こんにちは、あきです。
今回、このテーマにしたのはいつもコメント頂く海の仙人さんから磯釣りや波止釣りでの防水と防寒対策でコメント頂いたのがきっかけです。
防水防寒の話の前に皆さんは磯釣りや波止で釣りする場合に履くシューズ(磯靴)はどんなの履いてますか?
これから釣りシーズンを向かえるにあたり、足の防寒対策や波かぶりや雨天時の防水対策が釣りに使うシューズ(磯靴)や長靴の必須科目となりますね
ま~真冬から初夏に掛けての釣りシーズンを乗り切る為には防水と防寒、どちらも疎かには出来ないし、どちらか片方だけに特化しても釣りに使うシューズ(磯靴)や長靴としては不満が出るモノですw
釣り用のシューズ(磯靴)も長靴にしても磯釣り、波止釣り、筏釣り、問わずフィシングウェアと同様の考えで防水防寒対策をしないと釣りどころでは無くなっちゃいますw
結論から言いますと今回のポイントは3点です。
- 長靴では防寒対策が難しい
- シューズタイプ(磯靴)を履くようにすると防寒対策として効果的
- 透湿防水素材のインナーソックスを履くと空気層が出来て防水と防寒両方で効果的
長靴やシューズタイプの磯靴など釣りには高い商品から安い商品まで色々使用して来ました。
今回は冬季に夜釣りの多い私のおこなってる防水防寒スタイルなので参考程度に読んで頂ければ幸いです
磯釣り用の長靴は防水は出来ても防寒しにくいかも
防水範囲は勝るが長靴は防寒が弱い
釣りしてる人で結構履いてるのが長靴ですが昼間ならまだマシかもですが冬の夜釣りともなるとゴム製の長靴は磯シューズに比べてメチャクチャ冷えますw
これは個人的な見解ですが長靴内で足が動いて歩き難いしスタイル的にもカッコ良さに欠けるかもです。
防寒が弱い理由は幾つかあるんですが代表的なものとしては
- 入口が閉まらない
- 歩く度に内気と外気が入れ替わり防寒性に欠ける
- 足と長靴の隙間が多いので疲れる(ふくらはぎと長靴入口部に隙間が出てしまう)
大きく分けてこんな感じでしょうか?
長靴は入口が閉まらないので、ふくらはぎと長靴入口部の隙間がある事によって歩く度に長靴内の暖かい空気が入れ替り、いつまでたっても保温するどころか時間の経過と共に指先まで冷えてきますw
内部対策(中が起毛)された長靴でも少しはマシですがさむい、さむい(”◇”)ゞ
要はふくらはぎと長靴入口部に隙間が出るので歩く度に足を入れる所から空気が出入りしJOJOに冷えて行く感じかもです。
その点、磯釣り用のシューズ(磯靴)に関しては布部分(ポリエステル)が足全体と密着しており紐やワイヤーレースで締め込む為、足を入れる部分も密着しやすく長靴の様に歩く度に空気の出入りが起こる様な心配は有りません。
冷えやすい足の中でも、特に指先は温めたいポイントですが足全体を温めるにはコツがあり太い血管がある足首のくるぶし周辺を温めると医学的にも良いと言われています。
丁度、内くるぶしの後ろ、アキレス腱との間のくぼみには「太谿(たいけい)」という冷えによいと言われるツボもあります。
この辺りを中心に温めて熱が逃げないようにする事が防寒性を高める事になりそうです。
靴下の殆どは太谿(たいけい)まで来るように作られていますので理に適っているとゆうことですねw
大事なのは、体の熱(血流)によって靴内で温められた空気をいかに逃さないようにする事と共に後でお伝えする空気層を作る事だと考えられます。
そうゆう面を鑑みた場合に釣りに履くシューズ(磯靴)は足首のくるぶし周辺(太谿)と靴内全体を隙間なく繊維で包み込んで空気層が作れるシューズタイプ(磯靴)の方が長靴よりもより一層保温効果も高くなるとゆうことかもしれませんねw
磯釣り用シューズの防寒・防水は空気層を作る事が大切
長靴の場合はどうしても太い血管がある足首のくるぶし周辺を温め難くなる事と暖めた空気がスグに出ていきやすくなる
これは車のエンジンの燃焼室の構造と良く似てて長靴がシリンダーヘッドで足がピストンの役割を果たします。
足が動く度に出口(入口?)が一つなんでそこから暖められた空気が出ていき、負圧で冷たい外気が入ってくる感じかな
ん~伝えるのが難しいな~
2サイクルエンジンの吸気ポートと排気ポートが一つになった感じかもw(も一つ分らん)
足動かすと長靴の口部分からプシュ~プシュ~とは言わないけど空気が漏れる感じをイメージして下さいw
そりゃ、足入れる穴は基本的に開放されてるのでね~家で言うなら窓開けてる感じかも
話し戻しますが足を暖めるには保温する部分が大事と言いましたが足自体が温まれば今度はその温まった空気をより生かすように空気層を作る事が大事かもです。
登山でも釣りでも同じですが防寒の基本は暖かい空気の層を作る事に尽きるそうなので空気を溜めて逃がさない事が釣り用のシューズ(磯靴)に求められる機能と思いますね
なのでマフラーで例えるなら首周りに余裕のあるネックウォーマーでは空気が留まらなく空気層を作る事は難しくなりますが、先日紹介した無印ダウンマフラーの様に隙間を作らないで750フィルパワーの空間があれば温めた空気逃がさない事になりそうです。
- 空気の出入りを最小限にする
- 空気層を作る
- フットウェアもインナー、ミドラー、アウターで考える
私は上記3点が釣り用のシューズ(磯靴)の防寒には大切と考えてます。
インナーに関しては厚めで防寒性の高い靴下(裏起毛)を履いてミドラーに関しては透湿防水素材のインナーソックス(リトルプレゼンツN3 D500 ソックス)を履いてアウターにはシマノ ゴアテックス磯シューズで防寒と防水対策しています。
これをワイヤーレースでしっかり締め上げれば、ほぼ足が寒いって事もなく蒸れずに快適に過ごせますw
防水に関してはシマノの磯靴はゴアテックスや透湿防水であるドライシールドで作られているので磯靴単体でも防水出来ますがインナーソックスを履く事により靴下との僅かな隙間に空気層も作れる為、防寒にも寄与しながら膝下位まで浸かっても水は一切通さない防水性にも貢献します。
余談ですが磯シューズ本体が防水なので雨天時でもレインスーツの裾が磯靴に少し被さってるだけで靴内部に浸水する事も有りませんがインナーソックスが有れば更に防水が完璧になるのは言うまでも有りませんね
テトラでも磯でも防波堤でも磯シューズ(磯靴)タイプは歩きやすくてインナーソックスを履けば防水性も向上して冬でも夏でもオールシーズン快適に釣りに集中出来ますw
磯釣り用シューズの防寒・防水を高めるインナーソックス
磯靴の防水 防寒にも一役担う有ると便利な透湿防水素材のインナーソックス(リトルプレゼンツN3 D500 ソックス)
こちらの商品は旧製品であるAC-91 P3 ソックスから500デニールのナイロンを使用し更にバージョンアップし丈夫になって生まれ変わりました。
素材
素材は表生地に500デニールナイロンを使用した高耐久の透湿防水素材で履いたまま水に浸かっても浸水する事は有りませんw
変な言い方かもですが海に靴のままジャブジャブ入っていっても全く問題ないので波かぶり位はなんてことないです。
3レイヤー透湿防水素材と言う位ですから耐久性と透湿性も抜群で以前のAC-91 P3 ソックスが更に丈夫になり生まれ変わった感じと思います。
手触りはゴアテックスと殆ど変わらない感じでサラッとした感じで初夏や夏場でも蒸れる様な事は無いので透湿防水素材の中でも上質な部類だと思います。
縫製
縫製に関しては画像を見て貰えれば分かる様に縫い目全てがシーリングされており完全に水をシャットアウトします。
この手のオーバーソックスで気を付けなければいけないのが釣行後は余り細かく畳まない様にする事かも
余り細かく畳んでしまうとシーリング部分、特に爪先やかかとに負担が掛かるかもしれないので大きくやんわりと畳む位が良いようですw
各箇所
リトルプレゼンツ N3 D500 ソック スは足の形に裁断してあり左右で作られてますので磯シューズ(磯靴)の中でのダブつきが幾分抑えられてる様な感じですw
阪神素地もエントラント素材で出していたと思いますが丈は少し短めでサイズがフリーサイズしかなく私の足のサイズだと厳しい感じでしたw
この手のソックスは丈がそこそこ重要でふくらはぎの上位(膝下)まで無いとズリ落ちてきやすくなりますので購入時の参考にして下さいね
私はズリ落ちし難い様に100均で売ってるスソ留めベルトを使用しています(アジ活かしクーラーのエアーポンプ止めるのにも使ってますw)
又、生地自体に伸びが無いのでサイズを選ぶ際は丁度の物より少し大きめを選ぶ様にした方が良いかもしれません
私の場合は素足が27センチ程なのでXLサイズで少しだけ余る位ですw
Lサイズなら間違いなく小さそうw
ただし、こちらのインナーソックスは現在販売されておりません。
代替品として以下をおすすめします。
それでも磯釣り用シューズの防水・防寒に不安が有るならコレしかない
画像の商品名はリトルプレゼンツ(LITTLE PRESENTS) 防水防寒ソックス AC114 XL
リトルプレゼンツの公式サイトにも書かれていますが素材はほぼクロロプレンと思って良さそうですね
早い話がウェットスーツみたいな素材で防寒に特化したソックスです。
クロロプレン素材でN3 D500 ソック スよりも更に分厚く作られていて内側がフリースになっているので履いた瞬間から暖かい様です。
こちらの商品は防水防寒性には長けてるんですが透湿性は殆ど無いので主に冬季のウェーディングに良いかもしれませんが既に廃盤になっています。
こちらの商品はネオプレーンウォーム防水ソックス(ロング) BS-613
保温性の高いネオプレン素材を使用しているので暖かいです。
防水生地で外からの水をシャットアウトし波を被っても海水がしみ込んで来るような事は有りません。
釣りでネオプレーン素材の防水ソックスを履いてて感じるのは防風防水力はハンパないんですがネオプレーン素材自体に通気性が殆ど無いので個人差はありますが多少蒸れるのは否めません。
ホームセンターにも売っていますが多くは穴が開いており防風メインの使用は大丈夫だと思いますが防水出来ませんので購入の際は防水出来るモノを購入して下さい。
又、生地の厚みも2ミリ程あったと思いますので中敷きで調整する必要があるかもしれません。
お付き合い頂きありがとうございます。
この記事が参考になりましたらシェア頂ければ幸いです。
コメント
貴重なお話ありがとうございます。大変参考になりました。今までの私の防寒対策が甘かったのか?
一番感じていたのが、足の汗 釣り場まで距離がある場合は、釣り場に着いたら釣りをする前に靴下を履き替えていました。個人差はあるかと思いますが、汗で靴下が湿り気味なこともありましまから。これはこれで結構サッパリして釣りに集中できるものですよ。湿り気味の靴下のままだと時間が経つに連れて足が冷たくなっていくような…
海の仙人コメントありがとうございます。
確かに足の湿気は冷えの大敵ですので透湿防水素材のアウターソックスを
靴下を履き替えてから活用してみて下さい。