度と粘りを実現しています。
しかし、両者には決定的な違いがあります。それは、使用されているガイド形状と、グリップの構造、ガイド合わせです。
上位機種のボーダレスは、より糸絡みしにくいオールチタン製のIMガイドを装着しており、ボーダレスBBに比べてヤエン投入の際にも糸絡みしにくく、やり取りがスムーズにできるでしょう。
また、上級モデルのボーダレスにおいては、廉価版のBBと比べて塗装も上級モデルらしい仕上がりになっています。このわずかな違いが、価格差の大きな要因となっているのです。
ガイドやシートなどの仕様の違い
ブランクス以外の仕様にも大きな違いがあります。
ガイド
✔️ ボーダレスBB: ステンレスフレームのSiCガイド。十分な性能を備えていますが、上位機種に比べるとやや重く、糸絡みしやすいです。
✔️ ボーダレス: 軽量なカーボンフレームの「IMガイド」や、チタンフレームのSiCガイドを搭載。これにより、キャスト時の振り抜けの良さや、感度の向上に貢献しています。糸絡みも軽減されるでしょう。
リールシート
✔️ ボーダレスBB: CI4+リールシート。カーボン強化樹脂素材により、軽量・高剛性・耐腐食性が高
✔️ ボーダレス: 軽量で感度が高い「CI4+」素材や、人間工学に基づいた形状のパーフェクションシートを採用。これにより、長時間の釣りでも疲れにくく、手元に伝わる情報を逃しません。また、軽く握ってもグリップが効き、繊細なロッドアクションを意図どおりに操作することができます。
エンドグリップ
✔️ ボーダレス: 設置面積を大きく取る事によって肘当てしやすく、片手で安定したやり取りを可能にする設計。
これらの細かなパーツの積み重ねが、トータルでの使用感や性能に大きな差を生み出しています。
BBを選ぶべき人、ボーダレスを選ぶべき人
📢 ボーダレスBBを選ぶべき人
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ヤエン釣りをこれから始める初心者や、コストパフォーマンスを重視したい人。
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一本のロッドで色々な釣りを兼用して楽しみたい人。
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多少の重さや感度の差は気にならない人。
📢 ボーダレスを選ぶべき人
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ヤエン釣りの性能を追求したい上級者。
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より軽量で、感度や操作性の高いロッドを求めている人。
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予算に余裕があり、最高峰の技術を体験したい人。
ボーダレスBBは、ヤエンロッドとしての性能は十分すぎるほど持っています。しかし、その先にさらなる高みを目指したいのであれば、上位機種のボーダレスも視野に入れる価値があるでしょう。
ボーダレスBBをヤエン釣りで使う際の最適なリールとラインシステム
ボーダレスBBの良さを最大限に引き出すためには、ロッドと組み合わせるリールとラインの選択も非常に重要です。いくら良いロッドを使っていても、リールやラインが適切でなければ、その性能を十分に発揮することはできません。
ここでは、ヤエン釣りにおいて、ボーダレスBBと相性の良いリールとラインシステムについて解説します。
ヤエン釣りにおすすめのリール番手(2500〜3000番)
ヤエン釣りのリールは、遠投性能と巻き上げパワーのバランスが取れた2500〜3000番がおすすめです。
🎣 2500番:
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特徴: 軽量で取り回しが良く、そこまで太いラインを必要としない場合。
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🎣 3000番
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特徴: 2500番とボディサイズを変えないままラインキャパシティを高めたい人向けです。ほとんどの場合、2500番とリール重量は変わらない。
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また、ドラグフリーでラインを送り出せるレバーブレーキリールもヤエン釣りと相性が良いです。イカがアジを抱いた瞬間に素早くラインを送り出せるため、違和感なく喰わせることに繋がります。
PEラインとナイロンライン、それぞれのメリット・デメリット
ヤエン釣りに使用するメインラインは、主にPEラインかナイロンラインのどちらかになります。
種類 | メリット | デメリット |
ナイロンライン | 海水と同等の比重で根掛りしにくい | 吸水性があり劣化しやすい |
PEライン | ラインの比重が軽く遠投しやすい | 根ズレに弱いのでショックリーダーが 必ず必要 |
フロロカーボンライン | 比重が重く同号数ならナイロンライン より強い |
同号数の場合はナイロンラインよりも 太いので流れの抵抗を受けやすい。 |
ボーダレスBBは、穂先の感度が高いロッドなので、どのラインと組み合わせてもイカの細かな動きをよりダイレクトに感じることができます。
一方、初心者の方や、テトラ帯での釣りが多い方は、扱いやすさや根ズレに強いナイロンラインから始めるのも良いでしょう。
ヤエン釣りにおけるドラグ設定の重要性
ヤエン釣りでは、ドラグ設定が非常に重要です。
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イカがアジを抱く時:
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ドラグを緩めに設定し、イカにアジを違和感なく喰わせるようにします。
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ヤエン投入後:
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ドラグを締めて、イカの引きに合わせて少しずつ糸が出るくらいに調整します。これにより、ヤエンがイカに到達し、フッキングするまでの間で、イカの引きに負けずに主導権を握ることができます。
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ボーダレスBBは胴に乗る独特のベントカーブを持っているため、ドラグとロッドの粘りを両立させることで、ヤエン釣りをより楽しむことができます。
ボーダレス(bb)をガイド交換してヤエン釣りに最適化
ボーダレスBBをヤエン釣りで使うだけでも十分に高性能ですが、さらに性能を突き詰めたいという方には、「ガイド交換」という裏技があります。ガイド交換は、ヤエン釣りにおける性能を飛躍的に向上させるカスタマイズです。
ここでは、ガイド交換のメリットや、ヤエン釣りに特化させるためのヒントをご紹介します。
ガイド交換を行っている店舗情報
ガイド交換は専門的な技術が必要となるため、ご自身で行うよりも、プロの職人に依頼するのがおすすめです。
ボーダレスbbのガイド交換に関しては、トップガイドからフリーガイド(止めてないガイド)までの必要最低限の交換で問題ないでしょう。
私が交換した時の費用は1つ800円くらいだったと思います。(トップガイドは少し安かったかもしれません)
京都市にある「北川釣具店」は、釣り師の間では知る人ぞ知る名店です。ロッドのカスタマイズに精通しており、ヤエン釣りに最適なガイドセッティングを提案してくれます。
その他にも、地元の釣具店や、インターネットで「ロッド ガイド交換」と検索することで、近くの店舗を見つけることができます。
ガイド交換のメリットと費用相場について解説
ガイド交換を行う最大のメリットは、ヤエン釣りに特化したロッドに生まれ変わることです。具体的には、以下の点が向上します。
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感度の向上: 軽量な小口径ガイドに交換することで、ロッド全体の重量が軽くなり、穂先に伝わるアタリをよりダイレクトに感じ取ることができます。
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糸がらみの軽減: 糸がらみがしにくい独自のガイドセッティングにすることで、快適な釣りをサポートしてくれます。
ガイド交換の費用は、依頼する店舗や交換するガイドの数、種類によって異なりますが、一般的には数千円程度が相場となります。決して安くはありませんが、これによりボーダレスBBを「ヤエン専用ロッド」としてさらに進化させることができます。
ボーダレス(bb)の口コミと評価|ヤエン釣りでも人気!
ボーダレスの口コミをかき集めてみました。
口コミ内容もさまざまですが良い口コミが多いイメージです。
ただ、ヤエン釣りの口コミばかりではないので、逆にボーダレスの信憑性というか評価が忖度なくされていますので参考になりますよ!
良い口コミ
悪い口コミ
SNSの口コミ
届いた
シマノボーダレスbb 460M-T
ルアーもサビキももちろんフカセ釣りもできる万能磯竿 pic.twitter.com/hduGhfXZu6— ファントムX (@phan_phan_x) November 9, 2021
フカセはシマノボーダレスBB 495M-T
リールレブロス2500番0.8号を200m
ですよー
さっきのは白スピニングはオルルド3bb4000番270gギア5.2:1ですー pic.twitter.com/Go7tVFI5Yd— さえ (@sae19850725) October 12, 2021
シマノは、ただ釣具を販売しているだけでなく、「釣り」という体験そのものを豊かにすることを目指しています。ボーダレスBBもまた、その理念の元で開発されたロッドです。
一つの竿で様々な釣りが楽しめるボーダレスBBは、アングラーの「もっと釣りがしたい」「もっといろんな釣りを試したい」という純粋な探究心に応えてくれます。このロッドを手にした瞬間から、あなたの釣りの世界は一気に広がるでしょう。
この機会に、ぜひボーダレスBBと共に、新たな釣りの扉を開いてみませんか?
ボーダレス(bb)に関するよくある質問と疑問
ここでは、ボーダレスBBを検討しているアングラーから寄せられることの多い、よくある質問と疑問についてお答えします。
Q: ボーダレスBB 380Mはヤエン釣りに使えますか?
A: はい、十分にヤエン釣りに使用できます。
ボーダレスBB 380Mは、全長が3.8mと比較的短く、M(1.5号相当)という硬さのモデルです。大型アオリイカとの強引なやり取りには、少しパワー不足を感じることがあるかもしれません。
足場が低く、近場を丁寧に探るヤエン釣りスタイルであれば、380Mは非常に有効な選択肢と言えますが、同じ購入するなら4.6MHクラスが良いと思います。
Q: ボーダレスBBは折れるって本当?
A: ロッドが折れる原因は、ロッドの性能自体よりも不適切な使い方にあることが多いです。
ボーダレスBBは、シマノ独自の「スパイラルX」や「ハイパワーX」といった強化構造が採用されており、非常に高い強度を持っています。しかし、以下のような使い方をすると、どんな高性能なロッドでも折れてしまう可能性があります。
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無理な抜き上げ: 大型のアオリイカや魚を、タモやギャフを使わずにロッドだけで抜き上げようとすると、ロッドに大きな負荷がかかり折れる原因となります。
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ガイドへの糸がらみ: キャスト時にラインがガイドに絡まったまま投げると、穂先部分に急激な力が加わり、破損に繋がります。特にPEラインを使用する際は注意が必要です。
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衝撃: 釣行中の移動時や、岩場に置いた際にロッドに強い衝撃が加わることでも、見えない傷がつき、それが原因で折れてしまうことがあります。
正しい使い方をすれば、ボーダレスBBは非常に丈夫で、長く愛用できるロッドです。ロッドの特性を理解し、無理のない使い方を心がけましょう。
まとめ:ボーダレス(bb)はコスパ最強のヤエンロッド!
この記事では、シマノのボーダレスBBが、なぜヤエン釣りにおいて優れたロッドであるかを徹底的に解説してきました。
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ボーダレスBBのヤエン適性: レギュラーテーパーのベントカーブ、高い感度、振出モデルの機動性など、ヤエン釣りに必要な要素を高いレベルで満たしています。
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価格以上の性能: 上位機種と比べるとわずかな差はありますが、この価格帯としては驚異的な性能を持っており、ヤエン釣り初心者から上級者まで満足できます。
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汎用性の高さ: ヤエン釣りのシーズンオフでも、フカセ釣りやちょい投げ釣りなど、様々な釣りに使えるため、釣りの世界が大きく広がります。
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よくある疑問を解消: 「380Mは使える?」「折れるって本当?」といった疑問にもお答えし、安心して購入できるようサポートしました。
ヤエン釣りを始めてみたい、でも専用ロッドは高くて手が出しにくい…。そんなあなたの悩みに、ボーダレスBBは最高の形で応えてくれます。
ボーダレスBBは、ヤエン釣りを深く楽しむための十分すぎる性能と、あなたの釣りの幅を広げるという二つの価値を提供してくれる、まさに「コスパ最強」のヤエンロッドです。
ぜひ、このロッドを手に取り、ヤエン釣りの新たな扉を開いてみてください。
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