こんにちは、あきです。
海釣りには身近に釣りができる防波堤やサーフ(砂浜)、お金を払って釣りさせて貰う海釣り公園、海上釣り堀、渡船で渡る磯や筏、船釣りなど色々なジャンルの釣りが有りますがどの釣りにも必要になってくるのがライフジャケット(フローティングベスト)です。
防波堤や砂浜などではライフジャケット着用は自己責任となりますが、お金を払って釣りをさせて貰う場合には必ずライフジャケットの着用が義務となりますので手持ちのライフジャケットが無い場合は船宿などで貸し出し対応されてるのが現状です。
しかし、貸し出しして貰えるライフジャケットは目立つ様にオレンジ色だったり黄色だったりし救命胴衣丸出しなのがたまにキズかもです。
ま~釣りを継続するかどうか分からない場合はオレンジ色や黄色の救命胴衣でも良いかもですが、続けるならファッション性にも富んで釣り用のウェアにも合わせやすいライフジャケットを購入しておいた方が良いとは思います。
だってオレンジ色の救命胴衣に黒マジックで〇○丸とか書いてるやつを着るのもなかなかですからねw
また、歩いて行ける地磯や防波堤(波止)なんかでも命を守る為にはライフジャケットは購入しておいた方が良いですから…。
同じ買うならネットショップで売ってるカッコいいライフジャケットが良いでしょうが、いざ購入するとなれば一口にライフジャケットって言っても色んなタイプが有ってどれを購入すれば分かり難いですよね?
釣り初心者さんが選ぶなら汎用性が高い物の方が色んな釣り場に使えて便利だとは思いますが・・・。
ま~ライフジャケットも色んなタイプがあり、それぞれ一長一短ですんでその辺りの事も交えてお話します。
釣り人にライフジャケット着用が進んだ理由
命を守るのがライフジャケットの役割
平成30年(2018年)の内閣府大臣官房政府広報室のデータによると日本全国で水難事故が起こった件数は1,356件で人数にすると1,529人が水難事故に遭っています。
これは一人以上で水辺に居ていても事故に遭遇するとゆう事を物語っています。
又、そのうち692人が亡くなったり行方不明となったりしているそうです。
率にすると51%、約半数の方がお亡くなりになられたり行方不明となっています。
これを鑑みると一度でも水難事故が発生すると即、命に関わる可能性が高いのが水難事故の特徴となっています。
では平成30年(2018年)に死亡ないしは行方不明になられた割合を場所別に見てみますと(図1)
図1(場所別 死亡 行方不明者/692人)
水難死亡事故がもっとも多く発生しているのが見ても分かるように海が全体の半数以上を占めています。
次いで河川が2位と続いています。
水難され死亡されてる人の約8割が海と河川でお亡くなりになられているのが分かると思います。
この水難事故に遭われた方達は何をしていて水難事故に遭われ死亡ないしは行方不明になられたのかも内閣府大臣官房政府広報室が警察庁からの資料提供で明らかにしています(図2)
図2 (行為別 死亡 行方不明者割合/692人)
一方、水難事故により死亡ないしは行方不明者なられた方は何をしていて水難事故に遭われたのかを示すのが図2になります。
死亡、行方不明になられている割合は釣り関係だけで多く30%以上あり水泳、釣り、水遊びとレクレーション関係だけで半分近くに当ります。
如何にライフジャケットの装着が大切になるかは、こちらのデータで読み取れると思います。
ライフジャケットを着用していれば絶対に助かるとゆうモノでは有りませんがライフジャケット非着用に比べて着用すると生存率は約2倍となっている事からも釣りでのライフジャケットの有用性は認められると感じますし海や河川に行く場合は着用していた方が良いと思います。
又、ライフジャケットは落水時に人間の首から上部分(顔)を水面上に浮かせせる用具となります。決して命を保証するモノでは無く浮力を補助する為の用具となりますので過信せず危険な時や場所には行かない様にし時には釣り自体を諦める事もライフジャケット以上に大切かもです。
この章をまとめますと釣りにライフジャケットを着用する目的は命を保証するモノでは無く万が一の場合に延命を補助できる道具にすぎないとゆう事は忘れない様にしましょう!
釣り用ライフジャケットの種類は色々(桜マーク)
桜マーク入りライフジャケットとは
桜マーク入りライフジャケットとは船舶検査事務所や登録事務等を行う日本小型船舶検査機構(JCI)が製造に立ち会い、国土交通省の安全基準を満たした安全性をライフジャケットに確認、承認した上で押される桜型の証印の事です。
船釣り時には桜マーク入り(タイプA)ライフジャケット着用義務!
平成30年2月以降、国土交通省の法改正で小型船舶の乗船者に承認品の着用が義務付けられました。
乗船者にライフジャケットを着用させなかった船長(小型船舶操縦者)には、違反点数2点が付され、再教育講習を受講しなければいけなくなりました。
又、違反点数が累積して行政処分基準に達すると、最大で6か月の免許停止になり再教育講習を受講した方は2点の減点となります。
これは自分のマイボートだけでなく遊漁船も対象になりますので船釣りをおこなう場合は必ず桜マーク入りのライフジャケットを着用するようにして下さい。
尚、免許の必要ないミニボートでの釣りや波止釣り、砂浜や護岸での釣り、磯釣りは桜マークがないライフジャケットでも大丈夫ですw
ベスト式ライフジャケット
ライフジャケットと言えば大体イメージするのがこちらのタイプです。
特徴としては浮力体に固型の発砲素材が使われている為、膨張式の様に空気で浮力を得るのではない為、岩や貝などに擦れてもパンクの心配も有りません。
そもそも浮力体がベストになっている為、落水時した瞬間から体が浮くように出来ていますので慌てる事も最小限で済みます。
又、冬場には防寒としても役立ち、着用してるだけで温かく岩場で寝そべっても背中が痛くなる事もフィッシングウェアが傷つく事も有りません。
首掛け式ライフジャケット
マフラーの様に肩から掛けてお腹辺りでベルトで固定するタイプです。
通常時は気室に空気が入っていないのでペタンコになっています。
落水時には水気を感知しガスボンベで自動で膨らむので安心ですが雨天時にも膨らんだりする事がままあるようですw
膨張方法は落水時に水を感知し膨張する自動式と自分で紐を引っ張って膨張させる手動式が有りますが落水時にパニックになると自分で紐を引っ張るのはなかなか難しく
現在販売されてるメーカー物の殆どがガスボンベでの自動膨張式です。
ベルト式ライフジャケット
ベルト式も首掛けタイプと同様に自動膨張と手動膨張が有ります。
腰にベルトの様にして巻き付けて於けるので首回りもすっきりし動かしやすくなります。
落水時は自動又は手動で膨張し浮き輪の様になります。
ポーチ式ライフジャケット
ポーチ式はライフジャケットとの中でも一番小さい部類になるのではないでしょうか?
通常は膨張袋がポーチにおさまっておりますが通常の救命胴衣とは使用方法が異なる様です。
この製品は救命浮環ですので要求に対して投げ込む使い方となります(要は自分の為でなく溺れてる人の為に使う浮き輪)
釣り場に合わせたライフジャケットを選ぶ
ここまでは釣りする際、ライフジャケットを着用する意味や目的、ライフジャケットの種類なんかを説明してきましたが、ここからは
どの釣り場にどのライフジャケットを着て行けば良いのかを説明したいと思います。
先ずは・・・
磯釣り
磯や岩場は比較的に波も荒く磯際には貝やフジツボなども付いていて落水時も岩場に擦れながら落水する事も考えられますし、落水後も波の力により磯場に戻されたりする事も有る為、擦れを想定しパンクしない固形式ライフジャケットを選択しなければいけません。
この様なハードな場所に膨張袋(中に空気が入った袋)で作られた自動膨張式(手動)のライフジャケットを着用すると万が一の時には岩場で擦れてパンクしてしまい浮力体を失って生存できる確率が下がっちゃいますので必ず固形式のライフジャケットを着用するようにして下さい。
まとめますと磯釣りには固形式ライフジャケットを着用するようにした方が万が一の際も安心できるのではないでしょうか。
船(小型船舶 ボート)
船釣りやプレジャーボートでの釣りの場合は殆どが陸から離れた所で釣りをしますので磯場の様に落水しても膨張袋がパンクするとは考えにくくなります.
固形式でも構いませんが船釣りやボート釣りの場合は首掛け式やベルト式の方が釣りする際には邪魔にならず使いやすいと思います。
ただ、船釣りの場合は桜マーク入りのライフジャケットの着用が義務化されておりますので規則に合ったベストをチョイスする必要は有りますね
桜マークが証印されてるライフジャケットと言えども全てが同じでは無いようですので目的に合ったタイプを選ぶ様にして下さい。
詳しい適合表は国土交通省HPで確認頂けます。
一応、表を見て頂けたら分かる様に全ての小型船舶で使用可能な物がタイプAです。
因みに水上バイクで使うものなども有るので迷ったらAタイプの桜マーク入りライフジャケットを購入すれば間違いありませんので覚えておきましょう!
防波堤(波止)
防波堤は釣り初心者の方が最初に釣り行くことが多いフィールドではないでしょうか?
いわゆる漁港ってやつですね。
防波堤の場合は殆どが波静かで危険度は他の釣り場に比べれば薄いと言えますが、基本的に防波堤で落水すると場所にもよりますが高さがある為、上陸する事が難しい場合も有ります。
防波堤の岸壁には貝なども付いていたりするので万が一の事も考慮し擦れに強い固形式のライフジャケットの着用をおすすめします。
又、万が一、テトラが組んである防波堤で落水した場合は非常に危険なので落水した場合は一旦、テトラ帯から離れた方が良い場合も有ります
※テトラは別名、消波ブロックとも言われている様に波の力を軽減する為に構造上、下に、中に吸い込まれていく力が働いています。
釣り用のライフジャケットのおすすめ(フローティングベスト)
こちらの固型式ライフジャケットには桜マークは証印されていませんので遊漁船(船検付き)に乗船する事はできません。
主に磯釣り等に使います。
デザインもさまざま有り、ポケットもたくさん付いていますのでおしゃれにカッコ良く作られてるのも特徴です。
桜マークは証印されていませんが浮力自体は桜マーク入りと同様に遜色なく確保できるように作られていますので問題ありません。
一応、桜マーク入りをライフジャケットとと呼んでおり桜マークが入ってないタイプをフローティングベストと言います。
遊漁船に乗船される場合はこちらの桜マーク入りの購入をおすすめします。
ただ、遊漁船の場合は法定で最大搭載人数分の救命胴衣の装備が義務付けられていますのでライフジャケットを持っていなくても乗船出来ないって事は有りませんが船に備え付けられてるライフジャケットはオレンジや黄色の固形式ライフジャケットなので出来れば最初から画像にある様なライフジャケットを購入して釣りに行かれる方が動きやすくストレスも感じにくく釣りに集中して楽しめるのではないでしょうか?
ポーチ式に於いては救命胴衣やライフジャケットではなく少し使い方が違う様なので注意して下さい。
メーカーHPにも記載されていましたが製品は救命浮環(浮き輪)ですので使い方としましては救助者に投げ込んで使う使い方ですので自分が助かる為のライフジャケットとは主旨が違います。
なので桜マーク入りでもこちらの商品で遊漁船や船検のある小型船舶には乗船できない可能性があります。
最後に鮎釣りや渓流釣りのベストと一緒に使う事を想定し作られたライフジャケット(小型船舶用浮力補助具)
浮力補助具ですので平水区域を航行区域とする船検の無いミニボートや水上オートバイ等に対応していて遊漁船には対応していなくタイプです。
種類としてはGタイプになります。
あくまでも浮力補助具なので通常のライフジャケットと比べれば浮力も劣ります。
ライフジャケットは命を守ってくれるアイテムです。
水辺に近く際には必ず装着して下さいね。
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