ヤエン自作の第二支柱の高さはどれくらいが良いのか?
少し前にヤエン自作の第一支柱の高さの決め方を記事にしたと思いますが今回は第二支柱の高さはどの様に考えるべきなのかを記事にしてみたいと思います。
一応、オーソドックスな二点支柱ヤエンを自作する体で話を進めます。
こちらは前回アメブロで書いた支柱に関する記事でヤエン自作する時の支柱の考え方は? ヤエン自作は奥が深いよの巻まだ読んでない人は先に読んでみて下さい
又、本記事では正解(答え)をお届けするモノでは無く何かの気付きになればと思い書いていきますのでご了承の程、宜しくお願い致します。
本題に入っていきますが皆さんがマネやコピーのヤエンを自作するのではなくコンセプトからヤエンの使い方を考えて作る完全オリジナルなヤエンを自作するなら理論に基づいた寸法は非常に大事な部分と感じます。 現状、釣具店で並んでるヤエンもいろいろ種類が有りますがヤエンそれぞれに作者の想いを実現する寸法があり、寸法それぞれの意味があるのだと思います(たぶん)たまに理解に苦しむヤエンが売られてたりはしますがw
話がスグに脱線するのが私の悪い癖です。
す、すみません・・・
話をヤエン自作する時の支柱の高さに戻しますw
前回は第一支柱はアオリイカの頭部の厚みに合わせて2.5㎝にしていると話したと思いますが、これを基に自作ヤエンを作るとするならば読者さんは第二支柱の高さは何センチに設定しますか?
又、第一支柱と第二支柱との間隔は何センチに設定しますか?
ここで市販のヤエンの寸法を測ると真似ヤエンになるんでダメですよ!
一度で自分の思った通りのヤエンが自作出来る事はほぼ有りませんから何度もフィールドに足を運んでアオリイカをバラしまくって試行錯誤してベストな寸法を見つけ出して下さいw
勝手に見つけてくれとここで言ってしまうと問題提起して解決策まで言わない事になりますので読者の方々も頭の中でイメージしながら読み進めて頂ければ幸いです。
ヤエンの寸法は? 自作するなら知らなきゃ損です
正解は無いがベターは有る
第一支柱と第二支柱の支柱間距離や第二支柱の高さを決めるにはウエイトの重さや第一支柱から前側の構造(針側)も第一支柱と第二支柱の距離や第二支柱の高さを決める重要な要素となります。前側とは具体的に・・・
- 第一支柱から最初の針までの距離
- 二段針か三段針なのか?
- 偶数針か奇数針か?
- 針間距離は何センチ?(針先間)
この辺の寸法がヤエンのコンセプトによって変わってきますので最初にコンセプトをしっかり決めて設計し作成に取り掛かっていかないとチグハグな自作ヤエンに仕上がってしまいますので注意して下さい。 上記内容が決まったと仮定して先ずは第二支柱の高さに関してですが第一支柱の高さが2.5㎝なので何センチにすれば良いでしょうか??
例えば第一支柱と第二支柱間の長さが10㎝として第二支柱の高さを5㎝で作るとどうなるでしょうか?
一度作ってみて実釣になるべく近いラインテンションで自宅で滑らしてみて下さいw 色んな発見があると思いますが家族にはたぶん笑われるか呆れられますw w
家族に笑われたり呆れられても、先ずは自宅でテストしてから実釣テストですw
自宅テストの時点で問題点が見つかれば修正して実釣テストして下さいね
自宅テストで良くても実釣テストでダメな場合も多々ありますが・・・
上記の寸法でヤエンを自作し滑りが悪ければ支柱間距離を伸ばせば良く滑る様になります。なぜかと言いますと第一支柱がラインを上から押さえ込んでいるのを緩和するからですね。
第一支柱が2.5㎝で第二支柱が5㎝ 支柱間距離が10㎝なのでかなりの抵抗が第一支柱を通るラインに掛かっているはずです。
なので距離を伸ばせば押さえ込む力(摩擦力)は弱まるので抵抗は減る方向になります(支柱間距離を通っているラインの角度が緩くなる)
但し、第二支柱の高さが5㎝も有れば相当支柱間距離を伸ばさないと進みは悪くなりますよw
1度作ってみてラインを通してラインを張ってみれば分かると思います・・・ピンと張れば針側が持ち上がってヤエンの進行は止まると思いますよ!それよりラインが針に触れて絡むかアオリイカの足に当たってビックリさせてしまい走られて獲れなくなるかと思います。訳分からず適当に作るとこんななっちゃいますw
例えば三段針で針間が5㎝、最初の針まで17㎝で設計した場合、前半分(第一支柱から前部分)だけで27㎝、第一支柱と第二支柱間寸法を15㎝にしただけで全長42㎝のロングヤエンが出来上がる事になります。ま~42㎝なら何とか使えるとは思いますが実際は支柱間距離を15㎝にしても滑りはそんなに改善されませんからもっと伸ばす事になりますね
なので滑りが悪いからと伸ばしていくと全長50㎝とかになってまいますよw
ここで第二支柱の高さが重要になってきます。ある程度の滑りを維持しながらコントロールしやすい支柱高が目指す自作ヤエンですから・・・
第二支柱の高さは第一支柱との相関関係にある
第一支柱の高さが2.5㎝で第二支柱の高さが5㎝だと支柱間距離を長く設定しないと滑りを改善する事は困難になりますが支柱間距離を長く設定すると今度はヤエンの全長自体も長くなってきます(長くしても滑りはそれほど改善されません)
支柱間距離を変えない場合はラインを通した状態では第一支柱がラインを押さえ込む形でかなりのテンションが第一支柱に掛かり進行が止まります(後ろの支柱が5㎝も有れば支柱間距離を20㎝位まで伸ばさないと止まるかもw) そんなヤエン現実的では有りませんね
ではどうすれば滑りは改善されるのか? 第二支柱の高さを低くするしか有りませんねw
ヤエンの支柱の高さは結構とゆうかかなり重要です。三支点ならもっと複雑になると思います。
第一支柱の高さが2.5㎝ならば同じ高さに近づける程、第一支柱の摩擦は減ってきます。 なら第二支柱の高さを2.5㎝にすれば良いのか?そんな単純なものではありません
一度、作ってみれば分かりますよ!
なぜ市販のヤエンは高低差を付けてるのでしょうか? 作って経験すればいろいろな部分の意味が分かると思いますが、如何にヤエン達人でもその時の状況でヤエン本来持っているポテンシャルを100%引き出す事は難しいかもしれませんね。
なのでバラシが存在してヤエンにもPDCAサイクルが出来て楽しいのかもしれません。
ヤエン自作して一生、1ハイもバラさなければ面白くなくなり止めると思います。
さてさてまた脱線しそうなんで話戻しますw
二支点ヤエンの場合は第二支柱の高さを5㎝から4㎝へ変更すれば多少は滑りが改善されると思いますが支柱間距離10㎝にして第二支柱の高さを4㎝にするのがベストなの?
滑りいい=支柱間距離×第二支柱の高さ
ヤエン自作はシンプルですが極めようと思うと奥が深いなぁ~っと思う今日この頃…。
さてと・・・ここまで来ましたw 長々のお付き合いThanksですm(__)m
ここまで来たら一度、自分の思う寸法で作ってみましょう!
大切なのは支柱の高さはほどほどで支柱間距離もほどほどが良いと思います。
このほどほどに皆さんスゴイ歳月を掛けて理想を追い求めてるのかもしれませんけどw
とは言いつつも私もその一人で有ります。
毎回、ヤエン釣りに行く度に「もっとこうしたら良かった」「もう2gウエイトを重くしてみようか」とか考えてしまいますしヤエンのテストをするにもアオリイカのアタリが来なければテストも出来ませんので釣り場選びも真剣そのものですw
なんてったって1回のテストより5回のテストなんです。
参考になるかどうか分かりませんが管理人の二支柱ヤエンは支柱間距離については何センチとかではなくロジックで考えてます。
第二支柱高の約3.75~4倍に設定しています。ただ二支柱の三接点なんで参考にならないかもしれませんが・・・
なので管理人のヤエンでは第二支柱の高さが4㎝ならば支柱間距離が15㎝~16㎝ 3.5㎝ならば13㎝~14㎝の間です。 支柱間距離は長く取ればとる程、糸掛け部分の摩擦係数は減る方向になりますが全長にも影響して来るのでいたずらに長くしても水圧が増えるだけで異様に長いヤエンが出来上がってしまい海中での進行は遅くなるでしょうw
他にもデメリットは有るんですが、そのデメリットを消すだけのメリットがあればええんですw
どうしてもヤエンは滑りにフォーカスされがちですが滑りは一部分です。
空中滑走が幾ら早くても水中での進行はまた別w
水中進行が早いのは重めのヤエン。軽量ヤエンが全てじゃないんですw
なので他の部分にも目を向ける事が大事ですよ
私がヤエン自作する際一番に考えるのがアジをどれくらい食わしてヤエンに掛けるかです。
要するに第一支柱と最初の針までの長さです。今のヤエンは16㎝で設定してますのでヤエンに掛かりやすくする為にアジの縦抱きも重要な要素になってます。
ここが短いヤエンを作るとゆう事は早く寄せれず(ゆっくり寄せて)ヤエン投入まで時間を掛けるヤエンスタイルとなります。
どっちが良いとかではなくどちらもヤエンスタイルなんで自分のスタイルに合ったヤエンを作ればいいだけですね。
それがコンセプトになると思います。
ローラーに関しは先程も少し触れましたが回転の滑らかなローラーは確かに空中滑走は少しだけ良いですが空中で早くても(どれも似たり寄ったりですが回転が良い、悪いはありますね)海中に入ると薄くて小さいローラーで重めのヤエンの方が進みは良いです。
いくら空中滑走と言っても大型アオリイカが水面近くまで浮いてくる事は稀(無いと考えた方が良い)ですので自分的には出来る限り寄せられるタックル(竿とリール)で寄せてまくって水中での進みも比較的良い少し重めの小型ローラー搭載のヤエンがおすすめです。
ローラーはあくまでも補助的な役割なので基本はヤエン寸法をきっちり考えて作る事が重要と感じます。
寄せの際もロッドを上に構えて寄せて来るとアオリイカの足側が持ち上がるとか言う人いますがホンマ?
大型になればなるほど持ち上がる事などなくて大型アオリイカほど水中では水平姿勢を維持したまま寄ってきます。
2キロや3キロを足元まで寄せれば分かるw
また、気を付けて欲しいのがヤエン1号機を作って実釣テストし改善点が見つかり変更する場合は一気に変えない様にする事が大事です。
現状どの部分が影響しているのか考えて変更して下さいね。
一気に二つ以上変更すると、どちらが改善の為のキーポイント(問題点)だったのかが分からなくなり今後のヤエン自作に生かせなくなりますのでw
何でも良ければ支柱なんてテキトーでも良いかもしれませんがヤエン釣りは確率の釣りなんで釣果を上げる為の良いセッティングってゆうのも確実に存在するのは確かですね
たかが支柱ですがされど支柱です。 ローラー付ければ何でも一緒とゆう事はなくヤエンの基本設計があってのローラーです。
是非一度支柱について考えてみて下さい。(私ももっと勉強します)
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