こんにちは あきです。
今回はアオリイカを夜釣りで狙う際のマナー注意点を書いてみたいと思います。
一口に注意点と言っても道中に関する注意点も有ればアオリイカ釣り自体、実釣面に関するマナーや釣り方に関する注意点などさまざま有りますが今回は夜釣りでのマナーや注意点、を綴ってみたいと思いますのでお付き合い下さい。
夜釣りに行く場合はアオリイカだけでなく釣り場には色んな魚種を夜釣りで狙いに来るアングラーもおられますので、やってはいけない事やマナー的な部分も多分に含まれます。
なのでトラブルを未然に防ぐ意味でも初心者アングラーの方は特に気を付けて下さい。
一応、私なりの観点で書きますのでその通りしないとダメだとか強制的なものでは有りませんが気分良く夜釣りが楽しめてアオリイカの釣果にも繋がってくると捉えて頂ければ幸いです。
夜釣りでアオリイカを狙う段階で知っておく事は…
ポイント状況(風力・風向き)を調べる
これからアオリイカ釣りの本格的なシーズンに入りますが、ターゲットであるアオリイカ自体も早生まれの個体になれば2キロに迫る個体や、それ以上に成長した個体も釣れる様になってきます。
その様な大きなアオリイカは秋に釣れるコロッケサイズやハンバーグサイズとは異なり大きい個体ほど夜に捕食行動する事が多くなってきます。
なのでこれからの季節、アオリイカ釣りをする場合は必然的に夜釣りが多くなるのですが、知っての通り夜釣りの場合は昼釣りの様に自由が利きません
要は暗い中での場所変えは昼間の様に気軽にできないw
ヘッドライトの明かりを頼りに重たい荷物を持って、さっき来た道を戻るのは危ないので、出来るだけ場所変えはしないつもりで事前にポイントを決めておきましょう!
当然ですが波が高い時はアオリイカを狙うには難しいので止めておいた方が無難です。
波が大丈夫なら次には風向きと風力を確認してポイントを決めるようにしましょう。
風は弱いに越した事有りませんが、追い風くらいなら少々、吹いていても夜釣りは可能ですが横なぐりの風向きでは夜釣りどころでは有りませんので自分が行くポイントの風向きや風の強さを忘れずチェックする様にして下さい。
大体の人はこれを外してしまいますので釣行日前まで良く見る様にしましょう。
幾ら過去に釣れたと言っても横なぐりの強風が吹きそうな日なら柔軟にポイントを変える事も必要ですしその方が釣果は上がりますのでねw
風の全体感は気圧配置で確認してピンポイントの風力や風向きはウィンディで事前に確認し両方を分析して場所決めする様にしましょう!
夜釣りは明るいうちに釣り場に着いておく
ポイント確認をする
さぁてと、アオリイカの夜釣りで狙う日が決まりましたので後は何時ごろに釣り場に着いておくかが問題ですね
見出しにもある様に釣り場には明るいうちに到着する様にして下さいね
理由は・・・
- 暗いと道中危険な為(明るいと何でもない事が暗くなると対応できなくなります)
- 明るいうちにポイントを確認
- ポイント確保
防波堤なら未だしも地磯となると徒歩10分や20分なんてザラにありますし勾配もキツいので明るいうちに歩くようにして下さい。
先程も書きましたが明るいと何でもない所が暗いと非常に危険になりますし、もし転倒や滑落などしようものなら目も当てられません。
真っ暗の中滑落して腰の骨を折ったとか、前記事でも書きましたが転倒の際に手を着いて負傷したなんてよく聞きますのでヘッドライトの光源も全体が明るくなる様にフォーカス機能やサブライト付きを選んで距離感が掴めるヘッドライトを選択するようにしましょう。
距離感が掴めないと眩惑されやすくなります。
また、明るいうちに釣り場に到着しシモリやハエ根の位置は当然の事ながら確認しますがアオリイカを取り込む際の場所も事前に決めておくようにします。
その際は潮汐も考えて下さいねw
特に釣り場に到着した時が干潮時ならその日の満潮時はどこで取り込むのかまで安全の為に考えておいて下さい。
潮位がどこまで来るかは磯に着いている貝類でおおよその把握は出来ます。
貝が付いてる場所は間違いなく海水が上がってくるか傾斜になっていれば波が上がってきますので考慮するようにして下さい。
最後にアオリイカを夜釣りで狙う場合は早めに釣り場に着いてポイントを確保するようにして下さい。
この時、注意する事は稀に場所取るのにピトンだけ差してその場から居なくなるアングラーが居るようですが場所取りする場合はトラブル防止の為、誰か一人でもその場に居るようにした方が良いですね。
どうしても無理な場合は近くに釣り人が居れば一時だけ見てて貰える様に声掛けするようにしましょう!
単独釣行などで車に忘れ物をした時なんかは少しの時間釣り場から離れないといけない場合も有るかと思いますが、このような場合は防犯の意味も兼ねて最小限の時間で戻る様にするか一旦、道具を仕舞う事も考えて下さい(短時間で戻って来られるなら自己判断で)
又、夜釣りでは無いですが昼釣りで釣り場を確保する為に夜明け前からピトンのみ打ちつけ後は車などで仮眠を取っているアングラーも見掛けますがピトンに引っ掛かって転倒したり、つまずいて転倒した際にピトンが体に刺さったりして危険ですのでピトンにライトを点けるなりの配慮が必要です。
基本的にその場に居れないならピトンだけ差しておくのは控えた方が良いかもですね(良く揉めてるのを見掛けます)
アオリイカの夜釣りは1本竿で狙う
竿の管理が大変です
アオリイカを夜釣りで狙う場合は三種類の釣り方が有るのはご存知の通りですよね
ヤエン釣り 浮き釣り エギングですが私が見た中ではエギングのアングラーはほぼ100%、竿(ロッド)1本でされていますがヤエン釣りや浮き釣りアングラーは一人で数本出されている釣り人も良く見かけます。
活きアジを使う釣りなので竿(ロッド)を数本出すと場所も取りますしアタリが有ってもラインがクロスしたりと何かとトラブルも増えやすいです。
又、アジの数や管理(夜なのでどこ泳いでるか分かり難い)も大変でお金も掛かるし非常に忙しいアオリイカ釣りになってしまいますw
私も過去には2本出していた時期もありましたがやめましたw
当時はたくさん竿(ロッド)を出した方がアタリが出やすいと思ってましたからw
実際は1本でも3本でも釣果は変わらなかったし1本竿の方がアジが今どうなっているとか、より考えて繊細な釣りができる為、小さな事でも気付きやすくアタリも出やすくて釣果も良い様に思います。
皆さんも1本竿(ロッド)でより集中したアオリイカ釣りを実践してみてはいかがでしょうか。
ヘッドライトの照射は気を付けるべし!
夜釣りする時にはライト照射に注意する
夜釣りする時の必需品のヘッドライト
各社さまざまなヘッドライトを開発していますね
中でも充電式のヘッドライトや高照度のヘッドライトなどさまざま有るようですがヘッドライト購入する際に一番考えるベネフィットとは明るさですね
最近の傾向としては、より明るいヘッドライトが売れ筋の中心の様なのでライトを直接見たりなんかすると目に害が出そうなくらい明るいのでアオリイカを夜釣りで狙う場合は注意が必要になってきます。
夜釣りで良くやられるのが釣りしていて後から来た人に「釣れますか~」ってもろ顔面にヘッドライトを照射されるやつ悪気はないんでしょうが、一瞬、眩惑されて何も見えなくなり危ないですね
アレは絶対にしてはいけない行為なので声を掛ける場合はヘッドライトをオフにするか地面を照らすように私含めて注意しましょう。
夜釣りでアオリイカを狙う場合、ヘッドライト照射には以下の点を気を付ける様にして下さい。
初心者がやりがちなのが海面を照らしまくるやつ…。
これはマジ、気を付けないといけません。
これをするとベテランヤエン師も魚釣り師もめちゃくちゃ嫌がりますしトラブルの元になるので気を付けましょう!
明るいヘッドライトで海面を照らしてしまうと魚(ベイト)が驚いてしまいアオリイカも警戒しその場から離れてしまいアタリが出難くなりますので海面を照らすのは周りに誰も居ない状態以外では控えた方が無難ですね
特に近くに釣り人が居たり、光軸の先に釣り人が狙っているポイントがある場合は要注意です(怒られます)
夜釣りで狙う場合の最低限のマナーなので覚えておくようにして下さい。
あと、いまアジがどこを泳いでるのか把握する為に穂先を上方向から照射する事もタブーです。
アオリイカを夜釣りで狙う場合は穂先を海面と平行か上向きにしておきヘッドライトを照らす際には光軸が海面と平行か少し上ずる感じになる様にして直に海面を照らさない様にして下さいね!
これも他の釣り人とのトラブル防止の為にするのですが人の為も有りますが自分の為でもありますw
より多くのアタリを出し釣果に繋げたいなら釣り技術の一つとして覚えておくようにした方が良いですね。
とは言いつつ、取り込み時なんかはどうしても照らさないと見えませんのでランディングの際は出来る限り足元まで寄せてから取り込むようにすれば問題ないと思います。
私がランディングする場合も極力足元まで寄せてフォーカス機能で光軸を絞って取り込みます。
5メートルのタモの柄を全部出す事など殆どなく大体、3メートル位まででしょうかねw
足元が高い時だけ全部出す事も有りますが(真下に)基本、出来る限り足元まで寄せてギャフるようにしています(そうすればギャフも失敗し難いですし一人で余裕で取り込めます)
私の使用しているモデルは確か230ルーメンだったと思うのですが十分良く見えています
明る過ぎると手元が白くなり逆に見えなくなるばかりか海面を照らすと釣れなくなってしまいますのでヘッドライトもほどほどが良いかもしれません。
夜釣りでは危険魚が釣れる
毒魚にご用心
アオリイカを夜釣りで狙っていると時にアオリイカ以外も釣れたりします。
中には毒を持っていたり歯が鋭かったりと知らないで触れると危険な魚もいますので代表的な毒魚を上げておきます。
もし針掛りして釣れても直接触ったりせず糸から切ってリリース(逃がす)して下さい。
どうしても触らないと針が外せない場合はアオリイカの持ち運び時にも手が汚れずタチウオや他の魚も掴めるゴールデンミーンのOSシザースをおすすめします。
又、ヤエン釣りでも魚釣りでも何かの時に使えるプライヤーはもっておきましょう!
プライヤーがあれば素手でなくプライヤーを使って針を外せるので安全ですしアオリイカの解体時に墨袋も挟めてるので大変便利です。
【サメ】
言わずと知れたヤバいやつですw
アオリイカ仕掛けでは殆ど釣れる事は無いですが稀に糸が切れないで往生する事が有ります。
もし糸が切れない場合はコチラ側で切る様にしましょう!
無理に上げて陸の上で大暴れしケガした人も居るので注意して下さい。
【ウツボ】
こちらも歯が鋭く噛まれると大ケガしますので糸切って逃がすようにしましょう!
毒は無いので食べるなら肛門から棒を突っ込むか尻尾を持って振り回して磯に叩きつけるかして絞めて下さいw
釣り場で頭と内臓を取り除いて持ち帰る方が良いです。
【エイ】
エイは大阪湾~南紀まで日本中どこでも生息していますが特に和歌山では多く居る気がします。
尻尾に巨大な毒針が有り毒針の両側には逆バリが並び大変危険であり指なんかでさわれば触れただけで切れるので要注意です。
万が一刺されば安易には抜けなくて仮に抜けても傷口が大きく割けるので糸を切って逃がすのが得策です。
【ハオコゼ】
アオリイカ釣りのゲストとして知られていて北は青森県から九州南岸まで生息しており背ビレと頭に毒針を持っています。
比較的浅い海の藻場や岩礁帯に好んで生息し昼間は陰に隠れていて夜活発に活動します。
特に初心者は夜間釣り上げてガシラ(カサゴ)と間違わない様に注意が必要です。
【ミノカサゴ】
私は釣り上げた事は無いですが泳いでるのは数回目撃しています(串本)
見てる限りでは泳ぎは優雅でゆっくりとしていますが捕食時には俊敏に獲物を一瞬で仕留めます。
背ビレの毒針に刺された場合、激痛を伴って患部が腫脹、人によってはめまい・吐き気を起こすこともあるので背ビレには絶対に触らない。
【タチウオ】
この魚は美味しくて釣りものとしても人気があります。
毒は持っていませんが鋭利な歯を持っていますので釣り上げた場合は歯で切らない様に注意して下さい。
【ダツ】
サンマのような魚体に長い口が特徴。
その長い口ばし無数の尖った歯を持っていてルアー釣りの外道として良く釣り上げられています。
この魚もタチウオ同様に毒は無いが歯が鋭く陸に上げてからも暴れまくるので歯でケガしない様に注意する事。
【動物】
和歌山の地磯などではアライグマやネコ、タヌキなど良く出没しますので食べ物はクールバックやタックルバッグなど歯が立たない様な入れ物に入れ、荷物置き場にはランタンなりの明かりを照らしておく事も獣除けとしては有効です。
こちらのランタンは照度もあり少々の雨なら大丈夫な小型ランタンです。
私は全周照らさなくてもいいので半分だけアルミホイルを貼っていますw
また、布製のバッグなんかは匂いが漏れてたりするとアライグマなんかは歯で破ったり軽いとそのまま持っていったりするので注意して下さいw
ネコとタヌキは臆病なんですがアライグマは時に凶暴になりますので注意が必要です(子供を連れてる時など)
タヌキとアライグマは似てますが見分け方としては尻尾を見れば分かると思います。(アライグマはシマ模様)
最後に・・・
鋭い歯を持ったものや背ビレに毒を持ったものまでご紹介しましたが、この他にもたくさん危険な魚や軟体動物が居ますので分からない場合は素手で絶対に触らない様にする事や持って帰って食べない様にしてアオリイカの夜釣りを楽しんで下さいね。
又、人間の持っていった食料の食べ残しなどは野生動物が居着く原因になりますのでゴミ類は必ず持ち帰る様にして下さい。
コメント
いつも拝見して完コピしております笑笑
ランタンやエアーポンプなどで単1電池を使いますが単1電池を2本のみ充電出来るものってありますでしょうか?
パナソニックのでっかい充電器は見つけたのですがもっとコンパクトなのが良いのですが…。
嶺上開花コメントありがとうございます。
単一電池を2本のみ充電できる充電器を調べてみましたが
4本使いを個別に稼働させる充電器しか見当たりませんね(涙)
私もインパルス用のを使用しています。
もし見つけられたら教えて下さいw
いつも楽しく読ませて頂いてます。
今度機会があれば、テーマを「潮の動き」について取り上げて頂けませんでしょうか。
風で水面が流れているだけの状況を見て潮が止まってるとか動き出したなんて言う人がいますが
海中の状況って本当にわかるのでしょうか。大潮や小潮時の違い、それから二枚潮や三枚潮なんて言葉も合わせてお願い出来たら嬉しいです。
M村ノリオさんコメントありがとうございます。
潮の動きですか・・
なかなかマニアックですね~
マニアック過ぎて難しいかもw
記事に出来そうならしてみますねw