今回はヤエンに使うラインの重さについての記事となります。海中での重さではなくライン自体の重さが飛距離やリール性能にどれほどの影響があるのかって視点です。
ラインを選ぶ時、比重を考える人は多いと思いますがライン自体の重さを考える人は少ないのでは?メーカーはリール性能を上げる為に素材を見直したりしながら必死に開発してますがラインの種類によってはいとも簡単にそれらを覆す事にもなります。
ラインの重さを量るにはライン買ってきてケースから出して秤を使って重さを量れば一目瞭然ですが重い方が良いのか軽い方が良いのかどっちがリールにとって良いのか普通は考えた事ないですよね~w w
初心者の方には重さを量る前に復習ですw w
ヤエンのラインは種類によって重さは変わる?
ヤエン釣りで使われるラインは大まかに分けてPEライン、ナイロンライン、フロロカーボンラインに分けれますが単純に考えて一番軽そうなラインはどれだと思います??
チョ~初級問題ですw そうです、PEラインですね!
ヤエンで使うような高比重PEラインは少し重く作ってありますがそれでも同じ強度ならPEラインが一番細くて軽いです。次にナイロンライン⇒フロロカーボンラインとなります。
サンラインのフロロとナイロンを持っていたのでケースから出して秤で重さを量ってみました。
太さはどちらも10ポンドですが長さがフロロカーボンラインが100メートルでナイロンラインが150メートル
重さを量ってみたところ数グラムフロロカーボンラインの方が重かったです。
しかしナイロンラインは150メートル巻でフロロカーボンラインの方は100メートル巻き!!
水に対しての比重が重いので当然っちゃ当然ですが50メートルも少ない巻き量なのにナイロンラインよりフロロの方が重いんです(フロロは写真下 FCスナイパー)
ラインの太さも以前記事にしてますが(ヤエンラインはフロロ?ナイロン? 同じ太さで強いヤエンラインはどっち?)同じ10lポンドでフロロが0.29mm ナイロンで0.26mmでラインの太さもフロロの方が太い・・・でも強度は同じ10ポンドとゆう事はナイロンラインの方が細くて強いとゆう事ですね
昔にD社からヤエンリールでフロロ専用と謳ったリールが販売されてましたがこの様な由縁だったんでしょうか?(フロロはライン径が太い)
この様にフロロカーボンラインは比重と同様に重さも重く作ってある為、リール性能にも少なからず影響を与えてる様です。
その影響とやらを見てみましょう!
ヤエンに使うラインの重さが軽い方が良いのには理由がある
ヤエンラインは軽い方が良いのはなぜか?釣りメーカーのリールを見れば高額なリールほど軽量化されています。レバーブレーキリールも昔に比べれば肉薄でシェイプアップされていますね、高額なリールになればなるほどですがなぜメーカーは軽量化するのでしょうか?
軽量化するのはラインローラーやスプールが軽く成ればなる程、ブレーキ力が少なくて済むからですね(他にも恩恵は有ります)これはベイトリールもスピニングリールも同じですが、ヤエンで言えばアタリ時にラインローラーの慣性力がつき難く、より小さなブレーキ力(より小さいブレーキシュー)でガッチリ糸の放出も止められる・
フロロとナイロンを同じ長さ巻くならナイロンラインを巻く方がラインの軽さもハンパなくリール本来の性能をフルに発揮出来ると思うw
ベイトリールに於いては陸っぱりでの飛距離に影響します。より軽いスプールでより小さなブレーキ力の方が飛距離も出ます。
ここに重たいフロロカーボンラインを巻くとリール自体のバランスも変わってくるし、スプール自体が重くなり高額なリールを使っている意味が無くなる薄れるので何か特別な意図が無い限りはより軽いナイロンラインがヤエンラインとしてはおすすめです(もっとおすすめはPEライン)
特にボートヤエンの様に飛距離をあまり必要としない場合は別ですがベイトリール同様に陸っぱりで広範囲に探る能力を持たす場合には軽いヤエンラインは最高のウェポンとなります。
又、リールのヘッド部分(スプール)が重くなると手元より前が重くなるんで大型アオリイカを寄せる際のやり取りやロッドのブレ、持ち重り感などに影響されるとも言われています。
ヤエンのラインは同じ重さと強度ならより細い方がいい?
ヤエンに使うラインの重さは軽い方が良いのは分かって頂けたと思うんですが、同じ強度なら細い方が更に良いと思います。
私自身のあるあるなんですけど飛距離は最高のアドバンテージになる・・です。特に陸っぱりからの釣りではフロロやナイロンと比べて同じ強度でも細くて軽いPEラインは軽く投げるだけで良く飛びます。
ナイロンラインやフロロと同じ着水点でも軽く投げてる分アジがすこぶる元気です。アジが元気とゆう事はロッドのあしらい方によってはアジを更に泳がせて沖を攻める事が可能となります。皆が狙えない更地・・・
ちょっと大げさだけどアジが元気だとベールオープンでどこまでも泳がさせていく事も可能ですしノーブレーキ状態で泳がしていく事も可能ですw でも200メートル先とかでデカいの乗ると寄せるのが課題ですけどアタリを出すのが優先なんでね。
私はアジの大きさ次第ですが余りに遠くで乗せた場合に寄せきる事が難しそうな場合や時間が掛かる場合には無理やりアジを放させロッドで出来る限りサビいて距離を詰めますw w サビく距離は1回15メートルから20メートルを下手したら2~3回するかもしれませんw
皆が攻めてるポイントやアタリが薄い時なんかは尚更遠くに泳がせノリを誘発させる様にしますが距離がある場合はサビく事も考えながらグイグイいきますね。
再度乗ってこない場合も有るけどその時はその時でしょって感じw 大型アオリイカほど浮いて寄ってくる事なんかさらさらないし距離有り過ぎるとヤエンも届かないしね
今年獲った3.595gも少し距離あったのと海抜0メートルどゆう状況を加味して2号オモリ付けた自作ローラーヤエンで仕留めてるので流行の軽量ヤエンが神ではないよ
仮に0.8号オモリのヤエン使ってたら途中でヤエンがストップして到達させられたかどうか分からないので
ま~結果論ですが軽量ヤエン使って時間掛ければイケたかもしれませんが時間掛けるとそれだけアジを食わす事になるんで食い逃げや針とアオリイカの位置関係も変わってくるしどうなってたやら分かりませんw
初心者の方に覚えておいて欲しいのは軽いヤエンがどんな時も進行速度が速い訳では無いって事。水中では有る程度の重さがある方が早いですw
話しが脱線しましたがライン重量の軽くて空気抵抗の少ない細いラインが飛距離に於いては一番でより大型のアタリも出やすいと感じています。
ヤエンのラインの重さは軽い方が良い|まとめ
ヤエンに限らずルアー釣りでもフカセ釣りでもなんでもそうなんですがラインは軽いに越した事は有りません。リールの性能や投げた時の飛距離等を考えるなら重さの軽いラインを選ぶようにしましょう!
スプールに重い物を巻くより軽いラインを巻く方がリール性能を引き出せるのは確かですしキャストが必要な釣りには狙う範囲が広いのは重要なファクターともなります。。
ヤエンラインを選ぶ際にはこんな視点で見てみるのも釣りをしていく上でおもしろいのではないでしょうか?
私自身は軽くて飛距離も出るPEライン一択です。
ノット部分で切れない様にPE0.8号にリーダー1.75号を二ヒロほどノーネームノットで結束しています。この結び方ならPEとリーダー接続部分では切れずヨリ戻し尾針で切れますので根掛り時にタイムロスの心配は殆どありません。万が一切れたとしてもPEラインをヤエンラインとして使うメリットの方がデカいですw
小さな拘りの積み重ねが大型アオリイカとの出会いも増やしてくれると思っています。
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