こんにちは
ブログ管理人のあきです。
夏はアオリイカは釣れないと思っている人が意外に多いとか?
夏の時期はイカ釣り場もガラ空きなので、上手くいけばヤエン釣り初心者でも釣果に繋げる事もそんなに難しくありません。
また、警戒心も薄れているので初心者の人が少々強引なやり取りをしても比較的イージーにアオリイカが釣れる季節となります。
今回も夕マズメの数時間から日没、朝マズメ(4:00頃)から10時頃まで夏のアオリイカを求めて和歌山県南紀の某ポイントへヤエン釣りに行ってきました。
夏イカのヤエン釣りするなら活きアジ確保が重要
この時期に夏イカを狙う場合活きアジの確保が重要になってきますよね
サビキで18センチ位のアジが簡単に釣れれば問題ないんですが、この時期にアジ釣りから初めてヤエン釣りまでやるだけの体力があるなら狙ってみても良いのかもしれませんが、小生そこまでの体力と根性は持ち合わせていなく購入する事にしましたが、主要なエサ屋さんはどこも飲ませ用の小アジしか置いていません。
ヤエン釣りではそこそこのサイズは必要なので、少しお高いですが和歌山インター降りてすぐの所にある釣り具のマルニシさんにお邪魔しました。
マルニシさんでは黄色いカードを使用すると活きアジの価格が少し安くなります(有料やったか無料やったか忘れたけれど)
この不思議なカードを使用して少し大きめの活きアジ12匹を手に入れる事に成功しましたw
春なら最高な大きさだけれど、夏イカ狙いともなると少し懸念される事があります。
皆さんもお気付きだと思うんですが、あまりに大きいと水温が高い夏の時期は死にやすい…。
できれば、15センチ~17センチ位が死に難くて使いやすい
ん?
なんでって?
それはねぇ…
次の章で解説します。
活きアジは大か小か?
水温が25度前後を境に、アジの活きの良さが極端に変わってきます。
海水温が高くなればなるほど、1㎡あたりの溶存酸素の量は水温が低い時に比べて小さくなります。
そのような環境で大きいアジと小さいアジを同時に泳がせると、大きいアジほど生命維持するのにはより多くの酸素が必要になってくるので同じ水深・水温・塩分濃度なら小さめの活きアジに比べると弱りやすくなってきます。
下手すりゃ、1回投げて巻き取ってくればアジが瀕死の状態で上がってくることもしばしばありますよね
ですので、MAX2キロ程がターゲットの夏イカ狙いの場合なら、それほど大きいアジは耐用性の観点から必要ないようにも感じますが今回購入した活きアジも特大が殆どでした…。
さぁどうしよう
夏に活きアジを弱らせないコツ
こんな時はできる限り優しく投げることは勿論ですが、今回のように横風が強く吹いているような場合はできるだけ低い弾道でキャストし、余分なラインスラッグ(糸ふけ)が出ないようにキャスト後すぐにロッドを風上側へ倒してラインが風に引っ張られないようにする事が肝心です。
キャスト後、釣り人とラインが一直線になるようにしアジの潜水に負荷を掛けないようにしてやる事や、上潮に流されたラインを風上側へメンディングしてやることも大切になってきます。
ラインメンディングとはキャスト後のラインをできるだけまっすぐになるように管理する事です(投げっぱなしにしない)
早く投げ直したい気持ちをグッと堪えて、巻き上げ時にアジを労わってやれば、数回の投げ直しが可能になってきます。
また、投げ直しの回数は最低限に抑えて、アジの負担を和らげてあげる事も夏イカ釣果に結びつける為にはに重要になってきます。
夏の活きアジ管理はアジスカリがおすすめ!夏イカのノリが違います(たぶんw)
前述したとおり夏イカのヤエン釣りを効率的におこなうなら、水温と酸素量を海水と同調さす事が良いのですが、今回の釣りのようにインターバルが数時間に及ぶ場合は水質管理や水温管理の上でもアジクーラーよりもアジ活かしビクが使いやすくておすすめです。
私の場合は35センチと30センチのアジ活かしビク(アジスカリ)を使い分けていますが、20センチ近い活きアジを15匹アジスカリで生かしておく場合は35センチのスカリの方がアジの体表にキズが付きにくく、ヌメリも取りにくいのでおすすめです。
夏イカを釣りたいと感じたヤエン初心者の人は、波止場でも使えるので揃えておくと便利ですよ!
繋げる釣りロープもあわせて載せておきますが、私もこちらのロープ使用していますがロープの太さが少し細い(4ミリ)ので35センチのスカリを引き上げる場合はもう少し太い方が引き上げやすいかもしれません。
アジスカリの沈め方
沈め方に関しては前回の釣行記でもお伝えしているので詳しくは割愛しますが、画像のようにアジスカリは底にベタ付けせず、底付近で宙づりする形を取るようにして下さい。
これだけでアジの損傷が最小限に防げます。
南紀白浜で夏イカをヤエン釣りで狙う【其の一】
夏イカのヤエン釣りに行くのはおっくうになる一番の理由は「暑い」からですよね
私も暑いのは苦手
和歌山県南紀の暑さはカラッとしているので、京都に比べれば遥かにマシですが流石に真昼間に夏イカを狙う気力は小生にはありません。
なのでこの日も16:00からスタートし、21:00頃までを第一部として頑張ってみました。
アジを数匹使用し夏イカのバイトに備えますがアタリは全くありません。
なんか嫌な感じです。
こんな時はボーダレスを見ながら炭酸ジュースでまったりするのがいいですね
焦ってイガイガしても仕方ないのでのんびりとヤエン釣りの雰囲気を楽しみます。
激辛イカ姿フライを3枚食べたところでアタリが来ました!
丁度、少しうす暗くなってきた明暗の地合いです。
ボーダレスを手に取ると、グィ~と引き返してきます。
感触からして7,800gほどのアオリイカ。
ロッドを通して手に伝わってくる感触でなんとなく分かります。
いつものごとく、2~3回穂先が行ったり来たりしますが、スグにアオリイカも落ち着いてくれ手前によってきました。
この時期は水温も高くて高活性なので、常に穂先からロッド全体に一定のテンションが掛かった状態で寄せればほとんど暴れる事なく寄ってきますね
ここであきヤエン投入!
スグにアオリイカの股ぐらにヤエンが到着
釣ったも同然と油断したのが運の尽き…。
そのまま釣り上げる予定でしたが久しぶりのバラシです。
至近距離の中層~低層付近いたアオリイカに対してロッドを立てて対応してたのが一つ目の要因、二つ目の要因はアオリイカのサイズの割に寄せが早すぎたてアジの抱き方が少し斜めになっていたのが原因と思われます(涙)
アジのサイズも少し大きかったのでもう少し食べさせれば良かったと反省
その後、夕マズメから日没までやりましたがアタリもコズ…。
1日目のヤエン釣りは丸ボーズとなり、かなりヤバそうな展開と相成りました(明日の朝に期待です)
車中泊で夜宴
今回の車中泊での晩餐は刺し身ではなく、マヨ付きのたこ焼きとささみチーズ巻き+黒霧のロックです。
家のエアコン効いた部屋でゆっくり食べるのもいいけれど、車中泊で食べるのもなんとも乙ですな
明日はどーだのこーだ、釣りの事だけを考えて過ごすのも本当に好きです。
明日の潮汐を確認し狙いは9:18分の満潮前後
ここで食わなければ完全ボーズと思いながら焼酎を少し残したまま知らぬ間に寝落ちしておりました。
南紀白浜で夏イカをヤエン釣りで狙う【其の二】
いくら涼しい和歌山でも、やはり車中泊で窓を閉め切った状態では寝苦しく途中で何度か喉を潤すのに目が覚めました。
周りに誰も居なかったのでエアコン付けて寝ても良かったんですが、なんか気が引けてエアコンなしで寝てしまいました(次からはつけようと思います)
喉の渇きに何度か目が覚めた時、車のエンジン音が微かに聞こえてきたかと思うと2台分あけた横へワンボックス車が止まりました。
浮き釣り師現る!
平日の月曜日
しかも活きアジはほとんどのお店で取扱いしていない
場所は南紀
たぶん誰も来ないだろうと思っていたけど、ここにも夏イカを狙う勇者が現れましたw
隣の車には数人が乗車してそうな雰囲気ですが、降りてきたのは男性一人で小さなバケツらしきもの持って私が居た波止先端あたりへ歩いて行かれました。
時間にしてAM2:00ごろ
少し釣りするのは早いなぁ~なんて考えもう少し寝る事に…。
良い時間になったのでコーヒー片手に釣り座に戻ると、先程の人が沖向きでアオリイカ釣りをされていましたので「おはようございます」と挨拶。
挨拶を交わし少し話していると、先週ここで2キロのアオリイカを浮き釣りで釣りあげたのでまた来たんですと…。
どこから来たのか聞くと東大阪からアオリイカ釣りと海水浴を兼ねて家族できたそう
南紀に別荘もお持ちだとか…うらやましすぎる!!
車には奥様とお子さん(9歳と3歳の女子)が寝てるんですが、朝になれば9歳のお姉ちゃんが釣り好きなのでサビキ釣りをしますとの事でした。
サビキでアジ釣り
5:00過ぎだったでしょうか?
奥さんと娘さん2人が起きてきてサビキ釣りを開始
しばらくするとアジが回ってきてちょこちょこ釣れだしはじめました。
2人共メチャクチャ可愛いお子さん達でほのぼのとした良い家族だなぁ~なんて考えていると私のヤエンロッドにアタリです!
投げ返してしばらくしたら乗ってきました!
サイズはキロ無いくらいで、昨日と同じような重さです。
バラす訳にはいきませんが、イラチな私はおとなしく待つことは出来ないのでスグにロッドを持ってグイグイ寄せますw
浮き釣り氏の人も「そんなに引っ張っても放さないんですね~」と…
うっすら夏イカの姿がみえてきました!
ここであきヤエンを投入です。
す~~~っと滑っていき、すぐに夏イカのお股へヤエンがIN!!
張って緩めてヤエンストッパーを利用しヤエンを跳ね上げる動作をします。
目視できるところまで寄ってきたので見てみると、3本針がアオリイカの表皮に薄掛かっています。
そのまま足元まで誘導すると、ここでアジを放してヤエン針が少しスライドしロート付近に本刺さりしました!
夏イカ確保
さすが夏イカ、ぐんぐん引くので楽しい…。
引きもさることながら墨の量も半端ないくらい
近くまで寄せると、3本針の全てがガッツリとアオリイカを捉えています。
本当に岡さんがプロデュースしたカツイチのヤエン針はいい仕事しますね
奇数針(3本)なので針同士が干渉しないので刺さり込みが抜群です!
偶数針の場合は片方の針が刺さろうとすると、もう片方の針がが邪魔をしてしまうのでどうしても奇数針に比べると刺さりが甘くなります(なので合わす)
どうしても針先が点ではなく面で捕えようとする…。
特に扇状に並べた針はその傾向が強くなります。
ただ、偶数針でも針同士が干渉し合わないように段違いに組めば刺さり込みは良くはなりますが、バランスを考えた組み上げ配置でないとヤエンのバランスが崩れるので注意が必要かもしれません。
「タモ入れしましょうか」っと浮き釣り師が言ってくれたのでお言葉に甘えてランディングをお願い
上手く掬ってくれ1杯目確保
たぶん800位
タモ入れありがとう!
即解体し目玉も取りのぞいてクーラーボックスへ
良型アオリイカ
それからしばらく頑張るも2杯目がなかなかコズ
隣ではサビキでアジが釣れています。9歳のお姉ちゃんは釣りが好きでたまらないそう
汗を滲ませながらもアジ釣りに没頭しています。
横でお父さんが針外しからエサ入れ、自分のイカ釣りと忙しそうに動き回っておられます。
そうこうしていると私に2回目のアタリが来ました!
アジを投げて即乗りです。
これは一瞬、魚かなと思うくらいに走りますが、走りが少し弱まったところで確認のため少しテンションを入れて確かめるとグィ~ン グィ~ン
夏イカです。
しかも良型っぽい
そく寄せ始めますがコイツは少し嫌がってなかなかすんなりいう事を聞いてくれない…。
少しやり取りしていると、スグにおとなしくなったので強引に寄せに掛かります。
距離が距離ですが、放されないようにしながら確実に獲れるよう目視できる範囲まで寄せを繰り返していると、竿3本先あたりにこの時期にしては良型の範囲に入る夏のアオリイカが潜水艦のように浮上し姿を現しました!
素早く糸掛け部にラインを通してヤエンを送り込むこと数秒…。
穂先を緩めるとヤエンが届いた合図がでたので、竿先を海面に近づけて張って緩めてを3回、あとはラインテンションを緩めないように寄せるとアジを放してお股に針が刺さりこんだ状態でアオリイカが水面に再浮上してきました!
浮き釣り師の人がなんなく掬ってくれ夏イカ2ハイ目をゲットできました!
タモ入れありがとうございました。
おかげさまで良型の夏イカをゲットできました。
サイズ的には1.3~1.5キロくらいのオスのアオリイカです。
アジはラスト1匹残っているので追加を狙って泳がすもののエイらしき魚のアタリでラインが根にまかれブレイク(切れた)
今回の夏イカ釣行の最後はエイらしき魚のアタリで終わりとなりました。
ヤエンで夏アオリイカ釣りまとめ
前回の6ハイから引き続き好釣果を狙って夏イカのヤエン釣りに南紀まで行ってきましたが今回は2ハイのみで終了となりました。
朝の潮が良いのか夕方の潮が釣れるのか、なかなか分からないのが釣りの楽しさではありますが、釣りしている感想としてはまだまだ釣れる雰囲気は十分あるように感じました。
朝マズメ夕マズメ狙いとは言え、陽が出てきてからのヤエン釣りは暑いのは確かですが、アジさえ確保できればラスト1回夏イカのヤエン釣りに和歌山まで足を運んでみたいと思います。
コメント
あきさん、こんにちは!
先程はお店に顔を出していただいてありがとうございました^ ^
あきさんってすぐわかりました笑
ヤエン釣行はいつ頃から再開予定なんですか?
またブログ楽しみにしております!
taroさんコメントありがとうございます。
お忙しい中、急にお邪魔してしまい申し訳ありませんでした。
おしゃれなお店ですね!
「妻もおしゃれ~」って言ってましたw
ヤエン釣りは10月か11月頃から始める予定です。
お友達にもよろしくお伝えくださいm(__)m